フィリップ パカレ スペシャルテイスティング 2016.17年

昨日フィリップ パカレの殆どのラインナップが揃う試飲会に参加させて頂きました。

2016年と2017年がメインの試飲会でしたが2016年が熟成を必要とするクラシックなヴィンテージなのに対し、

17年はすでに開いている…

アルコール度も理想的で平均12.5%、
まさに日本料理、モダンフレンチの為のヴィンテージ

味わいは全体的に17年の方が、今飲むならば美味しいと思います。

16年は閉じていて、まだ熟成を必要とするワインという印象でした。

2時間かけてテイスティングしたので、せっかくならここに書き落としておきます。

ブルゴーニュアリゴテ 2017　上代7000円

香りは透明感があり、軽やか、若い黄色系果実。透き通るようなアタック、酸も繊細で、後口は鉱物的なフィニッシュ。

味わいの軽さ、繊細さは2017年が良い。これは日本料理、鮨に合わせられる繊細な白。

天ぷら近藤さんでこれが飲めたらなぁ

ブルゴーニュアリゴテ　2016　上代6900円

香りは熟度高め、メロン。アタックはまろやか、中間はふくらみがあり、苦味で締まる。

酸味は穏やかで輪郭が緩い、余韻に苦味が広がる。

シャブリ プルミエクリュ ボーロワ　2017　上代12000円

香りはミネラリー、塩、タイトな印象。アタックは細く、緻密、綺麗な余韻とミネラル感の大きさ。硬くタイトな味わい。これはフレッシュで美味しい。
平目に檸檬絞って岩塩をちょいと、食べたくなります

モンテリー　プルミエクリュ　 クロ　ゴティ 　2017　上代12400円

粘土石灰土壌の南向き斜面、樹齢25年ほどのシャルドネ。

香りは樽が効いてトースティ。アタックは綺麗で、柔らかい質感、中間は柔らかく、後口はミネラル感と苦味のフィニッシュ。

香り味わい共に開いていて、近づきやすい味わい。例えるなら、ポメラニアンの子犬ぐらい近づきやすいです。

モンテリー　プルミエクリュ　クロ　ゴティ 2016　上代12400円

17と比べると、果実は熟しており、柔らかい輪郭、中間も柔らかく、温暖な印象。後口は滑らか、苦味と柔らかい余韻。雹で やられた年。この二つなら16年の方がわかりやすい。

ムルソー　2017　上代　15000円

香りは柔らか、トースティ、香りのバランスが良い。滑らかで綺麗な味わい、果実味もバランス良く、質感もシルキー、余韻までそのまま伸びる。

日本料理など、1本で通せるバランス感。悩んだらコレ。

福岡の超有名店がこれを良く使っていると聞いて嬉しかったです。

コルトン シャルルマーニュ　グランクリュ　2017　上代46000円

来ました

香りは樽の印象、香ばしさが主体。まだ果実の香りは閉じているが、ポテンシャルは感じる。

香りに密度がある。含むと華やかな印象。アタックの集中力、凝縮感、果実味、酸味が高次元でバランスする。

中間からの太いミネラル感、余韻は複雑で長く、ミネラル感が特徴。素晴らしいクオリティ。

流石に凄い…集中力が半端ない。

俺にもこれぐらいの集中力を少し分けて欲しい。

コルトンシャルルマーニュ　グランクリュ　2016　上代45000円

17と比べると香りは穏やか、メロン様、こなれていて、ほのかにスパイス感がある。

アタックは滑らかでまとまっている、中間も練れていて、後口は硬い、ミネラル感。

コルトンシャルルマーニュは味わいの膨らみ方が、ムルソーとか、シャサーニュとかと比べて、他とは全然違う。

赤へ続く→

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