「仲が良い」は、家族において最も価値あることかも
人と「仲良く」する。
ごく当たり前に使われてきた言葉ですよね。
この「仲良く」することの価値について、
思ったことを書いてみたいと思います。
友だちをたくさん作っておいで
先日会った友人が、
「こんな記事があったんだよ。」と、
スピードスケートの小平奈緒さんの記事を教えてくれました。
勝負の世界で生きてきた人が、
このような考えを持ち続けてきたことに驚きますよね。
宮崎県小林市の高校で行われた講演会。
メッセージを求められ、こう呼びかけたそうです。
仲の良い家族
記事を教えてくれた友人には娘が二人います。
下の子が私の娘と同い年で、
娘たちが小さな頃には、家族ぐるみでしょっちゅう遊びに行っていました。
その友人は夫婦仲が良いです。
彼女の口から、夫の悪口を聞いたことがありません。
この歳で彼女ほど夫婦仲の良い夫婦を、私は他に知りません。
娘二人も、お父さんとも仲が良いです。
お年頃の時も「お父さんが嫌い」ということはなかったと思います。
これって、本当に珍しいことではないでしょうか。
少なくとも、私の周りを見る限りは(笑)
人と仲良くね
私が育った過程で、親から「(人と)仲良くしなさい」と言われたことは、
なかったように思います。
誤解を恐れず言うなら、
「(人と)仲良く」という価値観が、無かったように思います。
私の両親は夫婦仲が悪かったです。
母の、父に対する愚痴を聞いて育った私は、
「自分で結婚しておきながら、
子供に夫の悪口を言って聞かせるくらいなら、離婚したほうがマシ」
そう思って大人になりました。
夫婦仲の悪い親が、子供になかなか
「(人と)仲良くしなさい。」
とは言わないかもしれないね。
私と兄も、特に仲良くはありませんでした。
仲の良い兄弟や家族を羨ましいと思ったこともなかったです。
「そんなもの」と思っていたんですね。
ここで断っておきたいのですが、
全てを親のせいにするつもりはありません。
人は完璧ではありませんから。
親も一人の人間にすぎません。
私の親も、私自身も。
また親には「反面教師」という側面もあります。
私の娘は、「(人と)仲良くする」ことにかけては、
私の目からすると、天才級です。
きっと私は反面教師だったのだと思います。
もし私が娘に出来たことがあったとしたら、
(離婚したので)夫婦が憎しみ合う姿を見せることはなかったこと。
人それぞれ、家庭もそれぞれ。
子供が、何をどう受け止めて育つか。
これもまた、分からないものだなと思います。
「仲が良い」は、家族において最も価値あることかも
「仲の悪い」環境で育てば、仲良くする方法が分からない。
全てではないにせよ、影響はあるかもしれません。
もしかしたら、今のおひとり様化は、
皆婚時代の仲の悪い夫婦を見てきたせいが、あるのかもしれません。
「親自身が仲が悪いのに、結婚しなさいと言われる。
結婚の何が良いのかわからない。」
つい先日も、40代の独身の知人が言っていました。
家族が「仲がいい」のは、何よりも価値のあることかもしれませんね。
また、家族に限ったことではありません。
まずは、相手を信じて受け入れる。
すると「自分には無い」ものに気づく。
これがすんなりできる人生は、幸せな気がします。
誰にでも迎合することとは違います。
まずは相手を受け入れてみないと、
本当にどんな人かも見えてこないのではないでしょうか。
自分とそぐわなければ、そのあとに距離を置けばよい。
私に関しては、この歳で、
「(人と)仲良く」の価値を、友人家族と
小平奈緒さんの記事で気付いた気がします。
いくつになっても、人は気付くことがあるものですね。
まだ遅くない。
少しずつでも、人を受け入れられる人間になりたい。
そう思った出来事でした。
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