フィルムカメラ修理のアクアカメラ

フィルムカメラやマニュアルレンズのメンテナンス方法を身につけてみませんか? 実益のある…

フィルムカメラ修理のアクアカメラ

フィルムカメラやマニュアルレンズのメンテナンス方法を身につけてみませんか? 実益のある趣味として、また在宅副業を探されている方にもおススメです。 すでにカメラ転売(せどり)をされていて売上が伸び悩んでいる方からのご相談も受け付けております。

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フィルムカメラ、MFレンズのメンテナンスマニュアル

カメラの修理教室にて、お伝えしているフィルムカメラとマニュアルレンズのメンテナンス方法をまとめました。 有料記事以外では、実際に使用している薬剤の名称は伏せてお…

Rollei 35の前板分解

シャッター不良などでは、前板を取り外して原因箇所を調べる必要も出てきます。 分解は比較的簡単ですが、作業中に各パーツに引っ掛かった針金(ねじりスプリング)が外れ…

1,900

Tamron SP 90mm F/2.5 マクロの分解

タムキュー伝説のはじまりと言われる”SP 90mm F/2.5 Model 52B” カメラ転売だと、タムロンやシグマといったレンズメーカーのMFレンズは見落とされがちですが、隠れた人気…

Minolta SR-7の分解

ミノルタのSRシリーズは、ハズレも多いのでカメラ販売している方は、安い!と安易に飛びつかないようにしましょう。 基礎知識タイマーの発動が独特で、レバー下のボタンを…

Fuji Fujinon 55mm F/2.2の分解

玉ぼけで有名なレンズ。だけど市場価値はまだまだ安い。 購入時は、プラスチックにヒビが入ってないか調べるのが肝要。 前玉分解銘板を回しても空転するだけです。 側面…

KONICA AUTOREFLEX T3の分解

コニカオートリフレックスT3 名前だけ聞くと、コニカオートレックスを思い出しますが、コニカFTAの進化版的な機種です。 基礎知識前期と後期があり、頭の形が変わってます…

Olympus OM-SYSTEM 50mm F/3.5の分解

ぱっとみずんぐりしたレンズなのですが、意外に良く伸びます。 写りはかなり良いと定評があります。 前玉分解中央にあるカニ目のついたリングを回します。 一枚目のレン…

ヤシカエレクトロGLの分解

露出計がCdsから、シリコンフォトダイオードになり暗いときの精度が格段に上がったモデル。 レンズ分解銘板周りのリングをカニ目レンチで回します。 平歯の方だと銘板ひっ…

Nikon F フォトミックファインダーの分解

かなり頭でっかちになるNikon Fのファインダーです。 フォトミック→フォトミックT→TN→FTNと進化していきます。 ファインダー清掃接眼部の革を剥がします。 アイピース…

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Canon New F-1 右肩側トップカバー分解

フィルムカウンターの動作不良などの時は、巻き上げレバー側のカバーを開けて対処します。 逆ネジ等はない素直な造りなのですが、キレイに取るのが非常に難しいパーツがあ…

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Topcon 35-Sの分解

知る人ぞ知るトプコンの名機。 映りが良いと評判のレンズに等倍ファインダー搭載です。 二回巻き上げで、巻き上げが完了すると”カラン”と音がするのも面白いです。 トッ…

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Nikon FM2の分解

前代のニコンFMを踏襲したフルメカニカルカメラ。シャッターの最高速が1000から4000へと大幅にパワーアップしています。 人気、お値段共に高く、eBayではボディだけで$300…

Nikon FMの分解

ニコンFMは、中古市場では需要が高くある程度値は張りますが、それでもニコンの一眼レフの中では手ごろな価格帯です。同時期発売のFEに比べると機械式な分人気が高いです。…

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オリンパス PEN EEシリーズ 露出計交換

オリンパスペンEEシリーズは、シャッターボタンを押しさえすれば絞りとシャッター速度がおまかせで決まるオート撮影がウリです。 絞り値の設定ができるので、一見マニュア…

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ヤシカエレクトロ35GTの分解

「落としても壊れない」がキャッチフレーズだけあって、頑丈そうなカメラ。 海外人気は高いですが、重すぎるせいなのか国内で使っている人を今まで見たことないです。 基…

