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【房総半島ぶらり】金曜日のドライブ

時は午前9時から始まる。スタートは横浜駅。日産グローバル本社ギャラリーと横浜ベイクオーターをつなぐ橋から始まるドライブもそうそう無い。

さて、コロナのおかげで昼夜逆転生活を送っていた私にとって、午前9時の集合はなかなかの拷問であった。

無事に友人と合流し、早速ドライブに出発。当日に行く場所を決める弾丸ドライブであった。牧場に行きたいという友人の要望からマザー牧場のある千葉に決定した。

千葉に行くのであれば、房総半島。という流れで我々は海ほたるを走って千葉に渡るとする。

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海ほたるからの眺め。水平線が見えることから地球は丸いと感じる。(なぜに...??)

ちなみにGoogleマップから見た海ほたる。

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当初はマザー牧場に行く予定だったが、行き当たりばったりのドライブというわけで、なぜか岬に行くつく我々であった。

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こちらは富津岬から撮ったパノラマだ。

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途中、テラス・プサラスで休憩。「テラス・プサラス」とはギリシャ語で、漁師の集まる場所のことなのだそう。

店は、白さ際立つ素朴なログハウスで、木目を活かした店内は、南国タヒチのカフェリゾートのような雰囲気。テラスから見る浜辺は日々の喧騒を忘れさせてくれる。そして、潮風と波の音が自然のBGMになり、ほっと一息つく。

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ゆっくりとテラス席に落ち着き、珈琲とチーズケーキをいただく。珈琲はドリップで、苦味の少ない優しい珈琲の味わいがまるで波のように口いっぱいに広がる。

チーズケーキも優しい味わい。しかし、その中に微かな酸味も秘めている。まるで人生のようだなと感じた。

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しばし、深い安堵感が訪れる。極上のひとときが私を襲った。気がつくとテラスから夕陽が沈む光景が見えた。東京湾に、飲まれそうな光の道を私はずっと眺めていた。というか引き寄せられるように「鑑賞」していた。

鋸山

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次に向かったのは鋸山だ。私たちが麓についたのは大体15時20分ごろ。当初はロープウェイに乗ろうかなと考えていたが、調べてみると冬期のロープウェイは16時までだそうだ。これはまずい、と思い、車だったらどうだと調べてみると、有料道路があることが判明。

この道路の入り口が閉まるのが16時半だから急いで、入り口に向かった。入り口でおじさんに16時半に閉めるよときつく釘を刺され、山道をスピーディに駆け上った。

こちらが鋸山名物の【地獄のぞき】だ。山頂展望台にある地獄のぞきからは東京湾および房総半島、富士山等を見渡すことができる。

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20分かかると言われる道を5分で駆け上った。日頃運動していてつくづく良かったな感じる。

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こちらは【百躰観音】だ。100体いらっしゃる...??

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いくつかのお地蔵さんの首がなくなっている。

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お願い地蔵

尊大仏広場に安置されているお願い地蔵は、さまざまな願いがかなえられると尊崇を集め、お願いする人の氏名を書いた小さなお地蔵さまが、無数に奉納されている。聖菩提樹平成元年五月、インド国政府より、日印親善と世界平和を祈念して、釈尊成道の聖地、ブッダガヤの聖菩提樹の分木が日本寺へ贈られ、大仏広場に植えられている。

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千葉鋸山乾坤山(けんこんざん)日本寺(にほんじ)。日本寺は約1300年前、行基により開かれたとされる関東最古の勅願所。石像総高31メートルもあるそうだ。

鋸山日本寺の由来

日本寺は今から約千三百年前、聖武天皇の勅詔と、光明皇后のおことばをうけて、神亀二年六月八日(西暦七二五年)高僧行基菩薩によって開かれた関東最古の勅願所である。
初めは法相宗に属し、次いで天台、真言宗を経て徳川三代将軍家光公治世の時、曹洞禅宗となって今日に及ぶ。現存の古碑銘にあるように、かつては七堂、十二院、百坊を完備して、良弁僧正、慈覚大師、弘法大師などの名僧が訪れ修行した我が国でもまれにみる古道場である。

本尊の薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)は日本三薬師の随一として尊敬を集め、江戸時代の最盛期には実に三百万人講の名をもって東海千五百羅漢彫刻の大工事が行われた。

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日本一の大仏さま

昭和四十四年六月、四ヵ年にわたる復元工事によって再現した名実ともに日本最大の大仏さまである。当時は御丈八丈、台座とも九丈二尺あり、天下にその偉観を知られていたが、江戸時代末期になって、自然の風蝕による著しい崩壊があり、昭和四十一年から復元工事が行われた。

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名勝鋸山当山十万余坪(8万㎡)の境内地は千葉県指定の名勝で、十八勝、三十六景など数多くの秘境に富み、三尊御来迎の姿といわれる瑠璃、日輪、月輪三峰の大偉観、富士を眼下に東京湾を始め、全関東を一望にする頂上の大景観とともにその美しさは言葉では表現できないほど。

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その広さは全てを鑑賞するには二日を要するといわれるほど。また、すぐれた景観だけでなく、学術的にも貴重な存在で、山中の地質、動植物を調査研究するものには「天然の大博物館」として注目されている。

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かなり急足で駆け巡ったため、正直じっくりみる余裕はなかった。次回こそ事前に下調べして時間に余裕を持ってこよう。

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下山の時、窓からパシャリ。

帰りは鋸山麓の金谷港からフェリーに乗って神奈川県久里浜に向かった。車も乗船できるため、ドライブにぴったりである。

40分ほどで久里浜に到着した。帰りはスシローでお寿司をいただいた。

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ちょっと高級路線のお寿司にチャレンジ。

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甘いものは0カロリー。今の回転寿司はラーメンからデザートまでなんでも揃っている。

終わりに

久しぶりにドライブしてみたが、春の息吹を感じた1日であった。少し肌寒いが、着々と春に向かっていると思うと、和やかな気持ちになる。

たまには散歩したり、ただぼーっとしたりするのも良いなと感じる。悩むのが億劫になった時は一度頭を空にして、自然を五感で感じてみよう。


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