見出し画像

【22卒内定者02】「わがまま」でも長く働ける会社へ

2022卒インタビュー第2弾は、穏やかで芯の強い吉山さん。荒井商事の面接では堂々として見えた彼女ですが、その裏にはいろいろな苦労があって……?
学生時代の思い出や、苦難続きの就活について伺いました。

画像1

吉山遥(よしやま・はるか)
長崎県出身。長崎県立大学 経営学部に在籍。おっとりした語り口ながらも、中学の時から始めた陸上競技を長く続ける体育会系な一面も。箱根駅伝が大好きでいつか直接応援に行くことが夢の一つ。大学では国際経済・貿易について学び、ボランティアやスピーチコンテストに参加するなど課外活動にも積極的。


「熱意がすごい」やるならとことん突き詰めてきた学生時代

- 周りの人からはどんな人と言われますか?
「熱意がすごい」と言われるんですが、自分でもそう思うところはあります。あとから後悔したくないので、妥協しないようにしようと思い、「やれるところまでやりきろう」と突き詰めるタイプですね。

- 学生時代突き詰めてきたことを教えてください。
まずは中学生から続けている陸上でしょうか。中長距離を専門にしており、高校では部長も務めました。大学ではマネージャーに転向しましたが、走ることは好きで今も続けていますし、マネージャー業も選手の為にいろいろと工夫を重ね部の運営に尽力してきました。
もう一つが海外派遣事業へのチャレンジです。「日本語パートナーズシップ派遣事業」という、東南アジアの国々へ日本語を教えるために派遣されるボランティア事業のようなものがあるのですが、応募さえすれば行けるというものではなく、選考があるんです。5人程度のチームを組んで、現地でどんな授業やイベントをするか計画書を書いて応募、それが通れば次はプレゼン審査があり、最後に残った1チームだけが派遣される……
という流れで、私たちは最終審査の2チームに選ばれたんですが、その審査で落ちてしまいました。
悔しかったですが、準備期間も楽しく進められましたし、プレゼン審査等乗り越えてきたものがあることも確かで、いい経験になったと思います。

画像2

まさかの胃炎発症 ついてこない体

- 就職活動はいつ頃から始めましたか?
3年次の7月頃です。ちょうど2年次の終わりにコロナが流行し始めて、学校からも「インターンシップでも県外には行かないで」とアナウンスがあったため、オンラインのISをたくさん受けました。
そのころから、「コロナで求人倍率下がったし、大学時代特にすごいことをしてきたわけじゃないのに、人より早く始めないとどこにも受からないのでは?」と思ってしまい、友達にも言わずこっそり静かにやってましたね。あの頃は周りがみんな敵に見えて、とにかく先んじて動かなければと必死でした。
早く動いた甲斐があって、11月頃にはインターンシップに参加したうちの一社から選考に誘われ、内定を頂きました。けれど業界や軸等何も考えていない中で決まった内定だったので、結局その後辞退してしまいました。

- 業界や軸はその後定まりましたか?
固まったのは3月くらいでしょうか、九州豪雨があった頃で、それを受けて物流や食品など生活に直結するものを扱う業界に行きたいと思うようになりました。
軸としては「定年まで長く働ける会社」勤務条件や福利厚生、社風、業務内容など多角的に見て、全部納得できるところに行こうと決めていました。自分でも「わがままじゃん!」って思ったんですが、そうじゃないととても定年まではいられないと思ったので(笑)
でも妥協せずにやってこられてよかったと思います。

- 就職活動で苦労したことを教えてください
一番は「なんで落ちたのか分からなかったこと」ですね。自信があった面接で落ちたり、逆に「これはダメだ」って思った面接が通ったり、何がよくて何がダメなのか分からず混乱しました。ネットの記事で「落ちるフラグ」とかあるじゃないですか、「面接官がニコニコして面接終わったら落ちてる」とか。今思うとしょうもないんですけど、そういうものにも振り回されてしまって、考えすぎないよう自分なりに一生懸命フィードバックを繰り返しました。

- ちなみに荒井商事の面接は自信ありました?
今だから言えるんですけど、1次面接の担当の方がめちゃくちゃ怖かったんですよ!(笑)
説明会にもいた方で、その時は優しそうだし、面白そうな雰囲気だと思ってたんですけど、面接では怖くてもうダメだと思いました。特に圧迫面接をされたとか、意地悪な質問をされたというわけじゃないんですが、雰囲気が固くて……。けれどそれを乗り越えられたので、二次や最終面接ではあまり緊張しなかったように思います。

- 他にも大変だったことはありますか?
スケジュールを詰め込みすぎたことでしょうか。使っていた就活手帳が全部埋まるくらい、毎日のように説明会や面接を入れていて、全く休憩が挟めませんでした。それでも自分はちゃんとこなせてる、やれてるって思ってたんですが、ある時から毎晩おなかを下すようになって……病院に行ったらストレス性胃腸炎と診断されて「就活休みなさい」ってお医者さんにも言われたくらい。
結局、気持ちと体と、一緒に走ってきたと思っていたのに、体が全くついてこれてなかったんですよね。それがショックでもあったんですが、逆にスケジュールを見直したり、また自身のメンタルケアについても考えるいい機会になったと思います。

画像3

しっかり時間を割いて自分を見てくれた

- 就活開始当初に戻れるとしたらやっておきたいことはありますか?
自己分析ですね。これも結構迷走していて、自己分析の本を買ったりしていろいろ考えたんですけど、やればやるほどよく分からなくなっていくんでうよ。本の通りやってみるとこういう結果だけど、それは果たして本当にそうだろうか?とか、逆に悩んでしまい……。
その内、家族や友達に聞く自分よりも、一緒に働いているバイト仲間に聞いた方が「働いている自分」の分析をするにあたりリアリティがあるのでは?と思い、バイト先の人にいろいろ聞いて自己PRを組み立てるようになりました。気づいたのが結構遅くだったので、もう少し早いタイミングで聞けていたらよかったなあと思います。

- 荒井商事を承諾してくださったとき、確かもう一社あった会社の内定を蹴ってそのまま連絡いただいたと記憶しているんですが、あってましたっけ
あってます(笑) もう一社も志望度が高い会社だったんですが、最終選考を担当してくれた面接官(役員)が自分とは合わない、と思って。
今思うと、荒井商事の面接って、二次でも最終でも1時間まるまる面接官の方が話を聞いてくれたんですよね。他社だともっと早く切り上げたり、会社によっては20分程度で終わってしまって、「今の時間で私の何が分かったんだ?」って思うところもありました。だから余計、しっかり時間を割いてくれたことが嬉しかったです。

- 入社後はどんな仕事をしたいですか?
オークション事業で事務系の業務を希望しています。まずはオークションについてしっかり勉強し、早くお客さんに顔を覚えてもらって、私に任せれば大丈夫と安心していただけるような存在になりたいですね。
事務以外にも企画業務にも興味があるので、いずれはオークションのイベントや運営に携わり、自分ができることをどんどん広げていきたいと思います。

- 最後に、これから就活をするみなさんに一言アドバイスをお願いいたします。
初めての経験で不安でたまらないと思いますが、信頼できる人を一人でも相談相手においておくと、とても安心します。就職活動は、一人で行うものではありません。
またうまくいかない時には、一度立ち止まって今の自分を見直す勇気も必要だと思います。
皆さんが、わがままになれるくらい縁のある企業に出会えることを願っています!


この記事が参加している募集

就活体験記