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日々の記録

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日々の記録です。
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石切場の冒険

石切場の冒険

昨年11月に福井県あわら市を旅しました。とある雑誌の企画で「実際に小学生のお子さんと旅行に行ってみる」というもの。というわけで、(おそらく普通の旅行ではなかなか行けない)面白いスポットに連れて行っていただきました。
その一つが、宮谷石切場跡。

廃坑になってから、まだあまり手も入れられていない場所とのことで、入り口は草木が生い茂っているし、地面のぬかるみも割とそのまま。(汚れてもよい靴で)

屈み

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「孫の顔を見るのは、なぜそんなに嬉しいんですか?」

「孫の顔を見るのは、なぜそんなに嬉しいんですか?」

「まごチャンネル」を開発・販売されている株式会社チカクの梶原さんのお話を聞く機会があった。

テレビにつないで、ワンボタンで孫の最新動画を観ることができる。シンプルな機能だが、これが商品として売れているという。(Amazonで買えます)

これからは後期高齢者の数が圧倒的に増え、その年代になると視力や認知能力の低下でスマホやPCは使いづらくなる。孫の顔が見れることは高齢者にとっても生きる気力につな

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【小学2年生、7歳の平日午前の居場所を探してます】にいただいた情報

【小学2年生、7歳の平日午前の居場所を探してます】にいただいた情報

facebookでこんなお願いをしたところ、

多くの方から情報、コメントをいただきました。
象徴的だなと思うのは「子どもが学校行かないこと自体は『困ったこと』じゃないんだけど、(家以外の)居場所がないことは、働く親にとっては困るんだよね…」という声。
というわけで、noteでまとめさせていただきます!運営主体が個人だったり任意団体というところも多く、受け入れ規模や対象なども結構変わるようなので、

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愛憎劇じゃなくて、一緒に「消防士」を撮る、みたいな家族に憧れる

愛憎劇じゃなくて、一緒に「消防士」を撮る、みたいな家族に憧れる

先日、娘と水戸まで弾丸で出かけていき、こちらのワークショップに参加してきました。

https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5175.html

休館日に美術館でこっそり展示を観て、撮影してもらって、図録にもちゃっかり載れちゃうなんて!

というミーハー心がメインで、撮影自体は本当に楽しくあっという間だったのだけど(もちろん、子連

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旅行者に席を譲ってもらう

混雑した電車の中で、中国からの方と思われる、旅行者に席を譲ってもらう。彼女も疲れている様子だったし、一度「大丈夫です」と断ったけれど、もう一度「どうぞ」と声をかけてくれる。何とも言えない気持ちで、ぐったりと目を閉じたままのスーツの男性の横の席に座る。

この方の目に、この国は、この都市は、どのように映っているんだろう。

ありがとうございました。どうか、良い旅の時間を過ごしていらっしゃることを祈り

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客人として迎え入れる

昨日は鎌倉散策へ。浄妙寺でランチを楽しむマダム達を眺めながら石釜パンを買い、報国寺で竹林に見入る。なんて美しいお寺。美しい苔と竹林。

鶴岡八幡宮のほうに向かって歩いていると、通り沿いに「鎌倉投信」看板が。思わずそちらのほうへ足を運ぶ。噂の、古民家をリノベーションしたというオフィスを観てみたいなぁと思い、少しどきどきしながら先に進む。

住宅街の通りを少し入った山沿い(丘沿い?)の斜面に向かう土地

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楽しみに待つということ

時間は一方向にしか進まず、人間は生まれた瞬間から死の瞬間への道を歩み始める。「死」をどのように捉えるかにもよるけれど(それが違いを生みそうではあるけれど)、一見悲劇的なこの事実を知りながらも、生き続けることができるというのは、人間のもつ優れた能力の一つなのではないかと思う。その能力を支えているのは、何かを「楽しみに待つこと」ができるからではないか。それは、週末であったり、給料日であったり、誕生日で

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あの頃と同じ雨を眺める(6月9日)

お休みをいただいて1週間。
あっという間だったけれど新鮮な時間。

思い出すのは13歳の6月、自分で学校みたいな時間割をつくらないと落ち着かなかった。
「やるべきことをやっていない自分」を、認めるのが怖かった。
そして、「人生の夏休み」なんだから、と言ってもらってちょっと力が抜け始めたあの頃。
結局「やるべきこと」なんて無くて、そこには自分の人生があるだけなんだと感じ始めたあの頃。

外で雨が降る

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