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22卒の就活を振り返って【後悔も話す】

はじめに

はじめまして。理系国公立大学出身の葵(あおい)です。今年の5月ごろに志望企業から内々定を頂き22卒としての就活を終えました。

新卒としての就職活動は人生で一度きりですので、どんなことがあったのかを備忘録的にまとめようと思い、このnoteをつらつらと書いています。

就活を通して分かったことやあの時こうすればよかったなあ、と後悔したことも書いてみました。これから23卒,24卒で就活をする人は一部参考になることもあると思います。

はじめに、私の就活におけるスペックを書いておきますね。

葵の就活スペック
・地方国公立大学卒業(今年の4月に大学院中退)
・理系
・アルバイト・サークル経験有

▼見ていた業界
①IT(SIer&コンサル)業界
②インターネット広告業界

念のため説明しておくと、ぼくは大学院を今年の4月に中途退学しています。
選考中は「22年の4月に大学院を中退する」と言っていました。もちろんその経緯は深堀りされましたが、それ以外は他の学生と質問内容も変わらなかったと思います。 

▼目次
【内定は◯社】葵の就活結果
葵の就活スケジュール
ESを書く上で最も大切なこと
【必ず押さえよう】面接でよく聞かれる質問7選
就活で後悔したこと3選
【必見】おすすめアイテム


【内定は〇社】葵の就活結果

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最初に、就活結果から振り返っていきます。
(受けた企業すべて整理してみました…)

結果としてはインターネット広告代理店2社から内定を頂くことができました。

うち1社は第一志望でしたので、納得内定できたと思います。

また振り返りをまとめていて「65社も受けていたのか…」と正直驚きました。

細かく見ていくと、最初の関門であるESは意外と通過していたように思います。
※就活終盤はほぼほぼ落ちなかったです。

とはいえぼくは最初からESが得意だったわけではありません。あとあと、ESのコツなども書いていきますね。

また注目すべきは「最終面接の通過率の低さ」です。

最終面接は”熱意”と言われているのですが、
ぼくはこの熱意を表現するのがとっても苦手でした。

最終面接に向けた面接練習はもっとするべきだったなと思います。

※ちなみに65社の内訳は、1:4でインターネット広告業界の企業が多めです。


合格率(60社受けて2社内定)について考察してみた

まだ就活を始めたばかりの学生からすると
「「60社受けて2社内定」の結果は良いの?悪いの?」と思うかもしれません。

結論から言うと「人と受ける業界に依る」としか言えないです。

色々考えたのですが、以下の2つが合格率を左右すると思います。
・学生(自分)の要領の良さ
・業界の人気度&採用人数

"要領"は選考結果にかなりの影響を及ぼします。

就活においての"要領"とは「内定までの戦略を練る力」や「判断力」という方が近いかもしれません。

ぼくは逆算的に考えるのが得意ではなく手当たりしだいに受けており、合格率は2社/65社でした。

ところが、要領の良い友人は4社/8社とかで内定を頂いていました。(ぴえん)

