青樹謙慈(アオキケンヂ)

気づきで築く自分の人生|憂世で生きる智慧|叡智の探求|仏教|老荘|神秘学|神智学|スピ…

青樹謙慈(アオキケンヂ)

気づきで築く自分の人生|憂世で生きる智慧|叡智の探求|仏教|老荘|神秘学|神智学|スピリチュアル|雑学・豆知識

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  • 脳を刺激する!知的雑学トリビア・豆知識

    • 33本

    アシモフ流!思考を解き放つ雑学の世界|アシモフが示したように、知識とは単なる情報の集積ではなく、その情報をどのように結びつけ、理解し、活用するかによって価値が変わります。本マガジンを通じて、読者はさまざまな分野の知識を結びつけ、新たな洞察を得ることでしょう。 #雑学 #雑学メモ #豆知識 #今日の雑学 #学び #人文学 #教養 #トリビア #アシモフの雑学 #間違い雑学 #間違い雑学シリーズ

  • キリスト教

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    #仏教 #仏法 #禅 #瞑想 #マインドフルネス #宗教 #哲学 #生き方 #人生

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    楽しき時は楽しく、楽しからざる時も楽しく(日々是好日) 生きとし生けるものが幸せでありますように。 #憂世で生きる智慧 #仏教 #学び #最近の学び #気づき #日々の気づき #今日の気づき #名言 #格言 #ことわざ #人生 #今日の名言

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    易経を学ぶ。易経の名言を紹介。 占い全般・東洋占術・四柱推命・手相・人相・姓名判断などのトピック。

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青樹謙慈(アオキケンヂ)自己紹介

Noterのみなさま、こんにちわ。アオキケンヂと申します。 先日(2024年5月初頭)からnoteを始めてみました。 『憂世で生きる智慧(うきよでいきるちえ)』を執筆しています。 自己紹介極めて内向的で人見知りが激しいです。 世渡りが下手で、社会性がないことは自覚しています。 敏感で感受性が強く、いろんなことが気になります。 誰かのちょっとした発言(文章)、言葉づかいにも敏感に反応して、いつももやもやしていました。それで、そのもやもや感を、チラシの裏になぐり書きして言語化し

    • ぼく見えるもん(こうもりさん)/間違い雑学シリーズ01【アシモフの雑学トリビア・豆知識】

      1. ナポレオンは背が低かった 誤解の由来: ナポレオン・ボナパルトが非常に背が低かったという話は広く知られていますが、これは誤解に基づいています。ナポレオンの身長に関する誤解は、フランスの測定単位「ポワ(pieds)」をイギリスのフィート(feet)と混同したことから生じました。 実際の身長: ナポレオンの身長は約5フィート2インチ(フランスのポワ単位で)であり、これは約5フィート7インチ(約170センチメートル)に相当します。当時のフランス人男性の平均身長は約5フィ

      • グノーシス主義:プトレマイオスの教説(プレーローマ)

        はじめにグノーシスの背景と重要性 グノーシス主義は、初期キリスト教の時代に多くの異端的な宗派として登場しました。正統派キリスト教が確立する過程で、多様な思想が混在していたこの時代において、グノーシス主義は特に注目されました。グノーシスとは、「知識」を意味し、特に霊的な知識を通じて救済を得ることを強調します。この思想は、正統派キリスト教とは異なる宇宙観や救済観を持ち、時には旧約聖書の神を偽りの神と見なすなど、革命的な視点を提供しました。そのため、グノーシス主義は正統派キリス

        • 「働かざる者食うべからず」は修道院の戒律【アシモフの雑学トリビア・豆知識】

          「働かざる者食うべからず」という言葉を聞くと、多くの人はレーニンが言ったものだと考えるだろう。しかし、この言葉の起源はもっと古く、キリスト教の修道院の戒律にまで遡る。 もともとは新約聖書の一節で、パウロがテッサロニキ(ギリシア北部のエーゲ海に臨む港湾都市)の信徒に宛てた書簡の一節。 「働かざる者は食うべからず」という戒めは、早期キリスト教徒の共同生活の基本原則として用いられていたのだ。 具体的には、『テサロニケの信徒への手紙二』3章10節で、「働こうとしない者は、食べること

