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自分の「セットポイント」を見直す


何度も言っていますが、人は「慣れ」の生き物です。
「今のまま」が一番心地よい。

当たり前に思っている、自分の「基準点=セットポイント」
これについて考えてみよう、というお話です。


「成長」してやっと現状維持


少し前ですが、Twitterのこんな投稿を目にしました。

まだ若い人の方が危機感持ってるんですよね。特にZ世代なんかは、このままぬるま湯に浸かってていいのか、という気持ちが強く、
会社員にしてもフリーランスにしても、「一つの場所で腰を落ち着かせたがる」人、注意した方がいいですよ。永遠に発注してもらえる案件とか存在しないから。
つまり、世の中は常に成長しているんです。
だからこそ、「自分の成長率」>「世間の成長率」という状態を維持しないといけません。これこそが安定と呼べると思っています。

https://twitter.com/ryukke/status/1642731347407175681

私たち人生後半のカラダについて、この法則で言うなら、

「成長」>「退化(老化)」という状態を維持しないといけません。

私たちの筋肉は毎年1%ずつ減っていますからね。

「ありのまま」とか「がんばらない」という言葉。
これ、「がんばり過ぎ」な人に言う言葉だと思うんですよね。

何にもしていないなら、がんばれ!
「がんばらない」「衰えている」ということですから。


自分の「セットポイント」を知る


人の生活って、さまざまですよね。

運動と食事に気を付け、健康をしっかり意識している人がいる一方で、
毎日、一日中デスクワークで、夜はご飯とお酒でお腹いっぱいで寝る、、
そんな人もいます(以前の私)。

(繰り返しになりますが)毎年筋肉は1%ずつ減少しています。

自分の「セットポイント」が、果たしてどんなレベルか?

カラダを相当衰えさせていませんか?
衰えていることを「歳のせい」と言い訳していませんか。


「セットポイント」は4~5年でリセットされる


以前紹介したこちらの本で、
ダイエットの「リバウンド」について、このように書かれていました。

恒常性が機能するかぎり、通常食に戻したら、あっという間に体重は戻ってしまいます。
たとえば長年、体重が80㎏だった人が、頑張って70㎏まで落としたとします。
でも脳は80㎏が適正だと固く信じているので、残念なことにあの手この手で80㎏に戻そうとします。
では、いつになればセットポイントが目標の体重まで下がるのでしょうか?
…最低でも4~5年はキープすることが必要です。

逆に言えば、4~5年かけて習慣にすればよい
気が付いたころに「セットポイント」になっています。


90キロあった男性が


先日ランニング会に来ていた男性が、
「以前体重が90キロあった。」
と言っていました。
今は60キロくらいとのこと。
かなり痩せています。

90キロって、男性のターニングポイントなんでしょうかね(笑)
こちらでも書きました。

90キロを超えると、「危機感」を持つのかしら。

その男性は、甘いものをやめ、
ゆっくりランとウォーキングを繰り返したら、するすると痩せたそうです。

本格的に走り始めたのは、痩せてから。
体が軽くなって「走ろうかな」と思ったそうです。
10年くらい経つとのこと。

もう「痩せた」「走れる」状態が、男性の「セットポイント」ですね。
90キロのころを知っている人は、今の姿に驚くでしょうね。


自分の「セットポイント」を少しずつ上げる


40代後半まで、ほとんど運動をしてこなかった私。
20分(約3キロ)、10キロ、15キロ、ハーフ、フル。。

今の生活は、1週間に
・約20キロ×1回 ※ランニング会、メニューによる
・13~14キロ×2回 
・オンライントレーニング×2回 

ランを3日は空けたくないので、梅雨の合間を気にします。
何もない日は、ローラーでストレッチ。
常に「カラダを動かす」ことを意識しています。
慣れてしまえば、なんてことないのです。

少ししんどい「ああムリ」と思いますよね。
しかし、「少ししんどい」「繰り返す」ことに意味があります。
カラダの「セットポイント=耐力レベル」少しずつ上がりますから。

されど「習慣」、たかが「習慣」
習慣を変えるのは大変。
しかし、変えてしまったあとは、それが「習慣」になる

大切なのは「やめない」こと。
続ける先に、違う未来が待っていますよ。

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