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八正道12 ルアンプー・プラモート師 

(⑪続き)もしもブッダが独り涅槃は良いと言い、涅槃に行く方法が無いのであれば、涅槃はただのユートピア(桃源郷)であり理想郷に過ぎないのです。本当のそれを掴むことは出来ないのです。しかし、仏陀の涅槃は本当に到達することが出来るのです、本当に触れることが出来るのです。なぜならば仏陀はそこへの到達のやり方を示してくれているからです。
 そのやり方とは八正道です。ルアンポーが説明してきた八正道です。正しく観ること、正しく考える事、正しく話すこと、正しく振舞うこと、正しく生活の糧を得る事、そして努力する事、それは善を高めること、煩悩を減らすことです。煩悩を減らす努力をすること、善を高める事とはサンマー・ワヤマ(正精進)です。
 どうすればアクソン(不善)が減り、クソン(善)が高まるのでしょうか。それにはサティ(気づき;思い出すこと)が無ければなりません。サティパターン(四念処)を訓練するのです。サティにて身体を思い起こすのです、サティにて心を思い起こすのです。何度も何度も繰り返すのです。サティがある時アクソン(不善)は自然に滅するのです。サティがある時クソン(善)は自然に高まるのです(続く⑬)


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