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【文04】文章の反響を得るために壊すべき「5つの壁」

【記事メーター】☆★☆★☆★☆★
※星ひとつ500文字程度

こんにちは、蒼騎愁也(あおきしゅうや)です。
今日もお疲れさまです。

あなたが書き上げた文章、
いわば、お腹を痛めながらも
懸命に生んだ我が子のようなもの。
自分なりの試行錯誤を経て書いた文章ですが、
この世に生を受けたときから
大変な試練が待ち構えています。

文章の書き手として、
心得ておくべき課題、
壊すべき壁が5つあります。

インターネット上に文章を公開している以上、
その文章の反響は気になるところでしょう。

セールス目的の文章であれば、
その売り上げやレビュー。

セールス目的じゃないブログなどであれば、
ページビュー数やいいね、スキ、
Good、Bad、フォロー数などが、
書いた記事の反響をあらわす
指標になるかと思います。

見てくれる人が多くて、
反響が大きかったり
高評価をたくさんもらえたりすると、
次の文章を書くモチベーションも上がり、
精神的にも自信や余裕が生まれて、
より良いものが書ける、
やる気の源(みなもと)にもなるので、
ひとつでも多くの反響が
ほしいところではあります。

せっかく書いた文章の反響をもらうためには、
この5つの壁を壊していく必要があります。

✅開かない(Not Open)壁

まず最初に立ちはだかるのは、
読者は、あなたの記事を開かないと言う壁。

検索結果の画面や、記事一覧画面などには、
たくさんの人が書いた記事への
入り口が表示されます。

たくさんある記事の中から
あなたの記事は開かれずに
タイムラインを悲しく流れていき、
すぐに画面外に消えてしまいます。

いわば、あなたが気になっている意中の人に
見向きもされていない、
存在すら認識されない状態です。

切ない青春です。

こんなときって、どうするでしょうか?

ヘアースタイルを変えたり、
服をオシャレにしたりなど、
まずは見た目を良くしてみたり、
目立つ行動をとってみたりして、
何とか自分と言う存在を知ってもらうような
対策をとるでしょう。

開かない壁を壊すのも同じです。
一覧から自分の記事の存在を知ってもらい、
おっ?なんだこれ?と、
思わず開いてしまうようなものに
することが大事になります。

記事一覧に表示されるのは、タイトル部分です。

読者はタイトルを見て、
記事の中身を見たいか見たくないかを判断します。
見出し画像で視覚的に注目させることも
効果的ではありますが、
重要なのはタイトルになります。

「おっ?なんだこれ?」
「あっ!面白そう!」
「知りたいことが書かれていそうだ!」
と、思わず開きたくなるタイトルにしましょう。

具体的な数字を使って表す定量的な表現も
より内容がイメージしやすくなります。

「通勤にとても時間がかかった話」
より
「通勤に5時間もかかった話」
と言う内容の方が具体的にイメージできます。

開かない壁を壊すためには、
タイトルの工夫をしましょう。

思わず開きたくなった。
どうも気になって開いてみた。
となればクリアです。

記事が開かれないのは
読者のせいではありません。
書き手のあなたが
開かれるものを書く必要があります。

✅読まない(Not Read)壁

タイトル工夫の甲斐があり、
読者はあたなの記事を開いてくれましたが、
まだまだ試練は始まったばかり。

読者は、あなたの文章を
読まないと言う壁が現れます。

青春に例えると、
あなたが気になっている意中の人は、
あなたの存在を知っていますが、
まったく興味をもってくれていない状況です。

これまた、切ない……

読まない壁を壊すためには、
文章の見た目や、
書き出しに注意する必要があります。

ページを開いたときに、
まず、その全体像が
読みにくい見た目だったりすると、
1行目すら読まれずに離脱されてしまいます。

ごちゃごちゃと
文字を敷き詰めて書いてあったりすると
読者はいっきに読む気をなくします。

読むのに疲れる気がするからです。

適度な改行を入れたり、
空白行を入れたり、
罫線などで区切りを入れてみたり、
圧迫させない見た目にしましょう。

書き出し部分も重要になります。

最初の数行に書かれている内容で
文章全体の内容を判断されます。

なんか違う、面白くなさそうと思われたら、
試合終了、コールド負けです。
読者は離脱して、二度と戻ってきません。

そのため、書き出し部分には、
下記の内容を含めるように工夫しましょう。

▶読者の欲しい情報がある
読者の共感がある
読者の興味がある
自分ごとと思う内容である

また、わかりやすい言葉を使い、
読みやすい内容にしてあげましょう。

文章を書くときは、
読者の気持ちに寄り添う姿勢が必要です。

書き手の書きたいことだけの内容は、
読者を置いてきぼりにして、
自分勝手な印象を与える文章になってしまいます。

文章には読者がいます。
読まれないのは
読者のせいではありません。
書き手のあなたが
読まれるものを書く必要があります。

✅信じない(Not Believe)壁

読者はあなたの文章に
書かれていることを信じません

インターネット上には
たくさんの情報が公開されています。
その情報は、
信憑性のあるものだけではありません。
悪意のあるガセ情報や、
勘違い、知識不足からの
間違い情報もたくさん存在しています。
それらしく書いてあり、
何となく説得力のある内容でも
ネット上で見つけた情報を
鵜呑みにすることは大変危険です。

