自分だけの自分がどのようなものであるのかを思い出せないでいる
久々の休みに、一人でランチに街にきた。
食後、クーラーの効いたハンバーガー屋で、窓の外を行き交う夏服を着た人々をぼんやりと眺める
友達も来るかしらとラインを送り、携帯を閉じる
すると、しっとりとした疲れが訪れる
休みなのだから何かをしなければならないと焦っていた自宅での心が嘘のように落ち着き出した
全てが終わったような気がするほど
疲れが身体全体に巡りはじめた
日々、沢山の人に会うこと、相手に適した自分を引き出し、演じること、
この疲れにあらゆるものが含まれている気が