まったくの素人が彫塑(ちょうそ)で藤井風フィギュアに挑戦する<第17回>
練習用頭部がやっと完成
気の遠くなるような植毛作業を経て、練習用の風さん頭部ひとつがやっと完成しました。もともとデビューの頃していたウェーブヘアにする予定でしたが小型ヘアアイロンを使い、くるくるウェーブヘアにスタイリングする練習です。
ビバラに出演したときと、ちょうど同じ髪型
右サイドからのショット 右側の額に前髪が掛かるスタイルが多い
正面から もう少しチークを入れてもイキイキしそう
斜め右上から メドゥーサっぽい
後頭部もビッシリと隙間なく植毛
「なんでワシには身体作ってくれんかったん?」と言いだしそうな目力に
「ごめん…」
と謝っています(笑)
衣装、どうしよう?
練習用の頭部がようやく形になってきたところで、ボディと接合したフィギュアの衣装作りに取りかかりました。
洋服はもちろん、我が子のものでさえ作ったことがありません。手芸は苦手ではありませんが、時間的に余裕がないとボタン付けやほころびの修理でも面倒だと感じるくらい。決死の覚悟で向き合うことに。義母に借りてきた洋裁の本です。
「まあ、製図は基本だけど大きめに作っておいて。人形の身体は曲がらないから手足を通すためには余裕を持たせないとね。気になるところは後から補正すればいいんだから」
義母からは練習用の生地をもらい、一通り説明はうけたものの、採寸→製図→型紙起こし→布の裁断までの工程が、まったくイメージできません。
借りてきたテキストが本格的な洋裁の本だったこともありますが、正直、もっと簡易的に作れるものだと思っていました。簡単に考えていただけに、ちょっと怖気づきます(笑)
フィギュアのボディサイズを採寸して製図した型紙(その1)
イチかバチかで縫ってみたら…「入らん!」
一つ目の型紙は深く考えずに「えいやっ!」と布地を裁断し、サクサクと仮縫いしました。風さんのボディに当ててみたところ、
「え?入らない!」
太もものサイズを採寸するのを忘れていたため、ボディよりもスリムなシルエットに。残念ながら風さんの太ももの辺りが入りませんでした。
練習用の生地でよかった!
要はパンツの構造というか、展開図が頭に入っていなかったんですね。やはり何事も下準備というか、段取りは大切です。
太ももが入らない!
仕方がないのでもう一度、太もも回りとウエスト、腰回りの採寸です。かなりの余裕を持たせて型紙を起こし直しました。左側は1回目のパンツ。
2回目の型紙から練習用生地で仮縫いしたパンツです。今度はかなりの余裕がありますが、果たして風さんの太ももはきちんと入るでしょうか?!
何とか入りました。足首が固定なので、とても履かせにくいのですが、がんばって履いてくれました(笑)今はかなりの余裕というか、だぶつきが。
本番用の生地は、もう少し薄く柔らかいので、体に沿ったシルエットになるかも知れません。風さんはダブダブのパンツが多いイメージですが、まだまだ補正が必要です。上着を作るのはもっと複雑そう。ちょっと心配になってきましたが…何とか形になりますように。
頭部の植毛と、お顔の仕上げも同時進行でやっていきます。それにしても顔ができてきて表情を付けると、いつまでも裸んぼでいてもらうのが気の毒になるかも知れません(笑)
これから定期的に”藤井風フィギュア”が完成するまでの記録を綴ります。これまでの記録はこちら。
藤井風さんのこと、いろいろ書いてます。
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