妊活中の人に対する想像力のない男性とどう向き合いますか？

不妊治療を長年続けるも、なかなか授からない女性Aさん。彼女の同僚の女性が
不妊治療の結果、念願叶って出産しました。主任のBさん（30代男性、2人の子持ち）は、部署からの出産祝いの購入を、よりによってAさんに依頼したのでした。

次の年のAさんの主任は、不妊治療で2人の子を授かったCさん（30代男性）。Aさんとは同い歳で、Aさんが何年も妊活中だと知っています。そのCさんはAさんに、「妻から3人目が欲しいって言われててさー」「俺の車、7人乗りの車に買い替えさせられそうで…」などと、まんざらでもない笑顔で話すのでした。

「相手の気持ちを考えてあげて」「発言に気をつけて」などと耳打ちすべきでしょうか。そして、言われた側は男のプライドとやらが傷つき、気を悪くしてしまうのでしょうか。

女性がやり過ごせば、手間はかからないでしょう。ただ、男性たちが一生気付かなければ、配慮のない男性がはびこり、それはそれで困ったこと。そして、社会に進歩がないのは悲しいこと･･･。

思慮と、自制と、適度な距離感。
自分が誰かを傷つけているって男性が気付いてくれたら、
女性が傷つくことも減るのに。

どなたかがラジオで「日本の女性は男性に気を遣いすぎだ」と話していましたが、たしかにその通りかもしれませんね。でも、多くの女性にとって、「ダイレクトに物申して角が立つのはできれば避けたい」というのが本音ではないでしょうか。

とはいえ、男性側のアップデートを祈っているだけでは、
何も変わらないし･･･。

やはり、言わないといけないですね。

デリカシーのない言動をされたら、その場で「傷つきました」と言うこと。
そんな言動を見かけたら、「それは相手を傷つけている」と伝えること。

だれかが言わないと分からないから、変わらないから、
あのとき、見かけた自分が伝えるべきだったなと、後悔しています。

願わくば、親から子へ。あるいは、
社会や周囲の大人が教えたい、大切なこと。
妊活中の人、妊活不要の人、いろんな人がいるけれど、
ほんの少しの想像力で、みんなが心地よく暮らせるのです。

ぜひ、大人になるまでにインストールを。