300

Ricoh XR-8の分解

プラスチックな見かけに似合わず完全なるフルメカニカルカメラ 販売台数は少なく希少です。 機能的には、「特筆すべきことがない。」なんて揶揄されてますがとにかく軽い。…

フィルムカメラ、MFレンズのメンテナンスマニュアル

フィルムカメラ、MFレンズのメンテナンスマニュアル

カメラの修理教室にて、お伝えしているフィルムカメラとマニュアルレンズのメンテナンス方法をまとめました。
有料記事以外では、実際に使用している薬剤の名称は伏せております。
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マニュアルレンズの検品
オートフォーカスレンズの検品
レンズ光学系コン

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Rollei 35の前板分解

Rollei 35の前板分解

シャッター不良などでは、前板を取り外して原因箇所を調べる必要も出てきます。
分解は比較的簡単ですが、作業中に各パーツに引っ掛かった針金(ねじりスプリング)が外れやすいです。遊んだ針金がないは常に目を光らせておいて下さい。

前板を外す際は、トップカバーとレンズは外しておきます。
参照: Rollei 35の分解

左右のダイヤルを外していきます。
どちらのダイヤルから外しても構いませんが、シャッタ

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Tamron SP 90mm F/2.5 マクロの分解

Tamron SP 90mm F/2.5 マクロの分解

タムキュー伝説のはじまりと言われる”SP 90mm F/2.5 Model 52B”
カメラ転売だと、タムロンやシグマといったレンズメーカーのMFレンズは見落とされがちですが、隠れた人気者がいます。これもそんなレンズ。

前玉分解前面のリングをゴムオープナーで回して外します。

弓状の金属板を外します。ケガいてから外してあります。
レンズだけの清掃なら外す必要なかったと思います。

前玉ユニットが

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Minolta SR-7の分解

Minolta SR-7の分解

ミノルタのSRシリーズは、ハズレも多いのでカメラ販売している方は、安い!と安易に飛びつかないようにしましょう。

基礎知識タイマーの発動が独特で、レバー下のボタンを押しても発動しません。
正解は、レンズ方向にボタンを横から押すです。

ミノルタSR-1も同じ方式で、知ってないとタイマー動かないって勘違いする人も多いはず。

トップカバー分解巻上げのカバーをゴム板等で回します。

レバーはリングで締

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Fuji Fujinon 55mm F/2.2の分解

Fuji Fujinon 55mm F/2.2の分解

玉ぼけで有名なレンズ。だけど市場価値はまだまだ安い。
購入時は、プラスチックにヒビが入ってないか調べるのが肝要。

前玉分解銘板を回しても空転するだけです。

側面のイモネジを緩めてフィルター枠ごと外します。
イモネジ4箇所あります。(多!!)

レンズ周りのカニ目にひっかけて回して下さい。

ネジが見えるので、このまま分解して行けそうですが今回はココまで。

なお、銘板はフィルター枠に接着でくっ

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KONICA AUTOREFLEX T3の分解

KONICA AUTOREFLEX T3の分解

コニカオートリフレックスT3
名前だけ聞くと、コニカオートレックスを思い出しますが、コニカFTAの進化版的な機種です。

基礎知識前期と後期があり、頭の形が変わってます。
後期型はホットシュー付き。

トップカバー分解巻上げレバー

カバーを外します。

カバー下の円盤をペンチ等で回します。

レバー等々を上に外していきます。

再度ペンチで留め具を外します。

巻き戻しクランク

フィルム室内の

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Olympus OM-SYSTEM 50mm F/3.5の分解

