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「なるほどプロット」20240412fri(398字)

本日から四百字日記を再び始める。
師匠から「おまえは形無しだ」と言われた。
韻律が窮屈だから小説が生まれたではないか?
と心で反発する。が踏みとどまった。

おまえは形無しだ

噛み締める。
翌る日、折良く俳句の授業を受けた。zoomの講師は大阪の老俳人だ。
教室から事前に届いたメール「久保純夫の楽しい俳句のレジュメ」に驚愕を覚えた。それは久保先生の授業のレジュメとプロットだ。師匠の言葉がよみがえる。「作品の章に段落に制約をかける」それがプロットだ。

俳句の授業では久保先生は「どのように省くか? 」をいくども指南していた。主役のバッタを浮きあがらせる為に語をどのように配置するのか?
おまえは考えすぎだ。耳に師匠のことばが響く。

昼に生垣を剪定。葉が妙に光ってると感じた。
「朝、矢内さんが殺虫剤をまいた」母が言った。
そうだったか。

玄関で
如雨露をさげて
かたまる人影
水面に立つは
実母の影か

解説:母の立ち姿見て痴呆を懸念



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