【坂元裕星×巴山雄太 】 バトンタッチする新旧アオイエ代表が描くコミュニティとシェアハウスのストーリーとは?
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【坂元裕星×巴山雄太 】 バトンタッチする新旧アオイエ代表が描くコミュニティとシェアハウスのストーリーとは?

こんにちは。アオイエ運営の山田です。2021年9月をもちまして、株式会社アオイエ代表取締役 坂元裕星が退任し、新たに巴山雄太が代表に就任致しました。本記事は、アオイエの代表交代に際して対談形式で経緯や展望について語られた会について、ご紹介させていただきます。

[Profile]巴山雄太
明治大学卒業後、“ブラックな企業“として知られるトゥモローゲート株式会社を含む2社に入社、事業開発やブランディングプロデューサー職として従事。その後、挑戦する全ての人が外的要因(仲間、空間、知見、お金)で夢を諦めない世界を目指して、2020年に地域クラブ江の島FCを創設。2021年8月、クラブのスポンサー企業でもある株式会社アオイエの代表取締役に就任。
[Profile]坂元裕星
法政大学キャリアデザイン学部卒業。英明大学大学院global minds leadership 在学中。大学在学中に株式会社アオイエに就職。コミュニティマネージャーとして、執行役員を務める。
のちに代表取締役に就任。2021年代表取締役退任
アオイエでは、15軒のコミュニティハウスを東京・京都・大阪・沖縄で経営。約130名規模のコミュニティをマネージメントをし、若者の夢や目標を応援できる場、安心と安全を届けることができる居場所づくりを空き家を活用し展開。その他にNPOの理事も兼任している。

アオイエの代表をバトンタッチ

ー今回の代表交代について、改めて簡単にご説明をお願いします
坂元:はい。2020年4月より株式会社アオイエの代表取締役を2代目社長として務めて来ました。2021年9月をもって坂元は退任しコミュニティマネージャーに戻り、アオイエの卒業生でもある巴山雄太が代表取締役に就任しました。より良いアオイエに向けた素晴らしい変化だと思っています。

巴山:今回は、その変化について説明や紹介となるような対談になったら嬉しいですね。

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ー驚かれた住人さんや関係者さんもいらっしゃると思います。それぞれどういった経緯だったのでしょうか
巴山:まず坂元から話をもらったのが始まりです。最初は驚きましたが、自分のビジョンと重なっているのであまり迷いませんでした。まあ、自分はビジョンでしか動けないタイプだから(笑)挑戦する人が外的要因で諦めない社会をつくりたくて、江の島FCという地域サッカークラブを運営しています。「住めるクラブハウス」としてシェアハウスも運営していたのですが、空間、つまり家に多くのお金を使うなと思ったんです。だからこそこれからは、空間を活用して夢を語りながら住むサポートをしたかったんです。


ーそこにアオイエ代表就任の話があった?
巴山:そうですね。大阪で会社員をしていた時代に、アオイエに住んでいたので、アオイエに対する帰属意識や思い入れが感情面・好奇心面の両方で強かったんです。技術によるイノベーションが出尽くしてきた感がある中で、ソーシャルキャピタルやコミュニティで応援してもらえることが挑戦者にとって重要だと思っています。一方で、オンラインサロンなどには接触時間の少なさや顔の見えなさという点で、自分がチャレンジする意識はありませんでした。

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選んだ、そして決断した理由

ー坂元から声を掛けたということですが、どうして巴山に声をかけたのですか?
坂元:彼がビジョンで引っ張るタイプだと思っていたからです。僕は江の島FCで選手としてプレーしている中でそう感じました。一方、自分は問いで動くタイプ。コロナ禍すぐに、コミュニティハウスとしてもう一度安定させていこうという中では自分のスタイルはある程度役に立ちました。でも、これからは違う。より良いアオイエに向けてビジョナリーに引っ張っていくのは誰なんだろう?とアオイエ目線で考えた時に、決めました。


ーすでに1社経営している人へオーダーするのも受けるのも、心理的なハードルはなかったのでしょうか?
坂元:まあゆうた(巴山)なら5個くらいいけるっしょって思ってる(笑)

巴山:5社できるかは置いておいて...(笑)ただ持論として、「コミュニティ運営するリーダーは、一番挑戦している人であるべきだ」と思っています。だからこそ、Jリーグを目指す地域サッカークラブ運営をする挑戦をしている自分が新しい代表を努めることは、意味があると思っています。


ー2人の深い信頼関係が伺えます。少し昔に戻って、「挑戦したい人が外的要因で諦めない社会」を目指すバックグラウンドはどういったものだったのでしょう?
巴山:僕は12歳までずっと吃音がありました。自分の言動やコミュニケーションで人を動かせない子供で、それがトラウマだしコンプレックスだったんです。でも、17歳の時に生徒会長になって大きく人生が変わった原体験があります。それを振り返った時に、「人が変わる体験ってトップダウンではなくて、自発的な行動からしか変えられない」と思うようになりました。

