あんでぃ|星野リゾート

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界 玉造」にて、出雲文化を伝承してます。神楽やってます…

あんでぃ|星野リゾート

星野リゾートの温泉旅館ブランド「界 玉造」にて、出雲文化を伝承してます。神楽やってます。『おもてなし産業をかっこよくする仲間を増やしたい!』と密かな野望抱いてます。 ※投稿内容はあくまで個人の見解です

マガジン

  • 星野リゾートのマーケティング思考

    星野リゾートに入社してから学んだマーケティング思考について語ってみました。※あくまで個人の経験と見解です

  • 界を巡ろう!

    温泉旅館ブランド界の宿泊を検討されている方へ|空室状況、各施設の魅力をお伝えするマガジン

  • 星野リゾートx組織文化

    星野リゾートへの就職、転職を考えている方向け|特徴のある組織文化についてのマガジンです。※あくまで個人の見解です

最近の記事

地方宿泊業の競争が激化していく件について

前回の記事では宿泊業の市場において、需要が高まり、供給が応じた分増えていないことから、ホテル代が高騰していることを綴りました。 そんな中で、宿泊業界に携わる身として、魚の目が必要なんではない?というあんでぃなりの提言。 ちなみに魚の目とは、 流れをつかむ、時流を読む、タイミングをはかる といった意味で使われます。 これはデータや数値だけでなく、実際の現場にいて感覚的に感じとることにも注目すべきだと思うのです。 今回は【都会ー地方】といった観点から考えてみます。 旅行する

    • 東京のホテル代高騰!市場原理を思い知る

      先日、事業家の友人から興味深い話を聞きました。 彼は親子三世代で宿泊できるような一軒家を1棟貸しのゲストハウスとして運営しています。 運営当初、『親子三世代」というニッチなニーズに答えられるゲストハウスはありませんでした。 強気の価格設定でも予約が入っており、まさに一人勝ちの状況でした。 しかし、数年もすると状況は一変します。 似たようなコンセプトのゲストハウスが続々と立ち上がり、価格は一気に下落してしまいます。 彼曰く、他施設と差別化するのが難しいから、いずれは撤退するだ

      • 界のお食事|どんなご当地の夕食が食べられるのか?

        義理の母に温泉旅行をプレゼントしようと思い、界各施設のホームページを眺めています。 どこに行っても面白そうだなぁ〜なんて思いながらもなかなか選べず。。。そこで、温泉旅行で1番のクライマックス、夕食のメニューで選んでみることにしようかと考えました。 本記事では夕食を重要視する方向けに、各施設の夕食内容をまとめてみました。 施設選びの参考にしていただけると幸いです。 界の和会席料理 界の夕食の会席料理では、ご当地感と季節感を織り交ぜたメニュー構成になっています。 本記事では

        • 星野リゾートの不思議な企業文化を実感した四日間

          こんにちは、あんでぃです。 先日は出張で4日間東京へ行ってきました。 全国の界、22施設からメンバーが集められ、 よりよい業務内容について意見を交わし合うといった会合が目的。 通称、サミットと呼ばれています。 日々のおもてなし業務から離れ、とにかく議論をしつくす。 最終日にはその結果を各部門のトップの方を招いて、議論し尽くした決定内容をプレゼンテーション。 久々に左脳フル回転の4日間でありました。 そして、改めて星野リゾートの企業文化を体感する時間でもありました。 「星

        地方宿泊業の競争が激化していく件について

        マガジン

        • 星野リゾートのマーケティング思考
          3本
        • 界を巡ろう!
          2本
        • 星野リゾートx組織文化
          15本

        記事

          「競合」について考える

          こんにちは、あんでぃです。 今日は「競合」について考えてみます。 正直なところ、私は星野リゾートに入社するまで、競合について1ミリも考えたことがありませんでした。 事業部長クラスの上の人が考えることだろう、と。 しかしながら、星野リゾートの特徴はフラットな組織。 「上の人だけが考える」 という意識は全くもってありません。 全てのスタッフが日常的に同じ目線で競合を意識します。 何か企画を考える時も、 競合に比べて何が特徴的なのか? と、マーケティング思考を働かせることが求

          「競合」について考える

          地域文化を体験し、伝えていく旅館業というお仕事

          こんにちは、あんでぃです。 出雲市平田町にある酒蔵、酒持田本店さんより、お酒のラベル貼りのお誘いがあったため足を運んできました。 界 玉造では、酒持田本店さんとは深い繋がりがありまして… 先日の記事で紹介した「後酒飲帳」の共同開発だけでなく、 手業のひとときと題して、お酒のおいしい飲み方を蔵人に指南いただける場も提供しています。 後酒飲帳で好みを知り、 手業のひとときでおいしく飲む。 日本酒沼の入り口は界 玉造にあります。 そんな酒持田本店さん。 出雲市平田町には木綿

          地域文化を体験し、伝えていく旅館業というお仕事

          自分好みのお酒を見つける方法

          こんにちは、あんでぃです。 消費者嗜好の多様化と単独世帯の増加により、世の中の商品は多品種少量化が進んでいるようです。 清酒業界でも同じ流れを汲んでいます。 酒米やその磨き具合、酵母、仕込み方の違いにより、一つの酒蔵から多くの種類の日本酒が販売されています。 種類が増えるとなると、好みのお酒が見つかる可能性は高まりますね。 しかし、一方で、 (多すぎて自分の好みに合うものがどれかわからない…) といった日本酒迷子になる人も増えてきているのではないでしょうか。 一体、好みの

          自分好みのお酒を見つける方法

          旅館業においてマルチタスクは最適解ではない?【サービスチーム#6】

          先日、とある旅館でパートスタッフとして働いていた知人からこんなお話を聞きました。 (遠くからこの地に旅行にきてくれたお客様に楽しい思い出を作っていただきたい。) 彼女にはそんな純粋な思いがありました。 しかしながら、そんな思いとは裏腹に泣く泣くお仕事を辞めることになってしまったのです。 果たして、さまざまな業務をこなすマルチタスクは旅館業において、最適解と言えるのでしょうか? 今や多くの企業でマルチタスク化が進んでいる 彼女が働いていた旅館だけでなく、今や多くの業界で

          旅館業においてマルチタスクは最適解ではない?【サービスチーム#6】

          異文化理解に必要な心構えってなんだろう?

