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【学研まんが】作物をまもるひみつ オススメ度:★★★(1〜5)

みんなの食料を生産するために、農家の人びとが、穀物や野菜、くだものなどを栽培している。だけど、作物は、病気や虫、雑草などの害を受けることがある。この本を読むと、病気や虫などの害から作物をまもるための工夫や、農薬の役割や使われ方、安全性などがわかるよ。


テーマ

農薬を中心とした、
作物を安全に育てる工夫がテーマ。

農薬は安全なんだ!
という主張をビシビシ感じます。


実用性

知識として。

そもそも農薬は、一般人が気軽に
入手できるものではありません。

それでも、ふだん食べている野菜や果物に対して、
農薬がどのように使われているかを知ることで、
作物に対する目線が変わるかも。


ストーリー

地球によく似たアグリ星から、
アグリ星人・ウノと
飛行船にもなる猫型ロボット・ポチが来訪。

地球を訪問したアグリ星人が害虫の卵を持ち帰ったせいで
農業危機に陥っており、解決策を求めてきたとのこと。

ちょうど帰省する前日だった主人公が
彼らを祖父母(農家) のところに連れて行き、
地球の農業・農薬について説明を受けます。

農場見学はありますが、
農薬工場や研究開発の見学はなく、こぢんまりな印象。


異星人と農業の設定は、
『讃岐うどんのひみつ』と共通しています。

『讃岐うどんのひみつ』のエピローグで農業革命が起こり、
『作物をまもるひみつ』のような農耕社会が誕生したと
考えると、話がうまくつながりますね。


ファンタジー

アグリ星はかなり高度な文明のようです。

高機能ロボット・ポチは、
調査機能からの動画・レポート生成、

成分分析によって、アグリ星で生産できることを解明。

説得スプレー・記憶消去スプレーで
人間の精神へのアプローチも可能。

でも、食料生産を農業に
依存しているのはよろしくないのでは…?


一行知識

農薬の成分は、太陽光や微生物によって分解される。


2024年5月に、JCPA農薬工業会から
クロップライフジャパンに名称変更したそうです。


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いつも図書館で本を借りているので、たまには本屋で新刊を買ってインプット・アウトプットします。