「上陸者」取材のための(魔改造ノート)
988文字・60min
「上陸者」のテーマ
■自由とは?
キムの成長を描く。キムがなにを見る、なにを感じる、なにを悩むのか?
■「上陸者」の舞台設定
➡︎「上陸者たち」の「一分後の世界」=「並行世界(パラレルワールド)」
◉五個の原子爆弾(一個がヒロシマ型の二百倍の威力をもつ)が同時爆発したことによってキムは時空の歪みに入った。
キム・スリン(桜井晴人)の腕時計は上陸後の世界は、爆発前の世界より一分間すすんだ世界だった。
■二章
民宿「山小屋」にて日本の情報を得ると…
➡︎日本列島は北海道はロシア軍に、九州は中国軍に占領されていた。国会はアメリカ海兵隊の特殊部隊によって大量虐殺、首相は人質で官邸は占拠されていた。
■「上陸者たち」のラストシーンと「上陸者」の冒頭の接着剤は「巨大津波」
■「上陸者たち」のラストシーンの差し替え案
桜井はサエキナナミを浜に横たえ、上陸へと向かった。
砂浜にでる岩を踏む桜井は妙な気配を感じる。ずずと地面が揺れる。体が後ろに吸い寄せられていくような奇妙な感覚だった。
桜井はふりむいた。その光景に自分の目を疑った。
見たこともない高いビル群のような津波が、巨大な壁になってにこちらに押し寄せてくる。
汀(みぎわ)に横たわるサエキナナミの片手がぴくりとうごくのが見えた。横顔が日本語の恩師であるアンジョ・ナオ教官にそっくりだ。キムはアンジョ・ナオ教官のことばを思いだす。
「キム・スリンさん、日本には《ジユウ》ということばがあります。日本には『みずからによる』と書いて《自由》と読むすばらしいことばがあります。忘れないでいてください」
自らに由る。
キムは浜に押し寄せる巨大津波のほうへ走りだした。
■「上陸者」の冒頭
(思案中)
■取材でなにをする?
実際にキムとおなじ浜に立つ。雪山を踏む感触。その場所からなにが見えるのか? キムはなにを見渡すのか? キムはなにを感じるのか?
物語と地理(時間)的な矛盾を解消させる。
実際の現場には、なにが建ち、なにが落ちているのか?
地理の壁など(雪崩、地震、自警団の暴走などのサブプロット)の発見
新潟県、長野県、山梨県、東京人などの県民性の発掘
キムの成長の壁(人間とのふれあい、ぬくもり)の発掘
北の兵士が着た日本の服の暖かさ、温泉、
移動手段(道路状態)、鉄道、高速(高速バス)、自動車、装甲車、戦車、戦闘機、駐屯地、新幹線、駅、飛行場などの場所の確認
地元の人々の観察(方言、ふるまい、イントネーション、笑い方など)
下記の先生のページを参考にしました。
(僕はニジマルカ先生の記事を読んで「上陸者たち(中編小説)」と「上陸者(中編小説)」の二つの小説をくっつけて、ひとつの長編小説「上陸者」に魔改造しようと思った)
大変参考になりました。
39です。
下記は今日の猫。
よろしければサポートおねがいします サポーターにはnoteにて還元をいたします