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Special Talk 芸術的移住 vol.1


スタジオ有明の月 岩清水 緑風と朝倉 香絵❌佐賀県移住支援室 平間 光治さん

佐賀県への移住者を増やす取り組みをしている佐賀県移住支援室とスタジオ有明の月。全国を見てきた私たちの意見を、移住支援室の平間さんに率直にお話ししてみました。

▷全国を巡った中で、佐賀県が一番住みやすいです。

平間さん 恐らく実感されてらっしゃると存じますが、佐賀県には質の高い魅力がたくさんあるはずなのに、それが伝わっていない、認知されていないというのが残念だなとつくづく感じています。そういった魅力を県外から来られた方の視点でPRしていただけるのは、大変心強いと感じますし、感謝の気持ちでいっぱいです。
岩清水 私たちの感覚では、日本全国を巡った中で佐賀県が一番住みやすいです。北海道から沖縄まで、東京も含めて実際に住んできて、間違いないです。

平間さん どういったところが住みやすいですか?
岩清水 いろいろあるんですけど、1つ例としてあげるとお水はけっこう重要です。私たちは東京の世田谷に拠点がありまして、そこから片道2時間半かけて山梨県まで湧き水を汲みに行っているぐらいの湧き水マニアなんです。
平間さん すごいですね!
岩清水 東京に住んでいると、水を汲むだけで毎回5時間です(笑)。美味しいんですけど、なかなかハードですよね。だけど有田に至っては内山から10分で龍門峡に行けましたし、鹿島は平谷の湧き水をとても気に入ってるんですけど、ここから30分で行けるんです。
朝倉 料理にも全て平谷のお水を使っています。だから料理も本当に美味しくなるんですよ。
岩清水 平谷の湧き水は私が20年以上愛飲しているオリジナルブレンドのお茶との相性が、全国の湧き水を飲んできた中でナンバー1だったんです。

▷総合点で条件をクリア。ここに住むと決めました。

平間さん 住むのに一番いいと思われたポイントはお水ですか?
岩清水 住むとなった場合に、どれか一つだけ突出して良いとか、3つぐらい良かったとしても、マイナスポイントがあると難しいですよね。だから総合点で決めています。6つの基準があるんですけど、鹿島は総合点で条件をクリアしていたんです。

平間さん 6つの基準というのは、お聞きしてもいいですか?
岩清水 お水、陸の食べ物、海の食べ物。
平間さん それは佐賀の自慢ですね。
岩清水 それと人です。この地域は昔から人と人の繋がりが強いみたいですね。あとの二つは鹿島に少ないものです。一つは便利さです。

平間さん 都会に比べると確かに便利さは少ないですよね。どういうところで感じますか?
岩清水 私はワインが好きで、東京だと歩いて10分位のところに超こだわりのオーガニックワインの専門店があるんです。チーズも美味しいお店がたくさんあるんですけど、鹿島にはないんですよね。佐賀市で東京と同じチーズ専門店を見つけて『やった!』と思ったんですけど、片道1時間かかるんですよ。東京で湧き水を汲みに行くのと同じことが起きてますね(笑)。
平間さん なるほど。物は、地方はどこも少ないですよね。

岩清水 逆に言うと渋滞がないのはプラスです。東京は環八(環状8号線)っていう巨大な道路があって、抜けるだけで1時間くらいかかって大変なんですよ。鹿島に一年近くいて、渋滞したのは1回だけ、お正月に祐徳稲荷の所が混んだだけでした。それ以外は渋滞0です。だからいつも時間が読めるんです。
朝倉 交通渋滞がないというのは本当に快適ですね。

平間さん そういうのは自分の中ですごく当たり前のことですけど、そうなんですね。普段の買い物っていうのはどうされてるんですか?
岩清水 この町のプラスポイントのひとつとして、スーパーマーケットが非常にいいです。野菜とかお肉とか魚といった一般的な生鮮食料品に関して言うと、ものすごく良質で、良心的価格で、いつでも手に入るっていうのがいくつもあるんです。東京では考えられないくらい良質です。東京だとデパートの地下に行かないと手に入らないような鮮度のものが普通のスーパーで売られてます。
平間さん うわぁ!すごい!
岩清水 はい、相当いいです。築地に行かないと手に入らないようなクオリティのものが、そこら辺で売られてるっていう感覚なんです。そういうスーパーが車で10分位のところに3つか4つあります。
平間さん それは本当によく言われますね。「これがこの値段で食べられるの?」って言われます。

