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読書まとめ『やりたいことを全部やる!時間術 』→先手を取って動けば、時間の主導権を握れる

『やりたいことを全部やる!時間術』臼井 由妃

一言でいうと

先手を取って動けば、時間の主導権を握れる

概要

先日スキ・フォローいただいた 臼井由妃 さん、時間術に関する本を出版されている方でした。これもご縁と思い早速読んでみました。

印象を一語で言うなら、アグレッシブ。書名のとおり、ご自身のやりたいことを妥協せずに全部やる方だと感じました。周りから見ればとても忙しそうに見えますが、ご自身が「やりたいからやっている」ので、振り回されるのではなく時間の主導権を握ることができる、という印象を受けました。
時間の主導権を握るために意識したいことについて、3点でまとめました。

① 忙しいときこそ、やりたいことをやる

・時間がないからできない・時間があったらやる、というのは「時間に支配される」考え方です。やりたいことがあるのなら、「時間を支配する」考え方を持つ必要があります。

人が何かをやりたいとき、時間がそれを拒絶することはない。

・心にゆとりが生まれるのは、時間に余裕があるからではなく、やりたいことをやっているから、と著者は説いています。忙しいときこそ自分の将来のための勉強をすることで、やりたいことをやっている、という心のゆとりが生まれます。自らが主導権を握って時間を支配していることを実感することが重要です。
・仕事の効率を高めるための策のひとつは、まず仕事の量を増やすことです。多くの量をこなすことで、必然的に試行錯誤が繰り返され、生産性が上がっていきます。「必要は発明の母」の考え方ですね。

② 開始と終了の時間を自分で決める

・アポの時間はこちらから提示することで、主導権を手放さないようにできます。スケジュール管理が行き届いている・時間を大切にしていることを伝える効果も。「いつでもいいです」の返答は相手に主導権を渡してしまうことになり、相手から軽く思われることにもつながります。
・終了時間=締切は、相手が決めたものから自分で前倒しにする習慣を。他者から決められた締切よりも自分で決めた締切の方が、人は敏感になるそうです。
・面倒な仕事、苦手な仕事に対しては、締切の前倒しが特に有効です。避けたい、逃げたいという感情が生まれがちなので、自分で締切を決めて主導権を握ると手をつけやすくなります。

③ 曜日や時間ごとにやることを決める

・この本の原題は「1週間は金曜日から始めなさい」です。金曜日は来週の準備や将来への投資につながることを行い、月火水で1週間分の仕事を終わらせ、木曜日に振り返りを行うサイクルです。長い目で見ると重要になってくる将来への投資の時間を、金曜日に取ると決めておく、ということですね。
・午前中は脳の前頭連合野が活発なので思考や情報の処理、午後は交感神経が優位なので打ち合わせなどのコミュニケーションに適していると言われています。脳科学的な根拠のある説ではありますが、結局は自分に合った時間の使い方を自分で見つけることが重要です。私は定常業務が落ち着いた夕方以降に報告や提案の資料を作ることがありますが、後ろに他の予定がないのでダラダラと残業になりがちだと反省しました。午前中などで時間を決めて、集中して臨むようにしてみたいと思います。
・前述の締切の前倒しと似た考え方として、重要な仕事、気の重い仕事を朝イチに対応する、という策もあります。緊張して不安になったり思い悩んだりしたまま他の仕事をすることはストレスにつながります。疲労や余計な情報が少ない朝イチに対応することで、後続の仕事のクオリティ向上が期待できます。
・不意のスキマ時間をムダなく利用するには、5〜10分空いたら行うことを決めておくとよいです。ただし、スキマ時間を埋めることが目的にならないように注意が必要です。手持無沙汰なスキマ時間にとりあえずスマホを見るのは、スキマ時間をムダにする罪悪感から逃れたいだけなのかもしれません。その場・その時にしかできないことを全力でやる、ということを意識するべきです。

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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。