世界のエコビレッジ デンマーク編


《自己紹介》
古山憲正 ふるやま けんせい

1998年生まれ 福島県いわき市出身
2015年より俳優活動を開始。
高校卒業後、世界を旅する。
パーマカルチャーを知る。
日本にゼロから村を創るために
イスラエル、デンマーク、イギリス、
世界の共同体でコミュニティシステムについて学ぶ。
未来 ゼロから〝村〟を創ります。
村ネットワークも全国につくります。
最高の芸術は村創りだ 


みなさん こんにちは。日本に帰国してから約2週間が経ちました。
久しぶりの都会生活と日本の生活で、戸惑いを感じながら2週間の隔離生活を終えるのかなと思っていましたが、楽しい隔離生活ができました。
明日からレンタカーを借りてとあるコミュニティで農のある生活に回帰する予定です。
コロナが落ち着くまでは、明日から住ませて頂くところで、
日本の農について、農と福島の放射能問題について考えることができたらいいなと思っています。

コロナの影響で生活が困難になっている方が多いと思います。
私が、この1年間、海外の共同体(コミュニティ、エコビレッジ)で生活していたのですが、共同で生活を送ることがこの先の問題を解消する近道だと思っています。


個人的な生活から集団的な生活へ   

利己的な考えから利他的な考えへ     

消費者から創造者へ。

今までの生活と対照的で、実践することが難しいと思いますが、周りの人たちと協同していけば、生かし合うことができれば、実践することができる問題だと思います。

現在、30代、40代の方を中心に日本各地に環境に優しい生活を実践する人、田舎暮らし(エコビレッジ生活)をする人が増えてきています。
課題は、この出来事を文化にすることだと思います。

そして、今こそ、私たちの同世代(10代、20代)を巻き込んで、                 集権化されている都心から地方へ 地本分散型の道へ歩みたいですね。
僕の友人、知人というのは、東京の大学に通っていたり、アーティストとして都心で仕事をしなければいけない人たちが多くいて、
この都心にいなければいけないということを解消できたらいいなと感じます。


話は変わりますが、2019年11月に2ヶ月半、Svanholm(スヴァンホルム)というデンマークにある共同体(コミュニティ、エコヴィレッジ、大家族、シェアハウス)でボランティアとして訪れました。
もしご都合の良いときに、共同という生活の一部を観てください。

他のエコビレッジとの大きな違いは、収入の共有です。                                  いわゆる、シェアリングエコノミーがこの共同体の持続している仕組みになります。
スヴァンホルムに住む人たちは、収入の約80%をスヴァンホルムに収めます。


デンマークでは、収入の約40%を税金として収めなければならないので、収入全体の40%がスヴァンホルムに入る仕組みになっています。

結婚するとお祝い金の支給、65歳以上で年金を支給される仕組みになっています。

コペンハーゲンから電車で約2時間、駅から徒歩20分のエコビレッジ「Svanholmスヴァンホルム」430ヘクタールの広大な土地に、
住宅、ジム、フットサル場、卓球場、農地、カフェ、食堂、保育園を備え約120人の人が暮らしています。

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1978年創立と長い歴史があります。以前までは、数家族が貴族が住んでいた土地と家を買い取り一緒に住み始    め、                 それが規模を拡大しながら現在の形になったようです。

スヴァンホルムには4つの共通理念があります。
①Common ideals concerning ecology (エコロジーに対する共通理念)
②Income sharing (収入の共有)
③Communal living (共同生活)
④Self government (自治行政)

また、住人は、①農業②林業③建築④キッチン⑤経営に関わる部門の5つのグループに構成されていますが、外で働く人々も数多くいます。


毎週開かれる会議で挙がる検討事項や予算を、全会一致にて決定し、全員が納得するまで繰り返し話し合われます。
エコビレッジ内には広大な土地があり、たくさんの種類の作物を育てています。数多くの野菜、果物、ハーブ類や花。
すべて完全無農薬のオーガニックです。                「自分たちで食べる物は自分たちで作る。」まさに自給自足の生活を築いています。
スヴァンホルムには、私のような全世界中からボランティアの若者が集まってきます。

週に30時間働くことを条件として食住が提供され
①農業グループ、②建築グループ、③キッチングループに分かれて仕事が行われています。
エコビレッジのコミュニティのあり方に興味のある人やオーガニック農業に関心がある人はもちろん、
ただの休暇でリフレッシュに来ている人、人生の夏休み期間で来ている人など理由もさまざまです。


多くの方がスヴァンホルムで共同生活を体験し、大きな変化を感じて欲しいです。


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