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酒のつまみと日本茶をペアリングしたら至高の組み合わせが生まれた

こんにちは、APOPTOSISのマーケター・oz(@ozoz_witch)です。

今回は、APOPTOSIS試飲会レポート最終回。
テーマは「APOPTOSISとベストマッチングしたのは何か?」です。

第1弾の記事はこちら。
APOPTOSISの気になる一口目の印象を綴っています。

第2弾の記事はこちら。
ペアリングやある食材とのマッチングについて触れています。

劇的で、世界が広がる組み合わせが欲しかった。

ペアリングにはいわゆる王道がある。
簡単なものだと、「魚にはさっぱりした白ワインを」とか、「抹茶には甘い和菓子を」といったもの。
味の要素を分解して共通項を持つものを組み合わせたり、味を補い合うものを組み合わせることで、一定の正解を目指しにいくことはできるようです。
(私は飲む専門家なので、プロの方にも色々お伺いしたい・・・)

ですが、「APOPTOSISは本当にそのアプローチで良いのか?」が疑問の発端でした。

私は迷宮に誘い込むような蠱惑的な香りと、ホワイトチョコの上品な甘さを感じました。

第1弾の記事に記載した、ozの一口目の印象。

第1弾記事に記載したように、APOPTOSISはワイングラスに注いで時間と共に味わうと、目眩くような甘さと爽やかさが抜けていくような複雑な一品。
少なくとも、私の人生で今まで出会ったことがないような、意外性の塊。

ならば、劇的で、けれど鍵穴にカチリとはまるような。
そんなペアリングを見つけたいと思ったことが、話の始まりだったのでした。

海からも山からも個性の強い顔触れが参戦!

試飲会当日の朝、スーパーでカゴ片手に食材を物色していると・・・
出てくる。
出てくる、出てくる。
APOPTOSISと合わせてみたい、ちょっぴり刺激的な食材たち。

日本茶は合わないだろ…ワインなら合うだろうけど…
味のイメージがまったく湧かん…
万が一にも日本茶とマリアージュしたらドラマだわ…

カゴに入れる前に少し考えてしまうような、素材の味も感じられるが一癖も二癖もある、酒のおつまみたちをチョイスしてみました。

しっかりした甘味と海苔の磯の香りで白米が進む、進む。
重厚な甘味が日本茶とぴったり合わさることができれば、
お茶漬けのようなハーモニーを生み出せるかもしれない。
イタリア代表・アンチョビ(カタクチイワシの塩漬け)。
強烈な塩味と発酵・熟成による旨みがあり、
日本茶の香りやふくよかさを邪魔しないだろうか。
缶詰界の王者・コンビーフがペアリング大会に名乗りを挙げた。
牛肉の旨味がぎゅっと凝縮されている一方、
塩味が強く舌にざらっと残る感触が日本茶と合うか。
ホタルイカの沖漬けがダークホースとして登場。
醤油とイカのワタ(内臓)でこっくりとした味わいが醸され、
日本酒や焼酎によく合うが、日本茶とはどうか?

いざ・・・実食!

まずは白米の相棒、ごはんですよから。
お茶漬けの文化から、合わないことはないと思われるが…

未だかつてこんなに映えるごはんですよがあっただろうか。

おお、合う・・・!合うぞ・・・!
APOPTOSISの複雑な甘味と香りがかき消されることなく、ふんわりとごはんですよを優しく抱き止めるようなイメージの組み合わせだ。
ほんの少し、ごはんですよの強い甘みが目立つかもしれない。

コース料理の最後の締めとして、冷えたAPOPTOSISとご飯、そしてごはんですよ(というか佃煮だろうか)を合わせた「ネオ・お茶漬け」を振る舞うのはどうだろうか?
お茶漬けというと時間のないときにかき込むイメージがあるが、この組み合わせは上品かつ、ゆったりと楽しめる立派な一品だ。
家に帰ってきたような落ち着き、けれど今まで食したお茶漬けにはない柔らかさと奥行きのある締めになるだろう。

一品目からコース料理の妄想が膨らむとは、幸先の良いスタートだ!

アンチョビパスタは白ワインに合うイメージがあるが・・・!?

続いてはアンチョビ
パスタに入れるも良し、野菜の味付けに使うのも良し。
カタクチイワシたちは発酵と熟成を乗り越え、日本茶とどのような邂逅を果たすのか・・・?

ん・・・?これは、なんだ・・・!?

