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眠らない街と眠らない私たち《4日目後半》

パリスの煌びやかな感じとは対照的に、学生やThe 一般ぴーぽーを歓迎しているような空気感漂う、私たちの泊まったホテルのカジノ。

初めてなのに居心地の良い雰囲気がそこにはあった。

私たちはカジノの中でもブラックジャックに挑戦した。
ルールがそこまで難しくなくて、日本でも少し練習してたからなんとなく要領はわかっていた。

ディーラーは、台湾出身の優しげで愉快そうなおっちゃん。

ゲームが始まるまでは、他愛もない話をして、なんとなく場が温まっていた。

夜中の0時20分頃、ゲームが始まった。
今までの優しい空気が少しピリついた感じがした。

おっちゃんが悪い顔をしている。
優しい雰囲気かと思いきや、目の奥に鋭い光があるような、そんな感じ。

そして全然勝てない。
おっちゃん強すぎ。

全然勝てなくてお金だけ飛んでいきそうな予感がしたので、大損する前に手を引いた。

私とYちゃんは、1ドルからできるスロットに1ドルだけ入れてみた。結果、5回くらい回して0.25ドルに。1ドルとは言え、損した。

なんだこの当たりそうな気配が全くしないクソゲーは。と文句を言いながらスロットを後にした。

他にもいくつかできそうなものがないか見繕ったけど良さげなのが見つからなくて。

私は、コンピューターのお姉さんがディーラーのブラックジャックに挑戦。どうせ相手は機械だし、そんな簡単に勝てないんだろうなと思ってたら、

「あれ、意外と勝てるじゃんなにこれ」

すっかりはまってしまったわたし。

でもチキンだから8ドルくらいまでしかベットできなかった。笑

それでも最初2ドルだったのが気づけば30ドルくらいに。

あんまり儲けようと考えていなかったので、損をする前にやめた。

台湾のおっちゃんディーラーとの対戦で8ドルくらい負けてたので結果としては20ドルくらいしか勝ててないけど、勝ちは勝ち。

「あのコンピューターお姉さんにまた会いたい」

そう言い残して私とYちゃんは部屋に戻った。そんな深夜2時半。

(ちなみにYちゃんはだいぶ早い段階でカジノに飽きていた。)

DくんとOくんはどうしていたかというと。

さっきのコンピューターお姉さんとのブラックジャックに彼らも参戦してたんだけど、結果がどうだったか覚えてないので、そんなに買ってもないし負けてもないし、という感じだったと思う。

彼らは私たちが帰った後もカジノを楽しんでいたらしい。
翌朝8時半すぎにホテルのロビー集合だっていうのに。笑

結果、どうしたのかというと、二人とも100ドルずつ投じて、すべて消えたとのこと。笑

Oくんは最後、ルーレットで残額9ドルくらい?を全部「黒」にベットしたらまさかの「赤」が出て、惨敗。それまで3連続で「赤」が出てたからさすがにもう「黒」になるだろうということで(4連続で同じ色になることがなかったんだって)、「黒」に全賭けしたらまさかの

「赤」

その瞬間をDくんが動画に収めてくれてたんだけど、何回見ても面白い(笑)


これがカジノです。

わたしみたいに勝つケースは少ないらしいね。

おじいちゃんがわりと勝負師なので笑、その血を引いているなぁとなんとなく実感した日でした。

日本にカジノできたら入り浸りそうで怖いわ、、笑



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あぴ
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