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NFT持っている人だけがデジタルコンテンツを見ることができるプロトコル「VWBL」 - 暗号屋note

こんにちは! 暗号屋広報です。

今回は暗号屋が開発したプロトコル「VWBL (ビュアブル)」を紹介します。VWBLは、NFTを持っている人だけがデジタルコンテンツにアクセスできるデジタルメディアプロトコルです。
https://vwbl-protocol.org/

こちらはデジタルコンテンツ事業者があたらしいサービスを作るためのベースとなるものです。このプロトコルを組み込むことで、既存のNFTとは違ったサービスを提供できます。

「大切な人にだけ送りたい特別なデータがあるけどどうしよう……」
「社内の重要な情報を一部の人にだけ共有したいけど……」
それを叶えるプロトコルが、VWBLになります。

従来のNFTでは、画像データを紐付けていますが、VWBLではそれに加えて、音楽・動画・電子書籍・ゲームなどのデジタルデータ全般をNFTに追加で紐付けることができます。そして、それらのデジタルデータが暗号化され、閲覧者を限定することができます。

これによってコンテンツ事業者が、web3上でCDやDVDなどのメディアと同じようにNFTをメディアとして利用したデジタルコンテンツ流通を実現することが可能になります。また、コンテンツ事業者はプラットフォーム手数料削減や二次流通からの収益化など、デジタルコンテンツの価値を向上させることでクリエイターやパブリッシャーのビジネスを加速できます。

ではでは、駆け足で説明してしまいましたが、あたらしい試みなのでゆっくり説明をしていきますね。

新しいデジタルコンテンツの所有を提供

NFTアートの流行によって、デジタルコンテンツに対して発行されたNFTを購入してもらうという新たな収益方法をデジタルアーティストに生みました。それによって、コレクターはそのNFTを収集することで、NFTアートをコレクションするようになりました。

しかし、誰でも見れてしまうNFTアートの「所有の概念」というのは曖昧です。VWBLは誰でもは見られないようにすることで、デジタルコンテンツの所有の概念をアップデートします。NFTを持っている人だけがデジタルデータにアクセスできることによって、所有感や特別感など既存のNFTとは違った感情を持てるようになります。VWBLならではのあたらしい体験を提供しています。

VWBLの実際の使われ方

では、どういった使われ方をするのか、実際に導入された例を紹介します。

VWBLを導入したNFTデジタルブーケ専門店「META FLORIST(メタフローリスト)」が2022年9月にオープンしました。

「META FLORIST」は、NFTを活用したデジタルの花束を数量限定で発行・販売し、メッセージ付きのNFT動画として大切な人に贈ったり、自分のためのコレクションとして楽しめるオンラインギフトサービスです。

例えば、友人や恋人などに向けて、他の人に閲覧できないメッセージを送るためにVWBLを活用しています。このサービスを使って、個人的な気持ちを伝える体験ができます。


NFTの知識がなくても仮想通貨を所有していなくても、普段のオンラインショップ同様に利用できます。NFT購入後は所定の手順に従って、独自に開発したメタフローリスト専用ウォレットアプリをダウンロードするだけで、簡単にNFTデジブーケ動画を受け取り、再生することができます。

META FLORISTをデザインしたのは、フラワーアーティスト東信率いる実験的植物集団ヴィジュアル制作部門「アズママコトフラワーセンター(AMFC)」です。

VWBLならではの利点

このVWBLですが上記以外にも利用方法はいろいろあります。VWBLならではの利点をおさらいしてみます。これらの利点を活用することで、さまざまなサービスをつくる可能性を秘めています。



・NFT所有者のみ視聴可能

誰でもは見れないあたらしい所有のための仕組み
NFTアートは誰でも観られるデジタルコンテンツに紐付いたNFTが取引されていましたが、VWBLはプレビュー等を公開し、実データを暗号化してNFT所有者のみが復元できる仕組みを提供しています。



・シンプルな流通

あらゆるデジタルコンテンツをさらに流通させていく
CD・DVDのような記憶メディアとして独立しているため、わかりやすくシンプルで流通させやすいです。また画像データだけではなく、音楽、動画、書籍のPDFファイルなど、あらゆるデジタルコンテンツで利用可能になります。


・非中央・分散型
使いやすく依存しないどこにでもVWBLを
完全な分散型でプラットフォーム依存なしで流通可能。また既存のNFTマーケットでも流通可能です。オープンソースのビューワーモジュールを組み込めば、どのプラットフォームでも視聴出来るようになります。

VWBLの全体像と仕組み


では、VWBLはどうやって動いているのか簡単に説明させてください。

まず暗号化されたデータを「どのように」視聴するのか。暗号化されたデータを視聴するには、そのデータを暗号化される前の状態に戻す(復号する)必要があります。VWBL NFTでは、暗号と復号に同じ「鍵」を使う(共通鍵暗号方式)ので、暗号化したときに使った鍵をもらってデータを復号すれば視聴することができます。鍵をもらえるのは、VWBL NFT を「持っている人」ですね。「NFT を持っている人だけが視聴できるデータ」を管理するのが VWBL NFTということになります。

使ってみたい方はこちら

実際に使ってみたくなった方は、下記からチャレンジしてみてください。また、VWBLを組み込んだサービスをつくってみたいけれど、プログラミングに詳しくない方は弊社の窓口まで連絡いただけましたら、サービス開始まで帆走させてください。

・VWBL Forum
VWBL SDKのドキュメントやフォーラムの提供やユースケースの紹介などを行うコミュニティ「VWBL Forum」。VWBL Forumを中心にイベントやコミュニティ運営などが行われます。
https://forum.vwbl-protocol.org

・VWBL Demo app
実際にお手元のファイルをVWBL NFTとしてPolygonネットワーク上にMintする体験ができるデモアプリになります。
※VWBL Demo appでNFTを発行するには、別途ガス代が必要になります。
https://demo-app.vwbl-protocol.org

ドキュメント
https://docs.vwbl-protocol.org/
Github
https://github.com/vwbl
twitter
https://twitter.com/VWBL_protocol

VWBLのネーミングとロゴデザインはクリエイティブスタジオwhateverさんが企画・制作しました。
https://whatever.co/ja/work/vwbl/

VWBLは、幻冬舎のブロックチェーン/暗号資産専門メディア『あたらしい経済』でも取り上げてもらっています。
【取材】暗号屋、NFT所有者だけがコンテンツを楽しめるメディアプロトコル「VWBL / ビュアブル」発表
https://www.neweconomy.jp/posts/162851

お問い合わせはこちら

暗号屋の業務内容について、これからnoteで発信していきますのでフォローを是非よろしくお願いいたします。VWBLに関するお問い合わせはこちらから。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdj-U_F9CvGW3VKnfraVzsEDl0OeYAloK-fu6txmMSpffWxUg/viewform?usp=sf_link

暗号屋との業務提携・協業・その他(取材のご依頼など)のお問い合わせは下記になります。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeByuj67cWYtA6FEiY4z7eguO9X32Hf9Vbi1WqT5bDi5It9Yg/viewform

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