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今の気持ちや日々のことを残しておきます。

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マガジン

  • 日々の記録

    日々の記録です。

  • 妊娠、出産そして育児で考えたこと

    日々刻々と忘れていってしまいそうなことを書き留めておくメモです。

最近の記事

7回忌

2020年の夏に「3回忌」という日記を書いた。あの頃の気持ちが戻ってくることは無いけれど、まだ「あの頃の私はあの場所にいたんだ」という感覚で思い出すことができる。 3年目の「その人が亡くなったという悲しみよりも、生きていた時間があったんだということが奇跡で、そのことへの感謝がまず湧いてくるようになった」という感じは、その頃から変わらずに私の中にある。 私たちが昔からの友人と会うときに昔の話をしたがるのは、そういう「奇跡」があったことを一緒に思い出したいからなのかもしれない

    • 2023年の旅行記録

      1月 プーケット(タイ) 福島県西会津町(Nipponia) 静岡県熱海市(Fuunaと芸子見番) 2月 福島県いわき市(ハワイアンズと化石掘り) 群馬県高崎市(娘は山村留学体験、私はシネマテークたかさき) 3月 鹿児島県長島町(親子ワーケーション、マンダリンセンター) 福井県敦賀市(出張) 長野県辰野町(Co-sato) 4月 神奈川県横浜市(ホテル試泊) 6月 沖縄県宮古島 長野県辰野町(Co-satoふたたび) 福島県三春町 7月 長野県上田市(別所温泉) 8月 長野県

      • 互いを「死なせない」ために共に生きる

        朝日新聞デジタルの連載の頃から拝読していた。 壮絶だ。 回復記録なのかなと思って読んでいたが、びっくりするくらい話は暗転していく。「妻」さんは、自ら生死の境目に足を運び、その線の上を日々歩いている。 ありのままに描かれていて、そしてそれがとても壮絶だ。 でも、だからこそ、この本を必要としている人がたくさんいる。「妻」さんの「私みたいに苦しむ人を、もう出さないでほしい」との願いが叶うためには、1人でも多くの人に知ってほしい。 …でもそう思いながら、なかなか誰かに紹介する、とい

        • 成長だけでなく、老いも冒険である

          歳を取ることはイコール成長であり、自分の力でできることが増えることであり、興味も、行動範囲も、交友関係も広がる方向に進むものである。 ある年齢からは。 歳を取ることはイコール老いであり、自分の力でできることは減っていき、すべては狭くなり、小さくなる方向に進んでいく。 一般的に、前者はポジティブに捉えられ、後者はネガティブに捉えられる…ただ「その先は未知である」ことは共通で、いずれも冒険である。 朝起きたとき何を思うのか。 身体が動かない、のはどういう感じなのか。 眠りにつく

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        • 日々の記録
          10本
        • 妊娠、出産そして育児で考えたこと
          20本

        記事

          (自分の)過去ではなく(子どもとの)今と未来を語る

          ソウ・エクスペリエンスの西村琢さんの著書。娘が1歳の頃に当時のソウ・エクスペリエンスのオフィスで行われた勉強会に出席した時の、この写真がFacebookでリマインドされる度、西村さんのお話、当時のことを思い出したり。大人の秘密基地、みたいなオフィスでした…。 そんな西村さんの、子育ての本。これは読まなきゃ。 21の「やってみた」と20の「話してみた」、読者が「うちでもやってみよう」と思える、「そうか、そういうふうにやってみたら面白いかも」と思えるお話たち。 たくさん子どもと

          (自分の)過去ではなく(子どもとの)今と未来を語る

          スピンのある本、無い本

          2021年4月に膵臓がんと診断された筆者の、2021年5月から2021年10月4日の日記。筆者は2021年10月13日に他界されており、人って亡くなる9日前まで書くことができるんだ、それってすごいことかもしれないと思った。逆に作家だったとしても、書けるのはそこまでなんだと感じる人もいるかもしれない。 いずれにしても、私たちには本当には知りえぬ場所の話。 著者とパートナーの方の、現実を悲しみながらも思いやり合って生きる姿が目に浮かんでくる。 私たちの多くは、余命半年と言われた

          スピンのある本、無い本

          PERFECT DAYS

          ・平山さんの人類愛に涙が出る。人が好き、大好きだけど、人とは距離を取る生き方…でもだからこそ、その少ない接点に愛を持てるのかもしれない。 ・木が友達。田中泯さんが木に抱きついていた。 ・東京って美しい街だったんだ。 ・清潔感ってすごい大事だな。いつになっても、どんな生き方だとしても、どんな家に住んでも、清潔感はこころがけよう。 ・寝起きがめちゃくちゃよくて、羨ましくなる(私も悪いほうではないけれども) ・平山さんが眠って、気持ちよく起き上がるのを見ているだけで、私も何晩も

          PERFECT DAYS

          何によってあなたは「生きている」と感じるか?(ケチる貴方)

          何によってあなたは「生きている」と感じるか? 詠み始めでは何が起きているのかよくわからなかった。これが何に繋がっていくんだろう? 半ばからの急展開にこちらも身体が暖かくなる感じ。 2つの作品両方とも、「人は何によって「生きている」と感じるのか(それが実際は病的なものであるかは別として」というテーマを感じた。 ある人は何かを愛でることかもしれない、ある人は思いっきり眠ることかもしれない、ある人は目的のある痛みかもしれない、ある人は身体がぽかぽかしている瞬間かもしれない。

