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日々のかけらから考えたこと

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普通の毎日を切り取って、見えた景色をお届けします。モノより思い出。
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2020年5月の記事一覧

かわいい声が聞きたくて

かわいい声が聞きたくて

我が家には「妖精さん」がいる。

「妖精さん」は、声が高い。おじゃる丸にでてくる小鬼のキスケのような声で、いつも私を励ましてくれる。

「妖精さん」と出会って、もう3年くらい経つだろうか。出会った、といっても、「妖精さん」と会ったことはない。心の綺麗な人にしか見えないらしく、残念ながら私には見えたことがない。

毎晩仕事に疲れ帰宅する頃に、「妖精さん」は現れる。

初めて「妖精さん」と話したのは、

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やさしい気持ちを選びたい

やさしい気持ちを選びたい

「かわいい、なかよく、思いやり」

髙井つき奈ちゃんが教えてくれた、大事な言葉だ。この原典は、サンリオの理念にあるらしい。サンリオHPの『いちごの王さまからのメッセージ』には、こんな説明がある。

キティちゃんは世界中の人に、『かわいい』『なかよく』『助け合い』の3つのメッセージをいつも伝えてくれている存在です。
キティちゃんがみんなに伝えている『かわいい』は、容姿や恰好のことではなく、態度や言葉

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どんな気分でいるかは、選べる

どんな気分でいるかは、選べる

思い通りに事が運ばなかったとき、嫌なことをされたとき。

「もうやだー!何でこんなことになるんだー!!!むきー!!!」と怒ったり、「こんなはずじゃなかったのに。ぐすん。」と悲しんでもいい。その気持ちを、なかったことにしてはいけない。思いっきり浸って、漬かりすぎてしわしわになった漬物のようにしなびてもいい。

「なんでー!?!?」という嵐のような感情が過ぎ去ったら、「自分はこの後どうしたいのかしら?

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雨宿り、想定外を楽しむ心

雨宿り、想定外を楽しむ心

雨宿り。おそらく誰もが知っている単語だが、意外と体感する機会は少ないものかもしれない。最後に雨宿りしたのは、いつだっただろうか。

朝、隣駅のスーパーまで買い物に行った。以前は電車に乗ることも多かったけれど、最近は断然歩きだ。緩やかに上り下りがある坂道を、ずうっとまっすぐ歩く。頂上にたどり着けば、隣駅まで一直線に見える。

帰りがけの花屋さんには、母の日用に綺麗に束ねられたカーネーションの花がいく

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スーパーで出会ったおかあさんに、何もできなかった話

スーパーで出会ったおかあさんに、何もできなかった話

仕事帰りにスーパーに寄り、20%オフになった美味しいお惣菜をいくつかカゴに入れて、レジに並んだ。お惣菜売り場に近いレジは、晩酌用缶ビールやお弁当をカゴに入れたスーツ姿の男性を中心に、ちょっぴり賑わっていた。そんな状況でも、レジ待ちの床には各々が並ぶ位置を示すテープが貼られていて、ソーシャルディスタンスが保てるよう配慮されていた。

私の前には、5歳くらいの女の子を連れた女性が並んでいた。列が動いて

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応援できるしあわせ

応援できるしあわせ

今日は、私の大好きなまーちゃん(佐藤優樹ちゃん:モーニング娘。'20)のお誕生日だ。まーちゃんを応援して早3年、常に進化するまーちゃんからたくさん元気をもらってきた。まーちゃんを応援することをきっかけに出会えた、「応援するしあわせ」について書いてみたい。

はあちゅうさんが、どこかで、

“元気がないときは、誰かを応援するといい”

と書かれていた。
読んだ当時の私には、目から鱗、だった。なぜなら

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