もちろん、内定をもらうことがゴールではありませんが、企業を選べる状態にある越したことはないです。

なので「内定までの道のりをもっと現実的かつ鮮明に描くこと」が大事だと思っています。

また、同じ学力をもってしても、業界によって選考の通過のしやすさが変わります。特に、人気があるもしくは採用人数が少ない業界はやはり難しいと感じました。

ぼくの受けていたIT業界と広告業界では、どちらも人気ではありますが採用人数は前者の方が多いです。

なので、IT業界の方が選考に通過しやすい感覚がありました。
※もちろん企業ごとの違いはあります。


葵の就活スケジュール

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ぼくが就活をスタートしたのは8月です。

サマーインターンは気づいたら終わっていて1社も参加できませんでした。

完璧主義な性格なので出鼻をくじかれたせいで序盤からかなり病み倒したことを覚えています。

自己分析とOB訪問は必要だなと感じたときに行っていたので、ずーっと取り組んでいたように思います。

「大きなイベントごとにその準備を行う」という方針で進めていました。サマーインターン前はWebテスト、ES対策。本選考前は面接対策、という具合ですね。

一番選考が忙しかった時期は3月〜5月です。
※モザイクを掛けてますが、スケジュールのキャプチャを貼っておきますね。

多いときは一日3社面接を受けてました。

コロナで対面選考が減っているとはいえどんな企業でも家で受けられるのはとてもありがたかったです。

上はスーツ、下はパジャマが正装でした。


ESを書く上で最も大切なこと

インターンを含めると50個以上はエントリーシートを書いてきました。
その中で僕が最も大切だと思ったのが「ロジック」です。

ロジックとは"文章の論理構成"のことです。

21卒の先輩からは「仕事終わり電車に揺られながら帰るサラリーマンが一回読んだだけで理解できる文章」を目指すと良いと聞きました

聞いた当初はどんな文章を指すのかまったくわかりませんでした。
ただ、何度もESを書くうちに共通点はロジックにあると気づきました。

自分ではどれだけ良いことが書いてあると思っても、ロジックがなければ伝わりませんし、一回読んで何をいいたいのか伝わらないESは落とされます。

ロジックを鍛えるのに一番のおすすめは、ESの模写と添削です。

模写はできればロジカルな人間が書いたESがおすすめです。コンサル業界志望のESは特に参考になります。

添削もできれば、コンサル業界の先輩にしてもらうのがオススメです。

「OB訪問できる先輩がいない‥」という方でも使えるサービスを最後に紹介しておきますね。


【必ず押さえよう】面接でよく聞かれる質問7選

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面接内容は企業によって様々でした。
その中でも、本選考だけではなくインターンの面接でもよく聞かれた質問を紹介します。

①自己紹介
②チームで頑張った経験
③強み&弱み
④周りの人にどんな人と言われるか⑤挫折した経験
⑥志望動機
⑦他社の選考状況


①自己紹介をしてください
どの企業でも100%聞かれます。

ぼくは、大学、学部、学科、やっていた研究の概要、ガクチカの概要を話していました。大体30秒ぐらいで話すことが多かったです。

ぼくは研究とガクチカが伝わりにくい内容だったので「一回話して伝わるか」を特に意識していました。

②チームで頑張った経験はありますか?
チームで頑張った経験もよく聞かれます。

この質問から深堀りが始まることはあまりありませんでしたが、ガクチカから派生することがたくさんありました。

どのような集団のどの役割として何のために何をして何がどのように変わったか

は最低限押さえておきましょう。

③あなたの強みと弱みを教えて下さい
私は強みと弱みは裏返しの関係にしました。

強み:好奇心旺盛
弱み:(好奇心旺盛過ぎて興味が分散してしまい)物事が長続きしない

みたいな感じですね。

一貫性が生まれるので話が伝わりやすいです。

④周りの人にどんな人と言われますか?
面接官は「あなたがどんな人間か」を知りたいと思っています。

学生のまわりの評価はその大きな助けとなるんです。予め友達にきいておきましょう。

⑤挫折した経験はありますか?
挫折経験もよく聞かれました。

経験を話すときは、挫折の度合いが伝わるように感情を込めながら伝えることを意識していました。

「大きな挫折がない‥」という人は小さな失敗経験でもエピソードになりえます。

失敗をどのように受けとめ、どのように解釈して何をしてどう考えたのか

面接官が見たいのは仕事での再現性や性格です。

⑥志望動機はなんですか?
インターンシップでは聞かれないこともありますが、本選考では必ず聞かれます。

悲しいかな「御社しか勝たん」だけでは伝わらないのでもっともっと分解して、「やりたいことを叶えるために必要な環境が一番整っているのは御社だ」という構成で話していました。

またこの問いの変化球として以下が挙げられます。

うちのどういうところに興味をもったの?
うちのどこが良いとおもったの?
将来やりたいことは?

聞かれ方ごとに対策するのは不可能なので、志望動機のキーワードだけ頭に入れておくのがおすすめです。

⑦他で受けている企業の選考状況を教えてもらえますか?
面接の最後に聞かれることが多い質問です。

受けている企業と同じ業界を答えるのがもっとも無難だと思います。他の業界を受けていても自分から話すことはあまりおすすめしません。

どの企業でも「御社が第一志望です」と答えておくのがおすすめです。


就活で後悔したこと3選

納得内定を頂けたとはいえ、「もっとああしておけば、こうしておけば」がたくさんあったので、厳選して3つ紹介します

①サマーインターンに参加すればよかった
②受けている業界を早めに絞ればよかった
③もっとOB訪問しておけばよかった

やっぱり一番の後悔はサマーインターンに行っていないことです。

正直、サマーインターン参加した人の優遇はエグいです。
友だちの就活を聞いていてそう思いました。

しかも、年内に内定を目指すには日系大手の場合サマーの参加は必須です。

目指さなくとも選考を受けるだけで得られるものがたくさんあるので、本当に参加すればよかったなと思います。

ぼくはIT(SIer&コンサル)業界とインターネット広告業界の2業界を受けていました。

最終的には4月に後者に絞りましたが、絶対にもっと早く絞るべきでした。

なぜなら時間は有限だからです。

しかもぼくの場合特に、内心ではインターネット広告だよなあ。と思いつつ他業界を見ており、割と時間を無駄にしてしまったなと後悔しています。

いろんな業界を見れたのは良い経験になりましたが「ここだ!」と思ったら一点集中した方が良いかもしれません。

最後の後悔はOB訪問をしていなかったことです。

していなかったというよりは「もっと」しておけばよかった、の意に近いですね。

正直に言ってOB訪問はとても有益です。

過去に「御社」の内定を頂いているので、どんな大企業の内定者よりも就活系YouTuberよりも、その会社の選考に関しては有益な情報がもらえる確率が高いです。

まだの人はぜひOB訪問してみてください。オススメのOB訪問アプリはMatcherです。学歴に関係なく気になる企業の気になる人にOB訪問ができるので、積極性さえあれば、たくさんの社会人に話を聞けます。(もちろんリモートでOK)