Olympus OM-SYSTEM 50mm F/3.5の分解

ぱっとみずんぐりしたレンズなのですが、意外に良く伸びます。

写りはかなり良いと定評があります。

前玉分解中央にあるカニ目のついたリングを回します。

一枚目のレンズが外せます。
これより内側を分解してくのは、そこそこ骨です。

銘板をはずしてから、内側にある渦を外します。

ゴムオープナーで摩擦をかけて回して下さい。
けっこう固め。

絞り羽根まで到達します。

オリンパスの定番で、絞りリング

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ヤシカエレクトロGLの分解

ヤシカエレクトロGLの分解

露出計がCdsから、シリコンフォトダイオードになり暗いときの精度が格段に上がったモデル。

レンズ分解銘板周りのリングをカニ目レンチで回します。
平歯の方だと銘板ひっかき易いのでご注意。

金属板のどこが本体側と組み合っているか確認しつつ外して下さい。

レンズの奥にカニ目があるのでペンチで掴んで外します。
といっても、市販されてる工具だと届かないので加工してあります。

絞り羽根まで到達します。

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Nikon F フォトミックファインダーの分解

Nikon F フォトミックファインダーの分解

かなり頭でっかちになるNikon Fのファインダーです。
フォトミック→フォトミックT→TN→FTNと進化していきます。

ファインダー清掃接眼部の革を剥がします。
アイピースの形は色々ありますが、やり方は同じです。

ネジを2本抜いてアイピースを外します。

奥の筒を外して内部を清掃して下さい。

フォトミック FTNの分解革を剥がします。

前面のカバーを取ります。側面のネジ3本で止まってます

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Canon New F-1 右肩側トップカバー分解

Canon New F-1 右肩側トップカバー分解

フィルムカウンターの動作不良などの時は、巻き上げレバー側のカバーを開けて対処します。
逆ネジ等はない素直な造りなのですが、キレイに取るのが非常に難しいパーツがあります。
やり方書いてはありますが、なるべくならやらない道を模索するのが良いと思います。

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Topcon 35-Sの分解

Topcon 35-Sの分解

知る人ぞ知るトプコンの名機。
映りが良いと評判のレンズに等倍ファインダー搭載です。
二回巻き上げで、巻き上げが完了すると”カラン”と音がするのも面白いです。

トップカバーの分解ほぼ完成していますが、少しうろ覚えな部分があるので閉じてあります。

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Nikon FM2の分解

Nikon FM2の分解

前代のニコンFMを踏襲したフルメカニカルカメラ。シャッターの最高速が1000から4000へと大幅にパワーアップしています。
人気、お値段共に高く、eBayではボディだけで$300オーバー狙えます。
参照: Nikon FMの分解、Nikon FE2の分解

基礎知識FM2を買う時は、ボディ裏面のシリアルナンバーをチェックして下さい。
数字だけならFM2、先頭にNがあればNew FM2で、FM2より

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Nikon FMの分解

Nikon FMの分解

ニコンFMは、中古市場では需要が高くある程度値は張りますが、それでもニコンの一眼レフの中では手ごろな価格帯です。同時期発売のFEに比べると機械式な分人気が高いです。
このFM以降シリーズは続きFM2, New FM2, FM3A, FM10と進化していきます。
フルメカニカルなのに、露出計は針じゃなくて電子シャッターっぽいランプ式です。ー◯+って光るんですが、ちょっと分かりづらくてこれが残念ってい

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オリンパス PEN EEシリーズ 露出計交換

オリンパス PEN EEシリーズ 露出計交換

オリンパスペンEEシリーズは、シャッターボタンを押しさえすれば絞りとシャッター速度がおまかせで決まるオート撮影がウリです。
絞り値の設定ができるので、一見マニュアル撮影にも対応しているように見えますが、フラッシュ撮影用なので基本使いません。
実質オートが効かないと、もうおもちゃ箱にでも入れとくしかないです。
ですけど、ヤフオクなどでペンを買っているとオートが効かない個体にも出くわすので、そんな時ど

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ヤシカエレクトロ35GTの分解

ヤシカエレクトロ35GTの分解

「落としても壊れない」がキャッチフレーズだけあって、頑丈そうなカメラ。
海外人気は高いですが、重すぎるせいなのか国内で使っている人を今まで見たことないです。

基礎知識何種類もあるヤシカエレクトロ35のうち、ボディに前面にGTと書いてあるのばヤシカエレクトロGTです。
これだけなら簡単ですが、レンズ銘板にCOLORと入っているのは正式には35GT(S)です。
”S”なんてどこにも書いてないし、見た

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Ricoh XR-8の分解

Ricoh XR-8の分解

プラスチックな見かけに似合わず完全なるフルメカニカルカメラ
販売台数は少なく希少です。
機能的には、「特筆すべきことがない。」なんて揶揄されてますがとにかく軽い。
操作系もシンプルで迷う事なし、気軽に撮るなら最適です。
電池を使わずにタイム撮影できるのが、この時期のカメラとしては非常にレアで天体撮影にもってこい です。
と色々書きましたが、今の所安くしか売られていない模様。

タイム撮影のやり方シ

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