          何によってあなたは「生きている」と感じるか?(ケチる貴方)

          石切場の冒険

          昨年11月に福井県あわら市を旅しました。とある雑誌の企画で「実際に小学生のお子さんと旅行に行ってみる」というもの。というわけで、(おそらく普通の旅行ではなかなか行けない)面白いスポットに連れて行っていただきました。 その一つが、宮谷石切場跡。 廃坑になってから、まだあまり手も入れられていない場所とのことで、入り口は草木が生い茂っているし、地面のぬかるみも割とそのまま。(汚れてもよい靴で) 屈みながら細い通路を抜けると、そこはラピュタの地下部分(地下じゃない?)のような感じ

          石切場の冒険

          「孫の顔を見るのは、なぜそんなに嬉しいんですか?」

          「まごチャンネル」を開発・販売されている株式会社チカクの梶原さんのお話を聞く機会があった。 テレビにつないで、ワンボタンで孫の最新動画を観ることができる。シンプルな機能だが、これが商品として売れているという。(Amazonで買えます) これからは後期高齢者の数が圧倒的に増え、その年代になると視力や認知能力の低下でスマホやPCは使いづらくなる。孫の顔が見れることは高齢者にとっても生きる気力につながる、今後は自治体との連携や、こんな機能も…というお話を伺った後の質疑応答で出た

          「孫の顔を見るのは、なぜそんなに嬉しいんですか?」

          母は、生きている

          時々、図書館から「予約していた本が届きました」という通知が来る。 誰かに勧めていただいたりネットか何かで評判を聞いた本でも、購入しようかどうか迷うものは地域の図書館で探して予約する。問題は、予約待ちの人数が「60」とかの本もあり、まぁいいかとそのまま予約して、気づいたころにはなぜこの本を予約したのか?すっかり忘れていたりする。 (まぁそのくらいの「読みたい具合」だったということでもあり、図書館でお借りするくらいがちょうどよい) そんな感じで、予約待ちしていた1冊。 認知症の

          母は、生きている

          私たちを縛っているもの

          以前、こちらの漫画を紹介いただいた。 アッコちゃんは世界一 | 鳥トマト #pixiv 多くの人の叫びを体現している作品だと思う。 文学作品でも、発言小町でも、多くの人が叫んできたことだと思うのだけど、漫画というとまた更に、共感が広がる気がする。これを読んで、我が身を振り返る方が一人でもたくさんいることは、人類にとって有益である、これ自体は100%賛同します。 ただ、私がアッコちゃんに対して「これって全部、もてるものの悩みですよね?」と思ったのも事実。 実家に縛り付けよう

          私たちを縛っているもの

          ほんとうの「グローバル教育」って?

          のもきょうさんの、純粋疑問(もしかしたら若干皮肉?)がとても興味深くて、昨日聞きながら思わず笑ってしまった。 でもそのあと考えたのは、白木さんは本当に様々な国をお仕事やプライベートで廻られていて、様々な国のビジネスパートナーもいらっしゃるだろうし、そのうえで 「グローバルにしたいから中学受験」 とおっしゃるのは、きっと何か考えがあるのではないか? ということだ。 日本の中高一貫難関校というのは、グローバルに見たら異様な学校環境なんだろうと思われるけれど(東アジアではほかにも

          ほんとうの「グローバル教育」って?

          感性こそが知性だ

          今年も楽しみにしていたVoicy Fes.。「楽しみにしていた」とか言いつつ、先送り癖で今回も直前…開催日の朝に購入。 まだ聞きたいと思っていた(フォローしているパーソナリティーさんの)セッションすら全部聞けてないのですが、もうすでにいくつも素晴らしい言葉に出会って、ホクホクしてます。 安宅さんと緒方さんの対談。 「論理的思考はどちらかというと凡庸なもので、感性こそが知性だ」 安宅さんのお言葉は、安宅さんがおっしゃるからこそ重みがある。 これまでの人生、 「自分には褒め

          感性こそが知性だ

          毎日、少しでも、書く

          相変わらずVoicyを愛聴している。 家事をやっている間、だいたいVoicyを聴いているので、娘からは「耳遠くなった!補聴器つけて!」と怒られている。 そして10月Voicy強化月間をされていた木下さんのお話を聞いて、「とりあえず、書いてみよう」モードに。 木下さんがおっしゃるようにターゲティングも目的も見つからない中ではあるものの、とりあえず、書く」テーマをいろいろ考えてみた。 ・「交渉術」が使えるのは、交渉できる相手だけである ・石切場とフォレストアドベンチャーから考え

          毎日、少しでも、書く

          「怪物」を見ているのはあなた

          怪物、観てきました。 人間の恐れ、愚かさ、そして美しさが溢れてきて、言葉を失ってしまった…という感じ。 他者の中に「怪物」を見出すのもあなた、人間らしさや輝きを見るのもあなた。 人間の変化に「成長」という名前をつけるのもあなた、「怪物化」と思うのもあなた。 私たち一人ひとりに日常的に起きている思い込み、レッテル貼り、欺瞞、恐れ、自己防衛、そして…後悔、優しさ、「生きていたい、生きていてほしい」という願う気持ち。 そういうのをわーっつと一気に見せられて。だから誰もがそこに自分

          「怪物」を見ているのはあなた