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自己愛と顕示欲にあふれた男性教員に出会ったら

 50代 女性
 教員在職20年強
 4人の子の産休・育休・育児時短勤務経験あり
 職場で感じるジェンダー
 理想の教育ってなんだろう…
 考えることあまた☕️


「同僚」とひとことで言っても、
実に様々な人がいるもの。
4月、穏やかそうな新人男性が入ってきたな、
と思っていたら、
6月、彼の本性が一気に花開いた。


 1)自分はできる人間だと信じて疑わない
 2)週末に完成させた仕事を見せ「すごいね」を求める
 3)生徒のためより自分ファーストの発想をする
 4)配置や仕事の割振りに対する不満を他で言いふらす
 5)部活動の生徒を1列に立たせ言葉と態度で圧をかける
 6)病気の同僚がヘルプを求めたが拒否した上、
   自分への不利益を訴えて激昂する


これは、、、
今まで出会った教員の中でも最強かもしれない!

1)〜5) はその人の持っている資質なので変えようがない。
自分が大好きで、認めてくれないとスネるタイプ。
男性教員によくある、
マチズモ支配欲強めの人。

ただね、6)は非常によろしくない。

まず、同僚は癌の転移がわかり、
精神的にかなり不安定な状況だった。
本来なら仕事どころではない人に、
「協力はしない」
「自分の授業運営に多大な迷惑がかかる」
と食ってかかる。
他人に対する想像力のない人に、
怒りというより哀しみすら覚えた。

次に、「苦しい状況に直面したら
チームで協力して乗り越えよう」という
前向きな意味での社会的協調性の欠如。

本来、社会生活では自分の目線(ベクトル)が
内から外にたくさん向けられているべきなのに、
彼は常に逆、内向きのベクトル“しか” 存在しない。
だから、彼の周りだけ磁場がおかしい。

彼の思考回路によると、
「病気の人が自分の授業を妨げてくる」
  →「どうにかして自分を守りたい」
  →「この同僚に分からせてやらねば」
となるらしい。

この病気の同僚から
「間に入ってほしい」と言われたので、
「困ったときはお互いさま」という
小学校の道徳のような話を、
小学生に諭すような言葉で彼に伝えた。

社会人として言うべきことを言っただけで、
彼に期待はしていない。
このような思考の大人に成長した人を
今さら変えられる可能性はないから。
むしろ、
どうしたらこのような考えに至るのか、
彼の家庭環境や生育過程のほうに興味がある。

不快な人とは、まともに関わらなくていい。
仕事上、最低限のやりとりはするが、
あとは距離をとればいい。
彼の成っていないところを変えようとか、
未熟な社会性を叩き直そうなどとは
考えないことだ。

まだ若かったころのワタシに、
先輩教員が教えてくれた言葉を思い出す。
「子どもは教育できても、
 大人は教育できない。」

いま目の前にいる生徒や自分の子には、
彼のような大人にならないよう、
精一杯の働きかけをしていこう。


期せずして大切なことに気づかせてもらった。
これこそ、“反面教師” よね。

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