アートに対する心変わりーイタリアの絵画に関心がもてるようになった。
長くイタリアに生活しながら、イタリアの近世以降・現代以前の絵画にあまり興味がありませんでした。恥ずかしながら、です。美術史家の高階秀爾さんの言葉を借りるなら、イタリアの近世以降の人間にあまり興味がもてなかったことになります。
ぼくの関心が中世・ルネサンス期と現代という2つの時代にかなり限定されていた、ということです。13世紀から16世紀あたり、イタリアの作品が西洋美術史のなかで必ず取り上げられる頃、です。その中間の時期、17世紀から19世紀の絵画には目があまりいかなかった。