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日本茶とマリアージュを果たしたのは、和食でも魚料理でもなく…

こんにちは、APOPTOSISのマーケター・oz(@ozoz_witch)です。

めっきり寒くなってきて、気が滅入ってしまう毎日です。
そんな日はバラードでも聴きながらあったかいお茶でも飲むに限ります。
自分を上手に労ったり、肯定するのが苦手なので、「お茶でいっぷくしてもいい」というマイルールを作っておくと、何かと重宝すると感じます。
いわゆる「お茶の間」という場がなくなりつつある今だからこそ、自分の都合の良くお茶を定義し直せるチャンスとも言えるかもしれませんね。

さて、前回の記事の続きで、APOPTOSIS試飲会をレポートします。
テーマは「コース料理でお茶はどのような役割を果たせるか?」です。

▼前回の記事はこちら

ペアリングには様々なお近づき方があるらしい。

私はただの酒呑み代表なのですが、ペアリングについてちょっと調べただけでも様々な「お近づき方」があるらしいと分かった。

1.料理ベースのアプローチ/ Culinary approach
2.飲料ベースのアプローチ/ Beverage-base approach
3.構造的アプローチ/ Architectural approach
4.外部要因によるアプローチ/ External approach
5.科学的アプローチ/ Deductive approach

ペアリングの類型化(詳しくは下記リンクをご参照ください)

非常に乱暴にまとめると、ペアリングには同質のものを選ぶか、異質のものを選ぶかのざっくり2通りある。
同質のものを選ぶのは、甘いデザートに甘い紅茶を合わせる、さっぱりした魚料理に爽やかな白ワイン、例えばソーヴィニヨン・ブランを選ぶといった具合だ。
反対に異質のものを使って補完するものは、代表例が甘塩っぱいお菓子や、和菓子に合わせる苦いお抹茶だ。
異なる味覚を互いを補うように組み合わせて、複雑さや新鮮な味わいを演出する。

ちなみに、最高のペアリングを示すマリアージュとは、フランス語で「幸せな結婚」という意味です。お洒落な言い回しですね。

話は逸れるが、チームづくりもこれに近いと思う。
同質の人間ばかり集まると、何かと気が合ったり考え方も近く、話はサクサク進むかもしれない。
けれど、時に刺激が足りなくなったり、新鮮味に欠けてしまうかもしれない。
逆に、異質の人間が集まるとぶつかりあったり、お互いを邪魔してしまうことがあるが、ぴったり噛み合うとこれまでに見たこともないような新たな世界を生み出すことができる。
これはお互いにないものを補完し合っているとも言える。

とはいえ、チームづくりに正解がないように、科学的に味わいや個性を分解し、再構成するアプローチだけでは、食事と飲料のペアリングを100%理解することは難しい。
そのような思いを込めて、とある人の言葉を引用しておく。

「ペアリングなんてくそくらえだ。(中略)フランスには、料理とワインのペアリングの概念なんて歴史的に存在しなかった。我々がでっち上げたのだ。(中略)ワインペアリングは、メタファーと誤解にまみれた、疑似科学にすぎない。」

マスター・オブ・ワインのティム・ハニー氏

APOPTOSISと肩を並べる一皿は◯◯だった。

さて、先日青空の下で行われた試飲会では、APOPTOSISメンバーが集い、様々なものをAPOPTOSISと合わせて味わってみた。
お茶と言うと「和食やさっぱりしたものに合わせるのがいいんだよね?」と周囲に言われることが多いので、あえての組み合わせにチャレンジした。

  • たっぷりボリュームのローストビーフ

  • 鴨のローストを葱と一緒に

  • 卵とほうれん草のもっちりキッシュ

  • トマトを丸ごと使ったしっとりマリネ

  • エビフライとタルタルソース

  • 生クリーム溢れるショートケーキ

どれもこれも曲者揃いだったのだが、メンバーから多く聞こえてきたワードが「(食事に)負けない」だった。
通常ペアリング、こと最高のペアリングである「マリアージュ」を実現するには、料理に寄り添う、つまり料理に対してぴったり合う形でワインがセレクトされることも多い。
けれど、APOPTOSISは単体でも甘やかな青い香りと、ホワイトチョコを思わせるような甘苦さを持っているので、「寄り沿う」という動詞がなんとなく似つかわしくないのだ。
なんというか…日本茶にしては、繊細すぎるわけでも、穏やかなわけでも、大人しいわけでもない。

寄り添うのではなく、がっちりとファイティングポーズをとっているのだ。まるで、「私と肩を並べられる一皿はないか?」と語りかけているように…

APOPTOSISとパズルのピースが噛み合うような世界を見せた鴨ロースト。写真はイメージです。

特に合ったのは鴨のロースト
鴨の獣臭さ、胡椒のスパイシーさが織りなす野生味が、お茶の凛とした佇まいに合わさり、異質なものが同じ場に同調する、いつまでも観ていたくなる絵のような世界観をつくっていました。
鴨の柔らかい甘味とマッチしつつ、お茶のさりげない苦味が景色を広げてくれているようにも感じます。

砂糖の強さとしっかりと喧嘩し、時には譲り、時には前に出るような組み合わせ。

もう一つが甘味のしっかりとしたショートケーキ
あえて和菓子ではなく、砂糖でぶん殴ってくるようなインパクトのあるスイーツの方が、個性の強いAPOPTOSISと相性が良いように感じました。

普段ワインでペアリングされる方の、ちょっとしたコース料理中のひと休みに、ノンアルコールを飲まれる方の、特別な時間のぜいたくに、ぜひどうぞ。

まだまだ相棒探しの旅は続く。

APOPTOSISの相棒探しの旅はまだまだ続いています。
「もしや、こんな食材が合うのでは?」
「弊社のこの製品と合わせてみてほしい!」
「地域のこの名産と合わせたらどうなる?」(静岡でもそれ以外でも!)
というものがありましたら、ぜひコメントをお寄せください!
チームAPOPTOSISが、全速力で試しに行きます。

APOPTOSISと上質な食事空間を皆様にお届けできる日まで、ぜひとも応援よろしくお願いします!

次回は試飲会おまけ編として、ozが持ち込んだお酒のお供との相性を紹介しようと思います!

  • 塩辛とかラー油とか色々持ち込みすぎて皆引いてた

  • まさかの◯◯が最高のペアリングに・・・?

  • APOPTOSISを食事に取り入れる時のヒント

それでは次回、またお会いしましょう!

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