読者もそれを認識しています。
いくら、あなたが誠心誠意書いたとしても、
どこの誰かもわからない
あなたの書いた内容を信じません。

青春の1ページに置き換えてみましょう。

あなたが気になっている意中の人は、
あなたを信用しません。

せっかく仲良くなったのに、
信用されていないのです。

こんな切ない青春があるでしょうか……

信じない壁を壊すには
あなたの書いた文章の内容を
裏付ける根拠の提示が必要です。

誰かにどびっきりの情報を提供する場合、
ただその情報を出しただけでは
信じてもらえません。
そう言える根拠が必要です。

例えば、先日、友人に教えられた、
私にとっては衝撃的な情報があります。

「いちごは野菜である」と言う情報。

お恥ずかしいことに、
私は先日まで、
この、誰でも知っているであろう事実を
知りませんでした。

ただし、これだけを単純に言われても、
当然「それ本当??」ってなります。

その友人は、
証拠となる農林水産省のページを
提示してきました。
確かに農林水産省さんは、
いちごは野菜だと解説してあります。

「そうか、だったら本当だな」
と、なります。

このように、
その情報が間違いないと言える
証拠を提示することで、
信憑性が増して信じてもらえます。

ただし、根拠として提示する情報は、
しっかりとした出どころである必要があります。

「隣のおばちゃんが言ってたもん!」
では、ちょっと厳しいでしょう。

信じてもらえないのは
読者のせいではありません。
書き手のあなたが
信じてもらえるものを書く必要があります。

✅理解しない(Not Understand)壁

とある、青春のひと幕から。

あなたは、気になっている意中の人と、
もっと仲良くなりたいと思い、
頑張って色々なお話をしますが、
あなたの話すことが、
難しかったり、わかりにくかったりすると、
相手は、話を理解してくれません。

理解できない話をするあなたに、
そのうち嫌悪感を抱いて
見切りをつけられるでしょう。

どうしますか?

たぶん、あなたは、
意中の人が何に興味があるのか、
どんな価値観を持っているのか、
何が好きで、何が嫌いなのか、
と、相手のリサーチをすると思います。
そして、相手にわかるような言葉を使い、
相手に伝わる表現に内容を調節するでしょう。

文章も同じことが必要です。
あなたの書く文章が、
難しくわかりにくい内容である場合、
読者は、その内容を理解しません

理解できない言葉が2つ3つ出てきた時点で、
その文章に対して嫌悪感が出てきます。
わざわざ時間を割いて読んでいるのに、
わかりにくいと思った文章を
そのまま読み続けてくれる人はいません。

自分の思う当たり前は、
他人の当たり前とは限りません。

自分が知っている言葉や言い回しが、
他人も知っていると考えるのは、
わかりにくい文章に直結します。

小学生でもわかる言葉を使い、
中学生でもわかる言い回しにしましょう。

できるだけ専門用語は
使わない方がわかりやすいですが、
どうしても使用する必要がある場合は、
かならず解説をつけましょう。

理解してもらえないのは
読者のせいではありません。
書き手のあなたが
理解してもらえるものを書く必要があるのです。

✅行動しない(Not Act)壁

ここまで、
いくつもの難関を突破してきた文章ですが、
ここが最後の壁。

ブログなどで、
単に情報提供するのでしたら、
あまり関係ないかもしれませんが、
セールスや、メルマガ読者登録など、
読者に最終的にしてほしい目的がある文章に対して
読者は行動してくれないと言う壁があります。

青春のワンシーンに例えると、
あなたが気になっている意中の人は、
あなたと遊んでくれません。

色々な話をして、
意中の人が来週の日曜日に
予定がないことを知ります。

ここで最後のひと押し。
「来週の日曜日、遊びに行かない?」
このひと言が必要になります。

このお誘いがないと、
じゃあ、またねぇ。
と、言われて、
せっかくのチャンスを逃してしまいます。

文章でも同じ、
買ってもらいたいなら、
「下の購入ボタンをクリックしてください」
などの、行動を促すガイドを
提示してあげる必要があります。

また、セールス目的の文章は、
ただでさえ嫌悪感をもたれます。

期間限定や数量限定などの希少性をあげて、
行動すべき理由を丁寧に伝えましょう。

さらに、返金保証や
消費者レビューなどの提示をして、
嫌悪感を持っている読者の不安を取り除き、
行動を妨げる要因を
解消してあげる内容にするのも大事です。

行動してもらえないのは
読者のせいではありません。
書き手のあなたが
行動してもらえるものを書く必要があるのです。

✅文章の壁は青春と同じ

このように、あなたが書いた文章には、
事前に心得ておくべき課題、
壊すべき壁が5つあります。

5つの壁を完璧に壊すのは、
なかなか難しいかもしれません。

あなたの青春と同じように
気になる意中の人と距離を縮めるため、
相手のことをたくさん考えて、
相手の気持ちに寄り添うことが必要です。

その気持ちが読者に届けば、
あなたの文章は、
たくさんの反響を得ることができるでしょう。

頑張って、この5つの壁を壊した
注目される記事を目指しましょう。
 
 

嗚呼、長くなってしまった……

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