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        記事

          十二因縁説Ⅱ【仏教の基礎知識05】

          内的心理器官(アンタッカラーナ) 意思(マナス) 理智(ブッディ) 我執(アハンカーラ) 心素(チッタ) *註釈:ヤコービは、ナースィキヤ派(サーンキヤ派)と関係のない独自の原始ヨーガを、現存の経典および注釈から復元できると主張している。しかし、ヤコービはその出発点において、経典と注釈を無条件に一体視しているという誤謬を犯していることも指摘されている サーンキヤ哲学 真我 自性 → 覚 → 我慢 意 + 根(眼・耳・鼻・舌・皮)  語・手・足・排泄器官・生殖器官

          十二因縁説Ⅱ【仏教の基礎知識05】

          王仏冥合【仏教】

          王仏冥合 「王法と仏法とが冥合すべきである」という意味。 政治と仏教の一体化を意味する。王法とは一国の政治、仏法とは一国の宗教。冥合とは知らず知らずに一つになること。 「王仏冥合」は、宗教が混乱する時には国の政治も混乱するという考えに基づく。法華経の本門の教えが国家・社会の指導原理となることによって、この世に寂光浄土が実現するという日蓮の教え。 王仏冥合という概念は、特定の仏典に直接記載されているわけではない。この言葉は、日蓮(1222年 - 1282年)の教えや思想に由

          十二因縁説Ⅰ【仏教の基礎知識04】

          十二因縁 十二因縁説は、仏教における因果の法則を示す教えであり、生と死の連鎖の原因を十二の段階に分けて説明したもの。以下の十二の因縁が順に関連し合っている。 無明:アヴィドヤー(avidyā)。真理を悟ることができない無知や邪見、俗念を。人間の苦しみや迷いを生み出す根本的な原因ともされ、自己の存在にとらわれ、苦しみを超える智慧を欠いた心。 行:サンカーラ( Saṅkhāra)。無明に基づく行為。現世や前世の経験が意識下に刻まれ、その人の心のあり方や行動に影響を与える。パ

          十二因縁説Ⅰ【仏教の基礎知識04】

          過去の因を知らんと欲せば、その現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば、その現在の因を見よ。【憂世で生きる智慧】

          過去の因を知らんと欲せば、その現在の果を見よ。 未来の果を知らんと欲せば、その現在の因を見よ。 [大乗本生心地観経] 仏教の教えにある因果の法則を引用すると、「過去の因を知らんと欲せば、その現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば、その現在の因を見よ」となる。この言葉は、私たちの現在の状況が過去の行動や選択の結果であり、未来の結果は現在の行動や選択によって決まるという、非常に深い真理を示している。 例えば、現在の自分の健康状態が過去の生活習慣や食生活に依るものであるように

          過去の因を知らんと欲せば、その現在の果を見よ。未来の果を知らんと欲せば、その現在の因を見よ。【憂世で生きる智慧】

          無疑曰信(むぎわっしん)【仏教】

          疑い無きを信と曰う 不疑(=疑わない)と無疑(=1μも疑いは無い)とは天地雲泥の差。 疑いが全く無くなる迄、批判精神を働かせないと無疑にはなれない。 解ってなければ疑いは付いて回る(いつもモヤモヤした信仰) 『不疑』から『無疑』には絶対到達出来ない。 「不疑」は単に疑わないことを意味するが、それはまだ疑念の余地がある状態。例えば、ある事実を信じるが、その背景や証拠に対して完全に納得していない場合、「不疑」の状態にあると言える。これは、まだどこかに「モヤモヤ」が残っている。

          無疑曰信(むぎわっしん)【仏教】

          五蘊無我(五蘊非我)【仏教の基礎知識03】

          五蘊とは 五蘊とは、色・受・想・行・識のことを指す。 原義では「5つの集合体・グループ・コレクション」を意味する。蘊は集まり、同類のものの集積を指す。仏教では五取蘊として、色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の総称となり、物質界と精神界の両面にわたるすべての有為法を示す。この五つをまとめて五蘊とも呼び、五陰とも書かれる。これは人間の肉体と精神を5つの集まりに分けて示したものである。 人間の肉体を「色」として表現していることから、「色(ルーパ/rūpa)」は肉体そのものを意味すると

