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日々是短歌、ひりだす哉。 4/6(土) / 11



春のどか水面で羽を洗うは雀か雲雀(ひばり)か
黄味がかった口ググればムクドリ


■ミニ解説
じつはこれはかなり時間をかけて文字をいじった。季語(のどか)をどこに入れるか? とか。粘土のようにこねくり回した。結果、分かったことは、いまのじぶんは短歌にかんする腕が足りない。圧倒的に知識と技術が足りない。これじゃじぶんが楽しめない! そうだ! まずは楽しまないと。 ということで、ここで放置することに。




久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ 

紀友則『古今集』

■ミニ解説(現代語訳)
こんなに日の光がのどかに射している春の日に、なぜ桜の花は落ち着かなげに散っているのだろうか。



しのぶれど色にいでにけりわが恋はものや思ふと人のとふまで
〈拾遺・恋一・六二二・平兼盛(たひらの/かねもり)〉/百人一首

■ミニ解説(現代語訳)
だれにも知られないように心に秘めていたのだけれど、とうとう顔に出てしまったよ、私の恋は。何か物思いでもしているのですかと人がたずねるほどに。
[技法]倒置法。「わが恋は」が主語である。



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