あらま

自分の書けなさ描けなさに死んでる。

あらま

自分の書けなさ描けなさに死んでる。

マガジン

  • お出かけ話

  • 生きてて浮かんだ疑問と返答。

    なんか普段ポーンと思ったこととかムーンってなったことに対しての感想が主

  • ラブとかそういうしゃらくさいの

    どうがんばってもこの分野についてうまく流れないので詰まりの原因を探ります(こじらせてる)

記事一覧

夏の寄席

足早に会社を出て新宿は末廣亭の二階席へ胡座を組む。季節先取りしすぎな紅葉狩りやら、うだる夏らしい青菜やら。愉快な大正の空気に包まれたら最後は炊きたての米が血に濡…

あらま
3か月前

本は積めば積むほど良い。積んだ分だけ自分の無知が可視化できる。惨めな気分になれるから良い。

あらま
5か月前

進化というか鋭化

2021/8に二次創作のwebイベに出た日記を書いていた、DL(無料配布)で40くらい他人の手に渡った文章は昨年読み返してなかなか直すところの多い、それでも好きCPへの思いの溢…

あらま
6か月前
1

難しい言葉を使わず文語すぎず、読んですぐにイメージの湧く文章がヨシとされるけれど、小難しい言葉混ぜた文章カッケー!の中二心が消えない身としてはどうにかその中道を行きてぇナド

あらま
6か月前

鈍行の旅、イヤホンするのが惜しくなる静かな元旦の駅、途中下車の高崎にて個人経営の本屋は15平米くらいに15人ひしめき、好きな本が三冊あったらヨシって思うけと、穂村弘先生、高田大介先生、今井むつみ先生、噺は生きている、喫茶店のディスクール、ニューヨークで考え中、ありすぎ。三冊購入。

あらま
9か月前

半開きの扉の奥の黒いとこ、カーテンの隙間から入った薄明かりが生む壁の白い影、そういうものに一体何歳までドキドキせねばならんのだ

あらま
1年前

社会派の映画を娯楽的に観る行為について、その罪悪感

あらま
1年前

気取ったことを言いますが、マティス展のTシャツがジャズシリーズばかりの展開でして、室内画か人物画でも作ってくれよォ!「マティスぽくないのがイイネ」なんて斜め後ろから聞こえてきた声、こちらマティスを胸に大々的に打ち出していきたい人間である

あらま
1年前
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セリフにしてもカッコイイ解説本は良い

「もしかすると、トウモロコシの方が人間を利用しているのかもしれない」(稲垣栄洋『世界史を大きく動かした植物』PHP研究所、2018) マヤの伝説では人間はトウモロコシ…

あらま
1年前
1

朝書く文字よりも夜書く文字のほうが好きだ。形が丸く、整っている。やはり朝はまだ身体が現実に馴染んでいないんだと思う。一日動かし摩耗した、草臥れた脳と手で書く文字が良い。

あらま
1年前
1

書くことは至高の自己満と究極の他者承認

おおむね書きたい!という感情は自己不満足から発生していると感じる。足りない。しっくりくる言葉が、感情の表現が、思いの整理が、足りないからこそ目に見える形に書き起…

あらま
2年前
1

長風呂中にアイスコーヒーの差し入れ

あらま
3年前

ルゲイ・ヤコヴレヴィチ・ステーチキン、吸血鬼読んだ。一人称視点、結婚式の様子を一行でまとめてるとこが好き。ミイラ化桿菌の培地が蜂蜜で、死体を蜂蜜で満たした棺に保存するの、美しさと嫌気の差す甘ったるい匂いのバランスが素敵。

あらま
3年前

自分の文章のクセとヘキ

つい好きなことを〇〇が性癖、の意味で〇〇が癖と書き表すんだけど、これ普通に読んだらヘキじゃなくてクセだよなって思った。 ウェブの二次創作イベントで小説を無配した…

あらま
3年前

ある程度ちゃんとした記事なのに、口語入った原稿来るとめちゃめちゃモヤモヤする、「など」と「その/このように」多用されんのも気になる…記事の真面目度が伝わってないのかなぁ

あらま
3年前

AmazonReadingUnlimitedで読める小説の書き方ハウツー本感想(1)

細々と文字を書いているが本業でもなければ学んだこともなく、一度ハウツー本でも斜め読みしてみようかと思った。 書籍はすべてAmazonReadingUnlimitedより。月千円でざっ…

あらま
3年前
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夏の寄席

夏の寄席

足早に会社を出て新宿は末廣亭の二階席へ胡座を組む。季節先取りしすぎな紅葉狩りやら、うだる夏らしい青菜やら。愉快な大正の空気に包まれたら最後は炊きたての米が血に濡れるお岩誕生!場内は真っ暗、懐中電灯の光とお客さんの叫び声。
途中の色物さんも和気あいあい、あ〜あ楽しい、寄席って楽しい、夏が来た!

