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【図解】玉ねぎが嫌い:whereで問う

玉ねぎが嫌いな長女との会話を通して、問題を明確化する問いかけについて再認識しました。


長女は玉ねぎが嫌いです。野菜炒めや味噌汁に入れたスライスのものだけでなく、ハンバーグに入っているみじん切りの玉ねぎを取り除こうとするレベル。

以前ゴーヤを食べさせて大泣きされたことがありますが、玉ねぎはかなりメジャーな野菜。ある程度は克服していってもらいたいところです。料理に玉ねぎが使えないとなると、作れるメニューの幅もかなり狭まってしまいます。

とはいえ、玉ねぎは野菜界のユーティリティプレーヤーです。煮てよし焼いてよし、甘くも辛くもなりうるので、調理法次第で娘の苦手意識を解消できるのでは、と考えました。

もしかすると、以前食べた玉ねぎが辛かったり苦かったりしたのでは、と思い至りました。であれば、甘めの味付けをすれば食べてくれるかも。


早速、なぜ玉ねぎが嫌いかを娘に問いかけてみました。

ところが、娘は「イヤだから!!」の一点張りで、水掛け論です。こう返されると、二の句が継げません。イヤなものはイヤ、そこから話が進まない。


そこで、玉ねぎのどこが嫌いか、に質問を変えてみました。

すると、「シャキシャキしてるの」と返答が。シャキシャキしてることの何がイヤなのかはよくわかりませんが、食感がトロトロになるように作れば食べられるようになるかもしれません。

味が嫌いだとばかり思っていたら、食感が嫌いだったようです。問題点を明確にしないまま、間違った方向で解決策を探ってしまっていました。

冷静に考えてみると、食べ物を嫌いになる理由って、明確じゃないこともありますよね。私はスイカが嫌いなんですが、なぜ?と聞かれると明確には答えられない気がします。とりあえず匂いが嫌いなのは明確ですが、じゃあなぜスイカの匂いが嫌いかは言語化できないです。「イヤだから!!」って言っちゃうかもしれない。

whyよりもwhereの方が、実感があって明確にしやすいのでしょう。例えば食べ物の好き嫌いであれば、whereは食べ物の味・匂い・食感・見た目など、自分の外側にあって見たり触れたりできる概念です。一方、whyは自分の内側にある感情なので、直接見たり触れたりはできません。長女は、自分の感情を言語化できるようになりつつある段階。そんな相手にいきなりwhyを聞いても、それは答えづらい質問でしかなかったと反省しました。


そういえば、作業ミスがあったときの問題点を深掘りするときなども、whyよりもwhereの方が重要と研修で教わったことを思い出しました。扱いが難しいwhyに進む前に、whereで考えるスコープを切ってから、です。

仕事も育児も、人とのコミュニケーションの本質は変わらないものです。今まで仕事で学んできたことを応用して、家族とも接していこうと思います。


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