          五蘊無我(五蘊非我)【仏教の基礎知識03】

          真の無知とは、知識の欠如ではない。学習の拒絶である/カール・ポパー【憂世で生きる智慧】

          公正な文化では、失敗から学ぶことが奨励される。 これは、どんなに優れた組織であっても、ミスは避けられないという現実を受け入れることに他ならない。だが、重要なのはミスそのものではなく、そこから何を学び取るかだ。失敗を恐れず報告することで、個人やチームが成長し、組織全体が進化する。 失敗を受け入れる文化を育むためには、まず早計な非難をやめることが不可欠だ。ミスをした人を即座に責めるのではなく、その原因を共に分析し、次にどう活かすかを考えるべきだ。これにより、個々のメンバーが安心

          真の無知とは、知識の欠如ではない。学習の拒絶である/カール・ポパー【憂世で生きる智慧】

          九次第定【仏教の基礎知識02】

          仏教の核心的な問題の一つは、釈尊(仏陀、ゴータマ・シッダールタ)が何を悟ったのかが未だに明確でない点だ。釈尊が悟ったとされる「縁起」の概念についても、それが本当に釈尊自身が悟ったものなのか、後世の創作物なのかという疑問がつきまとう。しかし、釈尊の悟りはこれらの教えを超えたもっと根源的なものであろうと推測される。 まず、釈尊が実際に悟った内容について触れてみよう。一般的な理解では、釈尊は「四諦」と呼ばれる教えを説き、人々に苦しみからの解放を説いたとされる。釈尊が生涯を通じて最

          九次第定【仏教の基礎知識02】

          無我について【仏教の基礎知識01】

          インドでは本来の自己としてアートマンという概念を解く。 仏教は無我と言い、アートマンの存在を否定する。 西洋哲学的な感覚ではアートマンの存在を否定するということは「存在しない」という解釈になる。しかし、仏教がアートマンの存在を否定するという意味は、アートマンが存在しないと言っているわけではない。 インドの哲学のアートマン解釈 仏教のアートマン解釈 仏教の立場では、魂が永遠不滅であると説く教えは、ただの信仰に過ぎず、心の慰めにしかならないとされる。アートマンと呼ばれる魂の

          無我について【仏教の基礎知識01】

          何にでもあてはまるものは科学ではない【憂世で生きる智慧】

          アドラーの心理学理論の中心は「優越コンプレックス」にある。 彼は、「あらゆる人間の行動は、自分を向上したいという欲求(優越性の追求、または理想の追求)から生まれる」と主張した。 つまり、人は常に自己の価値を高めたいと考え、それが行動の原動力となるということだ。 1919年、哲学者カール・ポパーはアドラーと面会し、アドラー理論では説明がつかない子どもの患者の事例について話した。この時、アドラーはその患者を見たこともないのに、持論に基づいて容易に分析を行った。 ポパーは驚き、

          何にでもあてはまるものは科学ではない【憂世で生きる智慧】

          監視社会の始まり:パノプティコンとその現代的意義【アシモフの雑学トリビア・豆知識】

          パノプティコンの原理は、ジェレミー・ベンサムが考案したユニークな刑務所デザインに基づいている。この設計は、建物の中心に監視塔を置き、その周囲に放射状に囚人の独房を配置するというものだ。独房には監視塔に面した窓と、外側に向いた窓があるだけで、他の部分は壁で仕切られている。 この構造により、監視塔にいる監視人はいつでもどの囚人が何をしているかを確認することができる。一方、囚人はいつ監視されているか分からないため、常に見られているというプレッシャーを感じることになる。これにより、

          監視社会の始まり:パノプティコンとその現代的意義【アシモフの雑学トリビア・豆知識】

          自己と世界/宮元啓一先生【仏教をより深く理解するための予備知識】

          インド哲学の世界に足を踏み入れると、「自己と世界」というテーマが非常に重要な位置を占めていることに気づく。特に、ウパニシャッドの哲学はこのテーマに深く根ざしている。ウパニシャッドにおけるアートマン(自己)は、個々の存在を超越した普遍的な自己として理解され、解脱という究極の目標に向かう重要な概念となっている。 しかし、仏教に目を向けると、そこでは無我(アナートマン)が説かれている。これは、自己というものが固定的な存在ではなく、変化し続ける現象の一部であるという考え方だ。したがっ

          自己と世界/宮元啓一先生【仏教をより深く理解するための予備知識】