          こんにちは、あんでぃです。 先日、インバウンド関連のミーティングでこんな問いが立ち上がりました。 「異文化理解って言うけれど、どうしたらその理解が進むのだろう?」 世の中のグローバル化、多様化が進んでいく中で、 顧客はもちろん、同僚間でも異文化理解が求められている昨今。 異文化理解の必要性は理解しつつも、具体的に何をしたらいいかわからない。 そんな悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。 私は外国と異文化に直接触れたのは大学生になってから。 旅先では欧米諸国やイス

          異文化理解に必要な心構えってなんだろう?

          就職活動をする時に心がけたいこと

          こんにちは、あんでぃです。 今日は就活生に向けて綴ります。 先日、代表星野佳路の就活に関するインタビュー記事を読んでいて、大学時代の就職活動を(遠い目で)思い出していました。 もう20年近く前のこと。 今とは状況が全く違いますが、その時にこの記事を読んでいたら、どんなに心が救われただろう…と。 何をしたいのかわからない学生時代 私は学生時代、これといって打ち込んだものがありませんでした。 大学受験をしたくなかったという理由から、高校受験をめちゃくちゃ頑張って、大学の附属

          就職活動をする時に心がけたいこと

          今更ですが、、、テレビ出演しました

          こんにちは、あんでぃです。 今日はちょっとしたお知らせです。 実は昨年より、星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」のテレビCMが放映されていたのですが、皆さんご覧になりましたでしょうか? 往年の名曲「いい湯だな」 現代風にアレンジされた軽快な音楽とともに、画面からはちきれんばかりの勢いで飛び出してくるのが、界の各施設が提供する滞在演出です。 それでですね、実は私がこちらの動画に出演しておりまして・・・ この映像を撮影する日のこと。 朝からなぜか体が徐々に大きくなりまして、

          今更ですが、、、テレビ出演しました

          土地とともに丁寧に生きる

          こんにちは。 気づいたら年が明けていました。 2023年もあっという間に終わったなぁ、と年々時の経過が早まることに老いを感じてしまっているあんでぃです。 みなさんは今年の抱負はすでに決まりましたか? 毎年、目標を設定するものの、数ヶ月たつと忘れてしまうニワトリのような私です。 しかし今年こそは!と張り切っております。 その目標とは、、、 「丁寧に生きる」 ということ。 入社のきっかけは田舎に住みたかったから。 そもそも私が星野リゾートに入社したきっかけというのも、都

          土地とともに丁寧に生きる

          社内研修の講師を終えて芽生えた密かな野望

          こんにちは、あんでぃです。 社内研修にて、出雲文化を学ぶというテーマで研修をすることになったわけでして、、、 そこまでの経緯は3回に分けているのでご興味あればこちらからどうぞ↓ 先日、研修が無事終わりました。 お疲れさまでした、自分。 終えてみて思ったことは、 「1時間は短い!」 ということ。 そのことは分かっていて、絞りに絞ったテーマにしたつもりでしたが、やはり絞りたりませんでした… 移住して10年が経っていても、なお新たな発見があるこの「出雲」という土地は本当に奥深い

          社内研修の講師を終えて芽生えた密かな野望

          出雲文化をテーマにした社内研修を任されたんだが…③

          こんにちは、あんでぃです。 社内研修で出雲文化を学ぶという講座を任されたというオハナシ。 2回目の前回は、参加者にアンケートを取り、みなさんの課題意識が大きく以下2つあることが判明しました。 ①出雲文化がそもそもわからない ②出雲文化をうまく伝えられない そして、①については各自が独自の出雲文化観を作って欲しいということ、 また、②については、主観的な体験や意見が重要だということをお伝えしました。 さて、3回目の今回はどうやってストーリー性を持って伝えるかについて考

          出雲文化をテーマにした社内研修を任されたんだが…③

          出雲文化をテーマにした社内研修を任されたんだが…②

          前回、「出雲文化」をテーマにした社内研修を行うことになったと書きました。 自分でもまだぼんやりとしかわかっていない「出雲文化」 結論としては、出雲文化とはなんぞや?と問い、追求する人が増えるような講座にしよう!と着地しました。 参加者のニーズ調査 だが、しかし。 その講座をイメージした時に、モヤッとする部分があったんです。 それは、参加者の期待に添えているのだろうか? ということ。 みなそれぞれ、思いやきっかけがあって参加ボタンをポチっとしたはず。 だったらその思いに応

          出雲文化をテーマにした社内研修を任されたんだが…②

          チームとビジョン

          こんにちは、あんでぃです。 今日はインバウンドチームの月に一回の定例ミーティングでした。 インバウンドチームとは、インバウンドゲストの滞在環境を整えるためのチーム。 私、40代のおじさんと、昨年入社のフレッシュな女性スタッフ3名という謎のチーム編成でお送りしておりますw で、ですね、この3名がとっても優秀なんです。 2年目だからと気を遣うことは全くありません。 理解度が高く、そしてやると決めたことをしっかりやり切る。 ミーティングのすすめ方も、最初に私が手本のような形で始