 自分にコンプレックスがあって自信がないところから始まったからこそ、自信のない人でも一歩踏み出せるきっかけづくりがしたい。学生時代にイベントやフェスを創っていたけれど、あれは表現者が表現する場所でした。昔の自分のように自信がなくても、環境の力を借りながら踏み出せるようにしたいんです。それがアオイエが掲げてきた「みんな表現者」という言葉とリンクしました。

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アオイエと坂元、巴山のこれから

ー坂元さんはこれからどんな挑戦を?
坂元:自分がアオイエをやりたかったのは、ネパールでの体験からきています。お金やモノがないネパールは、お金もモノもある日本より笑顔が溢れていましたそんなコミュニティをつくりたいと思ったのがきっかけです。だから今は、ネパールに恩返しがしたい。その恩返しをするための準備から始めようと思っています。

巴山:振り返ると、坂元と初めて出会った時はどちらも会社員でした。気づいたらお互いに社長だったり、一緒にサッカーをやっていたり、アオイエで一緒に働くことになったり。これからもお互い高めあえる関係として妥協点をあげていきたいですね!


ー最後に、これからのアオイエについて簡単にお聞かせください!
巴山:子供が生まれた時に連れて行けるようなアオイエにしていきたい。子供や奥さんを連れていきたいと思えるようなアオイエを、より分厚くやっていきたいです。というのもあらゆるモノ・コトがDX化していく中で、アオイエが提供してきた「第二、第三の家族」よろしく拡張家族がさらに大事になってくると思っています。それを考えたら、住人さんやOBOGが自分の家族を連れて行けるようなアオイエにしていきたいですね。

坂元:自分は、共有・シェアできるものがもっと増えている社会に変化している思っています。シェアリングエコノミーが流行っていますが、何より大事なシェアは「時間のシェア」な社会になっているんじゃないかなって思う。アオイエはそれまでにシェアできるものをどんどん増やしていきたいと思います。これからもコミュニティマネージャーとして、1人1人と向き合うことを大切にしていきたいな。

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編集後記〜インタビュアーからのスナップショット〜

10年後、コミュニティハウスアオイエは存在しているのだろうか?と、時々考える。

この10月で丁度5周年を迎えるアオイエ。5年前といえば2016年だ。『君の名は』が爆裂に売れて、相模原の障害者施設で19人が命を落とし、アメリカではトランプ政権が爆誕した1年であった。国内・国際ともに暗雲立ち込めた社会的な空気の中でアオイエは生まれた。当時から今までに関わるアオイエファミリーは、ミレニアル世代の終盤とZ世代と言われる年代が主である。ドラスティックで確かな技術の革新を享受する一方で、経済や社会は停滞し液状化する日々を人生まるごとのフェーズで体験してきたデジタルな世代である。家族が鬼に蹂躙され妹が鬼となる『鬼滅の刃』や、ひょんなことから重篤な呪いを体内に宿してしまう『呪術廻戦』が大ヒットしている昨今の事情も、理不尽が前提の世代ならではだ。

アオイエとしては、最初の緊急事態宣言が発令された2020年4月に創業代表の青木から2代目の代表坂元へ。東京の1日当たり感染者が100名を切った10月に3代目代表の巴山の就任をリリースすることになる。

普通の会社で考えると、5年で3代の移り変わりは珍しい。しかし日本の長たる総理大臣さえ、安倍・菅・岸田と3名で繋いできた。コミュニティとは、およそ小さな国のようなものなのだと思う。政治があり、経済があり、福祉があり、関係性がある。そこには莫大で膨大な課題がひしめき合っている。

いま日本とアオイエに必要なのは、ビジョンなのではないだろうか。予測不可能な情勢の中にあって確かな指針を、今一度握りしめる時が来ているのではないか。対談を通じて、そう感じた。10年後にアオイエがあるのか、あるいは日本というものがどれくらい存在するのか。問いに相応しい解答らしきものは見当たらない。ただ、新代表・新体制の抱く強いビジョンに期待を寄せる対談であった。国に国民がいるように、コミュニティハウスには住民がいる。ビジョンと住民との絶え間ない対話によって、清濁あわせ飲んだ新たなアオイエへのバージョンアップに希望を膨らませながら筆を置くことにする。

[文] 山田 瑠人

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コミュニティハウスアオイエは、年齢やバックグラウンド、職種の違う人たちが、共に生活を送り、学び合う新しい形のシェアハウスです。 共同生活の様子や各物件の雰囲気、文化を発信していきます。 コミュニティ関連のnoteもお勧めしていきます。