口にしてから味が場面のように展開するので、「今、私は何を食べていたんだっけ?」と一瞬分からなくなる世界観。
アタックはアンチョビのインパクトの強い塩辛さと旨み、酒飲みには堪らない独特の魚くささ。
それらが舌にしっかり刻まれた後に、APOPTOSISの上品な甘さと青い香りがエスコートされてややシャープな印象で幕を閉じる。
映画の第1幕と第2幕のようなドラマチックな展開で、一緒に口にすることが運命だったかのような、でもまったく予想できなかった味わい。

起承転結で言うと、間違いなく転。
普通のペアリングに飽きた方に、シンプルなアンチョビと玉ねぎのパスタを細麺で、そしてワイングラスに入れたAPOPTOSISをミニマルに提供してみたい。
素材はシンプルなのに、一口一口をしっかりと味わえる組み合わせになりそうだ。

もしかすると、発酵食×日本茶で新たなフィールドが切り拓けるかもしれない。そんな予感までするコンビネーションだった。

ノザキコンビーフは最初に日本でコンビーフを発売したブランドとしても有名。

続いてはコンビーフ
先ほど鴨のローストがぴたりとマリアージュをしていたので、牛肉のインパクトのある味も合うのでは・・・?

うん…美味しい。
コンビーフのオイリーな旨みを味わった後に、APOPTOSISの爽やかさが風のように口内を駆け抜け、さっぱりとした印象に変わっていく。
危惧していたもったり感もなく、確かに美味しい。
美味しいのだが、「美味しいコンビーフと美味しいお茶」の域を出ていない
もう一皮剥けるには、何かピースが欠けているような気がする。

鴨のローストが合っていたのは、鴨特有の香りがお茶のそれと融合し、お茶の甘みがある種フルーツソースのような役割を演出したからかもしれない。
お肉とお茶の巡り合わせ、ここはもう少し研究が必要だと感じた。

日本酒や焼酎と合わせるならまだわかるが・・・

そして最後はダークホース、蛍いかの沖漬け
(APOメンバーたちの「あいつは一体何を実験しているんだ」という視線が突き刺さる…)

ん?うーん・・・
沖漬けが、強すぎますね。(笑)

口の中にワタの味わいが残り、APOPTOSISの旨みが少し遠慮がちに傍に引いてしまうような様相になってしまいました。
APOPTOSISが個性をしっかりと発揮できる日本茶と言えど、沖漬けほどの強さと肩を並べることはできなかったようです。

もしかすると、ほうじ茶のような味わいの癖が感じられるタイプのお茶の方が合うのかもしれません。
あるいは、お茶割りにして、やや癖の強い焼酎を加えるとしっかり戦えるのかもしれません。

最も日本茶が合う食材は、◯◯だった。

様々な食材と食べ比べてみたが、最もAPOPTOSISと食材の面白さが引き出されたのは・・・


アンチョビでした!



日本の山とイタリアの海が出会うマリアージュが、ここに。

これは本当に意外な結果でした。
APOPTOSISを育てている私たちですら、「日本茶だから和風の味わいが合うのでは?」という思い込みがあったのかもしれません。
アンチョビと日本茶の組み合わせは、そんな考えを笑い飛ばすような、けれどお互いの知らない一面が見えてくるようなマリアージュでした。

例えば、アンチョビのパスタ、アンチョビポテト、アンチョビキャベツなど。
そういったものとAPOPTOSISをワイングラスで合わせるのは面白いかもしれません。

そして、新しい味を知るということは、感覚を研ぎ澄ませるということ
記憶を辿って、何を思い起こさせるかを考えてみること。
私にとってその味がどんな存在かを、言葉にしてみること。
改めてAPOPTOSISが、多様な食材との出会いが、舌から脳を揺り動かす体験になることを実感しました。

これからも、相棒探しの旅は続く。

APOPTOSISの相棒探しの旅はまだまだ続きます。
「もしや、こんな食材が合うのでは?」
「弊社のこの製品と合わせてみてほしい!」
「地域のこの名産と合わせたらどうなる?」(静岡でもそれ以外でも!)
というものがありましたら、ぜひコメントをお寄せください!
チームAPOPTOSISが、全速力で試しに行きます。

APOPTOSISは現状Makuakeで購入できますが、今後ECサイトやモールでも販売していく予定です。
Twitterやnoteでお知らせしていきますので、お楽しみに!

それでは次回、またお会いしましょう!

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