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学年1位のないものねだり 【俺物語】

どーも、こんにちは!碧翔(あおと)です。

【俺物語】では、碧翔の人生の中で特に印象に残っているエピソードを小説形式で発信していきます📖
今回の話は私の勉強についてですね🏫
私の数少ない自慢の1つであり、また人生の分岐点ともなった強烈なエピソードです!
ぜひ、おくつろぎながらご覧ください☕

1.疑いを知らない世界

私は3人兄弟の長男で、下に弟と妹がいます。
どの家庭でもありがちなことかと思いますが、一番上というのは両親が育児未経験ということもあり、特に過保護に育てられる傾向にあるそうです。
かくいう我が家もその1つでした。
それは一見、愛情をより多く受け取れることから得するポジションに感じられるのですが、これがいつしか困ったことにつながるのです。
それは、自立せず満足感を得るクセがつくということです。

「洗濯物たためてすごいね!」
→洗濯物をたたむこと は できるようになりました。
「勉強できてえらいね!」
→勉強を頑張ること  できるようになりました。

ほめたり甘えさせたりしてくれる親が絶対的存在であるがゆえに、
親から褒められることに限っては人一倍頑張れるようになります。
その反面、親が無関心、あるいは子どもに伝えないことについては、
自分で必要性を感じ取ることができません。
当然それを手に入れようとすることもありません。
まさに、親の価値観でしか自分を作れない作品のようになるのです。
友人と遊んだ思い出よりも、学習教材の月刊パックをわずか1日でやりきったことの方が印象に残っているくらいですからね💦

少々きつい言い方をしましたが、この過去がなければ得られなかった価値観や気付けなかった感情が山ほどあって、そのすべてが今の自分になくてはならない大切なものです。
現にこうして皆さんに考えを発信できているのですから!
疑いのない世界で生きていられたことで、信じたものを極める力を学ぶことができました。


2.ゼロヒャクの不器用人間

私の両親は勉強に力を注いでくれました。
かつての私はそれに応えるように勉強に取り組み、小学校では何らつまづくこともなく学びに励んでいました。
算数に関しては計算の速いメンバーとして、先生から他の生徒の丸つけを頼まれていたこともあるくらいです。
今思えば、あんなに人に頼られる快感はそうそう味わえるもんじゃありません(笑)

対して、欠点のへこみっぷりときたらこれがまたすごいことでして。
お店で探しているものが見つからなくても絶対に店員に聞くことができず、延々と店内をさまよい続けます(笑)
低学年時代の体力測定、上体起こしはまさかの0回(笑)

100%もあれば0%もある、そんな不器用人間でした(;^ω^)


3.できるからこそできないこと

中学校に入学しても、勉強は私の味方をしてくれました。
200人以上在籍していた生徒を対象に実施される様々なテスト、
3年間でなんと学年1位を2回もとることができたのです。
ここが私の人生のピークといっても過言ではないでしょう!
うっとうしいでしょうが、この場を借りて自慢させてもらいました(笑)

ですが、この頃からとある不信感を感じることになりました。
確かに、学年トップが校内で知れ渡ったときはすがすがしい気分でいられました。
でもそれは一時の輝きであり、それは異なる世界の存在のように知られていくだけで人とのつながりを感じさせてくれるものではなかったのです。

どうしてそう思ったのか?
それは、スポーツ万能の同級生が常に輝いていたからです。
体育でかっこいい動きを見せる奴、
スポーツテストで大記録を打ち立てる奴、
運動会でアンカーとなり大逆転する奴、
彼らは誰からもそしていつだって人気者であり、僕の全てだった勉強ができずともそれ以上の幸せを持っている。

私はその時初めて、できるからこそできないことに出会いました。


4.俺は強くなりたいと思えるようになった

それからはがむしゃらに運動に取り組むようになりました。
今までの成果をキープすることには慣れていても、苦手を一から克服していくこと、それは長くつらい道のりです。
なんせ小学校入学時に腹筋0回の男ですから、それがスポーツで人気者になるというのは夢のような話ですよね(;^ω^)

ソフトテニス部では、ヘタクソながらに全力で声を出しながら練習することを意識しました。
朝練だって休みの日だって、なるべく多くの時間をかけて上達することを目指しました。
ある練習試合の日なんて、土砂降りであったにも関わらず何を思ったか一人コートに赴き、ひたすらに壁打ちを行い、結果中止を知らされるということがあったくらいです(;^ω^)

自主トレだって頑張りました!
毎日のメニューとして腹筋/腕立て/柔軟/2L水入りペットボトル上げ等(他はほぼ忘れました)を必死にこなしました💦
特に嫌だったのが、2kmランニングです😂
ただ走るだけならよかったのですが、母はひどいことに一緒に走る弟とタイムを比較するのです!
これが兄貴としてどれだけのプレッシャーになったことか(笑)
苦痛も体調不良もすべてプライドでねじ伏せ、弱音を漏らそうがゲボ吐きかけようがとにかく気合いで勝利にこだわりました🔥
今となっては根性がついた一番の理由ですね(笑)

それらの成果が身を結び、運動で人気者に!とはいかないものの、体力テストでA判定をとり、表彰状をもらえるまでになりました✨
体育でのトラック走ではトップ層で記録を狙えるレベルに達し、一位と楽しんで張り合えたのはいい思い出です🙌

この運動での努力をきっかけに、親の意見でなく自分から湧いた感情を大切に行動を選択できるようになれました!
でも、できれば運動でモテたかったなぁ・・・と邪悪な心がささやいたのは内緒の話です(笑)

ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございます。
応援や厳しいお言葉など、様々なコメントをいただけたら嬉しいです。
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