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【HRコラム#27】自己効力感(セルフ・エフィカシー)とは?

株式会社イノベーター・ジャパン &donutsプロジェクト HRチーム2名(青木、中島)がお届けするコラム。
こちらのコラムでは、「一歩進んだ私へ」をテーマに、一人ひとりの、よりウェルビーイングなワーク・ライフ・インテグレーション(WLI)を実現するためのキャリア自律のお手伝いになるようなtipsをお届けします!そして、時にはHRチームメンバーのリアルな横顔も。 自分の「ライフキャリアをもっと自由に描きたい」そんな方が一人でも増えることを願いながらお届けします!

こんにちは。HRチームの中島です。
最近、いつもに増してお腹がすきます。私の体は冬に向けて脂肪を蓄える準備をしているのでしょうか(涙)。今もお腹がすき、空腹に耐えきれずチョコレートやお煎餅に手を出してしまいそうになっているのを我慢してコラムを書いています(笑)。もう少し空腹に耐えられる精神力を鍛えなければなりませんね。

(この記事は2021年11月22日にFacebook・Instagramに投稿されたものを一部修正し移行しております)

先日、資格取得のための養成講座の修了試験があり、無事に終えることができました。試験スタート前に自分自身にかけた言葉は「きっとできる!」でした。

「自己効力感」とは?
カナダの心理学者アルバート・バンデューラによって提唱されました。自己効力感とは、ある行動を起こす前に「自分の行動がどのような結果をもたらすのか」「自分がうまく行動できる」と考えられる力のこと。

すなわち、冒頭の試験が始まる前に私が心の中でつぶやいた「きっとできる」という言葉は、自己効力感が高い状態ですね(私はこの理論を学んでいたので、あえて自分に前向きな言葉をかけたという訳です)。

自己効力感と混同されやすいのが、「自己肯定感」です。自己肯定感はご存知の方も多いのではないでしょうか。この2つ、実は大きな違いがあります。自己効力感は「できると信じて実際の行動に移せる力」を意味し、一方の自己肯定感は「ありのままの自分を受け入れられる力」を意味します。そして、自己効力感は以下の4つの経験の積み重ねにより形成されると考えられています。

  1. 成功体験(小さな成功体験を重ねていく経験)

  2. 代理学習(観察学習:過程を学習することがポイント)

  3. 言語的説得(他者からの励まし、認められる経験)

  4. 情動喚起(落ちついた心と身体)

大人になっても自己効力感は高めていけると私は考えています。組織や家庭の場面においても他者との自己効力感を意識したコミュニケーションを心がけることで、一人ひとりが自律的に良いサイクルを作り出せたら良いですね。

次のコラム(11月21日予定)もどうぞお楽しみに☆