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フィンランドを見習ってしっかり休もう。そして仕事以外の何かに没頭しよう。

「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」を読むと、私たちがいかに働き過ぎているか、仕事に力を入れ過ぎているかがよくわかります。

先日YouTubeチャンネルの「ばっちこい心理学」でも取り上げましたが、
働き過ぎはこころの健康にも良くないです。

フィンランドや北欧の方の発想から、働き方について考えてみたいと思います。

16時を過ぎるとみんな帰る

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フィンランドでは16時を過ぎるとみんな帰り始め、16時半にはみんな帰るのだそうです。

終業時間までに帰るってのは、日本ではなかなかないですよね。うちの職場がとかそういうわけではないですが、どこの職場にいても、終業時間が終わったら帰る準備を始めて、そこから帰り始めます。

他の人が働いているのに、帰るってのはなんかなあという気持ちになってませんか?そうなんですよ、後ろめたいですよねえ。

他の人が働いてたとしても、帰ったほうがいいですよ。

あとこの仕事を終わらせてから帰りたい…的な謎のこだわりポイント。終わらないと気になるんすよね(ツァイガルニック効果)。

明日できることは明日やりましょう。

残業はしない

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上に書いてあることと同じですが、フィンランドでは残業はしないそうです。残業をする場合、上司に許可をとって、十分に意思決定を共有した後で残業をするそうです。

残業代をもらっての残業もそうですが、サービス残業とか、ついついしちゃいますよね。

明日に良い仕事をするためには、明日の仕事までにじゅうぶんな休息や睡眠時間が必要です。残業によって休息時間や睡眠時間が減ると、かえって、翌日、集中できなくなります。

時間通りに仕事をこなして、プライベートに帰っていく的なやつ、かっこいいなあって思いません?

仕事は好きだけど、それ以外の時間も大事に

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仕事は好きだし、責任感を持って仕事をきちんとしたいが、終業時間内で終わらせて、それ以外の時間も大事にしたい」と、素敵ですねえ。

心理療法で出てくる大切にしたいことをことばにするエクササイズでも、余暇活動というのがでてきます。趣味やレジャーをする人のほうが、うつやストレスが少ないという研究データもあります。

よくある話が「仕事以外やることないんだよなあ」とか「家帰ってからすることないしなあ」となって、結果仕事してしまうというのがあると思います。

そういうときに、新しい趣味を見つけようとするのもいいと思います。仕事を大事にしたい場合でも、仕事以外のことをしているときのほうがアイデアが出やすかったり、色々な人の話を聞く方が仕事にも幅が出てくるでしょう。

新しい趣味を考えるのが難しい時は、仕事に関連した新しいことを始めるのもいいと思います。例えば、資格を取るのに勉強してみるとか、違う分野の本を読んで仕事に活用するとか、全然ありだと思います。

日常業務以外のことになにかふれてみると、刺激がもらえます。脳の疲れは、休息だけでは取れず、楽しい経験や新しい刺激などによって解消されるそうです。精神的な疲労もとれますよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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筆者あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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