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支援学級の日常#3支援学級は学習が遅れるって本当?

小学校の入学を控えた発達凸凹児を育てる保護者の方
悩みますよね?「支援学級」と「通常学級」どちらが良いの?

お友達も大切だけど学習も大切
うわさで聞きませんでしたか?
「支援学級は学習が遅れるらしい…」
この問題「はい」とも言えるし「いいえ」とも言えます。
(どっちなんだい!?と言いたくなりますよね!)

その理由はこの後詳しくお伝えしますが、まず先に…我が家は2人とも情緒学級所属なので情緒学級に特化した情報をお伝えします。

知的学級を簡単に説明すると知的に遅滞がある場合入れる学級であり、個人に応じて下学年の課題を目標にすることも認められています。そのため学習は遅れることがあります。


情緒学級で1年生がまず学ぶこと

「1年生が学ぶこと」と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?
ひらがな・カタカナ・たし算・ひき算…
もちろんそうなんです。

でも一番最初に習うのは学習ではありません。
所持品始末と朝学校にきてからやる身辺処理いわゆるライフスキルに直結することです。
これは情緒学級でもそうですし通常学級でも同じです。

学校の1日の流れの理解。運動着への着替えと脱いだものの後始末。持ち物を提出物と引き出しにしまうものに分別。ランドセルや運動着袋を片づける場所の把握。朝の会のやり方。授業の受け方。休み時間の過ごし方。給食当番。掃除当番。学習の前にもしくは学習と並行して学ぶことがたくさんあります。

今まで自由に遊べていた園時代から「決まったことを決まった時間にやらなければいけない」社会になるんです。

もし、支援学級にするか情緒学級にするか迷う時は、学習の前に上記のライフスキルが現時点でどの程度できているか、また支援員さんの補助なしでお友達の中に入り上記スキルが習得可能かどうかを判断材料にされても良いと思います。

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