運命さえ見えなければ
周りから秀才と言われた赤坂 凌央 (あかさか りょう)は生まれつきオッドアイだった。凌央は物心が着いたときなぜ自分がオッドアイで生まれたのか理解した。凌央の目には他人の運命が色で見えるのだ。人が幸せになる運命。人が不幸になる運命。人が死ぬ運命。全て色で見ることが出来た。
凌央は不幸になる人や死ぬ運命の人を次々に救っていった。
月日は流れ……大人になった凌央に子供が出来た。
だがある日、凌央がこれまでに見なかった色が自分の息子に写ってしまった……
運命を変えることは出来るのか