【要チェック】必須アイテム&登録サービス

最後に、就活中に利用していたモノやサービス、資料などを共有します。
たくさんあるのですがこれでも厳選したのでオススメです。

❏就活必須アイテム2選
①照明付きスマホスタンド
意外と知られていないのですが、面接やエントリー動画で最も重要なのが照明です。人の印象は最初で9割決まると言われており、就活においてはかなり顕著と感じました。

照明をわざわざ買っている人は意外といなかったので、間違いなく差別化に繋がるはず。


②あずきのチカラ
毎日自己分析ノートを書いたりWebテストを解いたり、自分が思う以上に目が疲れています。そんなとき「小豆のチカラ」は必須です。寝る前に3分温めるだけで疲れが完璧に取れます。1回買えば250回くり返し使えるのでホントにお得です。


おすすめの書籍8選
①絶対内定
就活は「何を求められるか」全体像を把握したい方はコレ1冊でOK

②メモの魔力
「就活の結果は自分のことをどれだけ知っているか」に左右されるように思いました。"巻末の質問リスト"は就活生必見です。

③業界地図
広告以外の業界を見ておくことで、志望動機のロジックが強化することができます。Kindle版もあるのでぜひです。

④広告業界2022
これ一冊で業界のビジネスモデル、主要企業、職種ごとの違いなど細かく理解できます。広告志望ならマスト。

⑤東大生が書いた 問題を解く力を鍛えるケース問題ノート
ケース問題とありますがグループディスカッション対策におすすめです。コレ一冊でいろんなお題に対応できるようになります。

⑥現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート
コンサル志望は必ず読むべき一冊。逆を言うと、それ以外の業界は無くても大丈夫です。

⑦これが本当のSPI3だ! 2023年度版就職
テスト対策では一番定番の一冊。Webテストはなんだかんだ王道を使うのが良い気がします。出る順でまとめてあるので、本の前からやっていくだけでOK

⑧これが本当のWebテストだ! (1) 2023年度版
上記の玉手箱ver.です。Webテストはこの2冊が特にわかりやすいのでオススメ。


❏おすすめの就活サイト
マイナビ
就活で王道のサイトの一つです。

リクナビ
就活といえばマイナビと、このサイトです。

OneCarrer
30万件のクチコミ・就活体験談が無料で見れます。掲載企業は大手に寄っているイメージ。

unistyle
内定者のESが見放題。企業研究や志望動機を考えるときによく使いました。

unistyleオープンチャット
就活用のオープンチャット。今年の選考を就活生同士でリアルタイム共有できます。※ただし他の学生と比較してメンタル病みやすいのは注意

Wantedly
IT系、Web系のベンチャー企業を探してる学生は登録しておくのが吉。

みん就(みんなの就職活動日記)
就活生同士で情報交換する掲示板があります。過去の選考の内容を知るのにけっこう役立ちました。

キミスカ
企業からオファーが来る逆求人サービスです。プロフィールを埋めるだけで企業からスカウトが来ます。他の逆求人サイトも試しましたが、キミスカが最もスカウトの数が多かったので選考の場数を踏みたい人にぴったりです。

openwork
企業の社員口コミサイトです。特に年収と退職理由についての口コミを見ておくと、受ける企業を選ぶ上での判断材料になると思います。

▼YouTube
動画の雰囲気が異なるのでバシバシ追い込みたいときはutusさん、落ち込んだときはエルトさんを見ていました。

最後に
就活でいちばん大切なことは「自分のことをどれだけ広く深く理解できるか」です。時には避けてきた過去に目を向けて、自分を嫌いになってしまうこともあるかもしれません。でもそれだけ向き合えたあなたは強いです。絶対に誰にも負けません。

この1年間、嬉しいこと悲しいことたくさんあるかもしれませんが、最後に笑えるよう、後悔のないよう頑張ってください。

応援しています!!

※また、ぼくは大学院を中退して就活をしていたことから新卒に混ざりつつ既卒として就活をしていたのですが、もっと詳しい就活について知りたい方はこちらもご覧ください。新卒の方が読んでも参考になるように書いてます。
>> 既卒就活のやり方や選考の流れは?いつから始めるべき?

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