岩清水 最後のポイントがおしゃれさです。物語の閃きが生まれるかどうかが命なので、センスが曇るような環境にいると良くないんですよね。この6つの総合点で決めているので、全部が良いわけじゃないんですよ。
平間さん そういうものだと思いますね。

岩清水 それぞれいいところと苦手な分野があって、その総合点で条件をクリアしていたんです。実は他の地域でも6つの条件を高い点数で満たせるところはあるんですけど、本音をお話しますと、鹿島は観光協会の会長さんが、かなり丁寧に親切に対応して下さったことが最終的な決め手となりました。
朝倉 信頼できる世話人の方がいらっしゃるというのは、外から来た人にとって安心ですよね。
平間さん その会長さんもそうでしょうし、この地域には外から来た人を受け入れる人間性があるんじゃないかと思います。それが決め手っていうのはいいですね。

▷都会から佐賀に憧れて移住する人を増やしたいんです。

朝倉 私たちは都会からの移住者を増やしたいと思っています。東京でバリバリ活躍している人達が「東京より佐賀の方がいいじゃないか!」と言って移住する人を増やしたいんです。
平間さん えぇと、それはどういうことでしょうか?

岩清水 都会から地方に移住するというのは、東京は窮屈で不便だけど、佐賀は自然豊かで、食べ物が美味しくて、人があったかいから移住するっていう感じの図式が多いですよね。
平間さん それはかなりメジャーですね。
岩清水 私たちはそれを覆す、新たなおしゃれタウンにしたいと思ってるんですよ。おしゃれな上に、人もあったかいし、自然も豊かだから、「佐賀いいなぁ。俺も佐賀に住みたい!」と言われるようにしたいという強い思いがあります。
平間さん それは理想ですね!

朝倉 ビジネスマンが、都会のストレスでやっていけないからのんびりした田舎で暮らしたいではなく、むしろ都心で活躍している人たちが「佐賀の方がいいじゃん!」と憧れて移住するイメージです。
平間さん なるほど!いいですね。
岩清水 そういう人たちが来ると町が動くというか、楽しい感じになると思うんですよ。
平間さん いやぁ、ありがたいですね。
岩清水 佐賀は実際に来てみるといいですしね。
平間さん 実際に来て下さった方々は「来てみたら良かった。」と皆さんおっしゃいますね。

朝倉 それが伝わっていないのはなぜかというと、佐賀県民の方々の自信のなさが原因じゃないかというのが私たちの見解です。
平間さん 佐賀県が実施するPRは、全国的に見ても確かに頑張っている方だと言われることがあります。それでも更に認知度を上げていくには、やはり佐賀県出身の方が県外でも魅力を語ることが必要だという意見もあります。まずは佐賀県民が自信を持って自慢できるようになることは、非常に重要だと思います。

岩清水 外部から来た私たちが佐賀県の良さを言うことによって、県民の方が自信を持てると思うんですよね。
平間さん 佐賀は自慢できるものがたくさんあるんですけど、いいと思っているものが人それぞれ違っていて、ひとつにしぼれないから言えないんじゃないかという話になったこともあります。
岩清水 確かに香川県のうどんや愛媛県のみかんのように、ひとつだと言いやすいかもしれませんね。有田焼、吉野ヶ里遺跡、お米もみかんも美味しいし、豆も玉ねぎも強い。
朝倉 お米は本当に美味しいですもんね。米が終わったら麦が育つって素晴らしいですよね。
平間さん 私も佐賀県の米はものすごく大好きで、大学時代は関西に住んでいたんですけど、ずっと実家から米を送ってもらって食べていました。海苔もありますしね。
岩清水 佐賀はウィークポイントがないんですよね。
朝倉 佐賀は住むのに向いてますよね。水も食べ物も美味しいし、スーパーマーケットもいい、人も優しい、渋滞もない。
平間さん 移住によって日々の生活の質が上がるということですね。
岩清水 生活するというのは、佐賀の良さが一番出ると思います。住むなら佐賀!!ひとつにしぼるとしたらこれですね。

対談
佐賀県 さが創生推進課 移住支援室
平間 光治(へいま みつはる)さん

場所 スタジオ有明の月

最終的に
住むなら佐賀!!
という結論に至りました。

回覧専用パーソナルメディア
有明の月新聞 2023年3月1日号

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