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大地黄金(だいちおうごん)/禅語【憂世で生きる智慧】

いま・ココ・じぶん 現代社会は、どこかで常に「もっと良い場所」「もっと良い仕事」「もっと良い未来」を追い求めている。まるで、いつか手に入るであろう理想郷を夢見て、今ここにある現実を疎かにしているかのようだ。しかし、「大地黄金」の教えはそんな現実逃避に一石を投じる。 「いつか」ではなく「今」を。 「どこか」ではなく「ここ」を。 「誰かが」ではなく「自分」が。 この三つのフレーズは、まるで短剣のように鋭く心に突き刺さる。 この言葉を噛み締めながら、自分自身の生活を振り返って

不邪淫戒(ふじゃいんかい)【憂世で生きる智慧】

水泳大会には「泳げる者が出場する」「泳げる者しか出場できない」というのは当たり前すぎて考えたこともなかったが、このお話を聞いてハッとさせられた。 その戒律を厳守することは、彼らにとっての基本中の基本であり、宗教的なアイデンティティの一部でもあった。しかし、ここで誤解してはならないのは、彼らの外部への啓蒙活動の本質である。彼らは決してその厳しい戒律を外部の人々に押し付けようとはしなかった。仏教を広めることが彼らの最優先事項であり、そのためには柔軟なアプローチが必要だったのだ。

食えなんだら食うな~名僧は説く/関大徹【読書ノート・本要約・ガイド】(1991/01/01⇒2019/06/01復刻)

曹洞宗大教師が語る人生の意味。 長らく復刻を望まれていた名著がオリジナルのままに復刊。 書店「読書のすすめ」店長・清水克衛氏、実業家で歌人として著作多数の執行草舟氏が推薦。執行草舟氏の愛読書であり座右の書、本人曰く「俺は、この本が死ぬほど好きなんだ!」 関大徹(せきだいてつ):プロフィール 明治36年、福井県に生まれる。大正5年、師の関頑牛に就き得度。 大正14年愛知県曹洞宗第3中学校卒業。この年より12年間福井県小浜市発心寺、富山市光厳寺にて禅修行に励む。 昭和18年1

人間死んだらどうなるか/スマナサーラ長老

1996年12月09日かやの木会館で収録されたアルボムッレ・スマナサーラ長老のご法話。 あの世はあるのか、霊魂は存在するか、輪廻転生の仕組みとは、神(創造主)の存在の是非など、私たちが「今を生きる」ために知っておきたい仏教の基礎知識。 0:00:00 「死んだらどうなるか」というテーマについて 0:10:51 魂を探すための実験 0:21:26 ブッダは「我々はどう生きるべきか」を教えた 0:32:21 死後があっても無くても善行為すべき 0:42:46 人間らしい生き方