本は積めば積むほど良い。積んだ分だけ自分の無知が可視化できる。惨めな気分になれるから良い。

進化というか鋭化

2021/8に二次創作のwebイベに出た日記を書いていた、DL(無料配布)で40くらい他人の手に渡った文章は昨年読み返してなかなか直すところの多い、それでも好きCPへの思いの溢れた良い文章だった。
その後も同じCPで書き続けて、オフイベにも出て、計7冊ほど冊子にし、うち2冊くらいは400部以上捌けた。途中から感想を頂きやすくなって(沢山の人というよりおそらく固定で数名の方)、文章自体(文体や視点の

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難しい言葉を使わず文語すぎず、読んですぐにイメージの湧く文章がヨシとされるけれど、小難しい言葉混ぜた文章カッケー!の中二心が消えない身としてはどうにかその中道を行きてぇナド

鈍行の旅、イヤホンするのが惜しくなる静かな元旦の駅、途中下車の高崎にて個人経営の本屋は15平米くらいに15人ひしめき、好きな本が三冊あったらヨシって思うけと、穂村弘先生、高田大介先生、今井むつみ先生、噺は生きている、喫茶店のディスクール、ニューヨークで考え中、ありすぎ。三冊購入。

半開きの扉の奥の黒いとこ、カーテンの隙間から入った薄明かりが生む壁の白い影、そういうものに一体何歳までドキドキせねばならんのだ

社会派の映画を娯楽的に観る行為について、その罪悪感

気取ったことを言いますが、マティス展のTシャツがジャズシリーズばかりの展開でして、室内画か人物画でも作ってくれよォ!「マティスぽくないのがイイネ」なんて斜め後ろから聞こえてきた声、こちらマティスを胸に大々的に打ち出していきたい人間である

セリフにしてもカッコイイ解説本は良い

「もしかすると、トウモロコシの方が人間を利用しているのかもしれない」(稲垣栄洋『世界史を大きく動かした植物』PHP研究所、2018)

マヤの伝説では人間はトウモロコシから作られたらしい。んなバカな~、って気持ちになる人には、現代の食品の多くがトウモロコシ由来の成分を含んでいる(例えば家畜の飼料や、コーン油やコーンスターチ、加糖ぶどう糖液糖、難消化性デキストリンまで)ことから、人間の体の半分はトウ

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朝書く文字よりも夜書く文字のほうが好きだ。形が丸く、整っている。やはり朝はまだ身体が現実に馴染んでいないんだと思う。一日動かし摩耗した、草臥れた脳と手で書く文字が良い。

書くことは至高の自己満と究極の他者承認

おおむね書きたい!という感情は自己不満足から発生していると感じる。足りない。しっくりくる言葉が、感情の表現が、思いの整理が、足りないからこそ目に見える形に書き起こしたい。自分自身の不明瞭な意識を明確化して、明朗快活に残したい(不思議と書いた後の気分や、書いた文章自体にも、清々しさがある)。これはつまり、どこまでも内省を進めて、ちいさなオッサンと語って、ちまちまと縫い物をするがごとく自分を説明してい

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長風呂中にアイスコーヒーの差し入れ

ルゲイ・ヤコヴレヴィチ・ステーチキン、吸血鬼読んだ。一人称視点、結婚式の様子を一行でまとめてるとこが好き。ミイラ化桿菌の培地が蜂蜜で、死体を蜂蜜で満たした棺に保存するの、美しさと嫌気の差す甘ったるい匂いのバランスが素敵。

自分の文章のクセとヘキ

つい好きなことを〇〇が性癖、の意味で〇〇が癖と書き表すんだけど、これ普通に読んだらヘキじゃなくてクセだよなって思った。

ウェブの二次創作イベントで小説を無配した。ここから先完全に日記。
当日DL版で40ちょい、支部に上げてブクマがその日のうちで60ちょい。有り難いなと思う、完全に素人が妄想を文にまとめたもの、を、読む人がいるのは凄い。
ただ数字というのは大変に恐ろしく、少し伸び始めると増えたかな

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ある程度ちゃんとした記事なのに、口語入った原稿来るとめちゃめちゃモヤモヤする、「など」と「その/このように」多用されんのも気になる…記事の真面目度が伝わってないのかなぁ

AmazonReadingUnlimitedで読める小説の書き方ハウツー本感想(1)

AmazonReadingUnlimitedで読める小説の書き方ハウツー本感想(1)

細々と文字を書いているが本業でもなければ学んだこともなく、一度ハウツー本でも斜め読みしてみようかと思った。

書籍はすべてAmazonReadingUnlimitedより。月千円でざっくり読み漁れるのいいな。太字タイトル、作者名。『』部分は引用。

三百字小説
川俣晶
ストーリー1つの事実構成は基本3つ
(1.Aがある2.出来事が起きる3.AがBになる)、多くても5つ。
この構成に関してを完結に書

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