「考えること」の意味。土台作りの話(全文無料)
今日も今日とて柔術は楽しい。
今後の記事について
最近、ツイッターであまり自分の考えを発信しなくなりました。ツイッターはクソ。
今までは「記事にするほどではないちょっとした思い付き」はツイートで発信していましたが、今後はnoteで短めの記事にしてまとめていこうと思います。
1.最短距離で進む=最も高いところへいける?
格闘技に関わらず、コスパ、タイパ、効率を重視する傾向が強い現代です。飽和するコンテンツを消費するためには早送りで映画を見た方が効率がいいのです。それの是非はおいておいて。
格闘技でもそれは見られます。「必要なものだけを効率よく身に付けて最短距離で強くなる」。それ自体が悪いことだとはいいません。
実際、結果を早く出すための「これだけ最低限詰め込めば勝てる」ノウハウはあると思います。柔術なら引き込みと三角絞めだけ、MMAならテイクダウンディフェンスとワンツーだけ覚えれば理論上は勝てます。実際、白帯やアマチュアでは勝てると思います。
ではその後も強くなれるのか?
2.広さがないと高さが出ない。土台作りの話
「高さ=強さ」と考えると、最短距離は試合で使える即効性のある技術だけをひたすら練習することです。そうすればとりあえずの高さ(強さ)にはなります。
しかし、ある程度の高さになると広さ(土台)のない高さは簡単に崩れます。底辺が大きいピラミッドほど高くなります。最初の土台作りの段階では最短距離で走る人に高さで負けるかもしれませんがいつか追い越せます。
3.「考えること」はその人の格闘技の土台になる
強くなるための方法論はすでにあります。では、最初からそれを詰め込んでいけば最短距離で強い選手が生まれるのか?
もちろん指導者はいた方がよいですが、コーチから与えられた完璧な練習法を選手が思考停止状態で取り組んでも、どこかで成長が止まる気がします。
「壁にぶつかる→解決策を自分で考える→次の壁にぶつかる→考える・・・」を何度も繰り返すことは一見非効率です。最初から正解のテクニックを学んだ方が効率が良くて最短距離です。でもレベルが上がったとき必ずどこかで壁にぶつかります。そういった時に「考えること」で培った土台が活きてきます。
考えることはたくさんありますが、主なものをいくつか
4.まとめ。すぐに答えを求めない。悩んで考える
効率やコスパは大事です。でも効率だけでは勝てません。
無駄を省いて、すぐに答えを求めたくなるのは分かります。でもそこでグッと立ち止まって自分で頭を使って考えてみましょう。
例え同じ答えにたどり着いたとしても①と②では①の方が価値があります。遠回りに見える道が一番高いところへいける道かもしれません。考えましょう。
2024/5/23 アンディ
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