綾瀬 ゆき

ともすればせわしない日常に紛れてしまいそうですが、ここそこで覚える違和感をやりすごすの…

綾瀬 ゆき

ともすればせわしない日常に紛れてしまいそうですが、ここそこで覚える違和感をやりすごすのは、もうやめようと思いました。家庭、職場、社会・・・ 女性であることから生じる余計な生きづらさ、理不尽さ、やり場のない思いを共有できたらうれしいです。

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50でダムが決壊しました

50代、女性、既婚、4人の子の母、教員。 この歳までずうっと違和感や疑問を心にとどめ、溜め込んできました。  「女性だから」「母親だから」  「夫が聞こうとしないから」「自分は耐えられるから」・・・ そう思い込んでいたのですね。 あるいは、これらを言い訳に、 自分の思いを他者にぶつけることから逃げてきたのかもしれません。 でもやはり、おかしいことはおかしいし、 耐えるばかりでは何も変わらない。 50歳を通過した今、 これまで感じてきたことを素直に言語化しようと決めました。

    • イクメンってまだ死語にならないの?

      第2子を出産して7ヶ月半後、 夫が育休を取り、ワタシが職場復帰することになった。 経緯は、こうだ。 20年前、ワタシの勤務地は 住んでいた場所から車で片道1時間半。 いったんもとの職場にフル復職しなければ 異動の権利が得られなかったため、 “通勤の事実” を作る必要があった。 長男2歳10ヶ月、長女生後7ヶ月半。 通勤に往復3時間では、それまでのように 育児も家事もワタシがやるのは無理だ。 考えに考え、ある解決策に思い至った。  「夫が家事と育児をすれば、乗り切れる」

      • とある夏の育児記 〜ひとりで向き合う女性にひとりじゃないよと伝えたい〜

        第1子の産休中に、最長1年だった育休が 3年まで延長されることになった。 初めての育児、実家も遠方だったため、 ワンオペでいっぱいいっぱいのワタシには まさしく “渡りに船” だった。 夫は教員で、週末も部活動の指導や自分の遊びに忙しかった。 子どもが生まれて最初のボーナスは、「これで最後だから」と 10万円も自分の取り分とした。 そして、アパートの玄関で泣きながら足にしがみつく 長男を振り払い、軍資金を手にパチンコへと出かけていった。 泣き叫ぶ長男を抱きしめ、一緒に泣いた

        • 自己愛と顕示欲にあふれた男性教員に出会ったら

          「同僚」とひとことで言っても、 実に様々な人がいるもの。 4月、穏やかそうな新人男性が入ってきたな、 と思っていたら、 6月、彼の本性が一気に花開いた。  1)自分はできる人間だと信じて疑わない  2)週末に完成させた仕事を見せ「すごいね」を求める  3)生徒のためより自分ファーストの発想をする  4)配置や仕事の割振りに対する不満を他で言いふらす  5)部活動の生徒を1列に立たせ言葉と態度で圧をかける  6)病気の同僚がヘルプを求めたが拒否した上、    自分への不利益を

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        50でダムが決壊しました

          問題に向き合おうとしない夫と向き合う

          悩みやモヤモヤを誰かにきいてほしいとき、 誰を選びますか。 女友達が最も話しやすいけれど、 物理的に会うのが難しかったり、身内話だったりすると、 とりあえず身近にいるパートナーに・・・ となりますよね。 しかし、 まじめな話に向き合おうとしない男性は一定数います。 うちの夫もその類でした。 ワタシは母親にマインドコントロールされて育ち、 大人になってもひとりで抱えきれなかったので、 思い切って夫に「母が苦しい」と打ち明けてみた。 でも、その話題はイヤだと言う。 ワタシ

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          妻はボクより下でいて。 【しごと編】

          公務員であるわたし(女性)は、育児時短勤務の期間が終わるのを機に、異動希望を出すこととなりました。仕事内容に問題はなく、子育て中でも多少の負荷には耐えられると判断していたので、業務レベルではなく通勤距離を短くする目的で異動先の希望を考えていこうと、職場の同僚や夫(同業)に相談しました。  ある同僚は、勤務先としてKという場所を勧めてくれました。業務レベルもそれなりに上位で、雰囲気もよいとのこと。また、同様の通勤距離で少し下のレベルにNというところがあるのですが、  「Nはだ

          妻はボクより下でいて。 【しごと編】

          妊活中の女性に対して想像力のない男性が気になるという話

          職場でこんなシーンがありました。 不妊治療を長年続けるものの、なかなか授からない女性Aさん。 彼女の同僚女性が不妊治療の結果、出産しました。 彼女たちの主任の男性は、部署からの出産祝いの購入を よりによってAさんに依頼したのでした。 Aさんの新しい主任は、不妊治療で2人の子を授かった30代男性。 Aさんが何年も妊活中だと知っています。 彼はAさんに、  「妻から3人目が欲しいって言われててさー」  「俺の車、7人乗りの車に買い替えさせられそうで…」 などと、まんざらでもな

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          妻はボクより下でいて。 【くるま編】

          夫が7人乗りのファミリーカー、妻は小型車か軽自動車・・・ 子どもが赤ん坊のときは、妻がベビーシート付きのファミリーカーで近所を移動し夫が小型車で通勤という家庭もありますが、それはあくまで一時的な交代。一般的には、夫が大きいほうの車の持ち主なのではないでしょうか。 わたしは夫と同業の同期採用です。産休育休の数年間は昇給がなかったので、いつも彼より給料が少し低い状態ですが、ずっと正規雇用として仕事をしてきました。 あるとき、わたしの車が故障したので、買い替えることになりまし

          妻はボクより下でいて。 【くるま編】