男性が女性の“性”を消費するという無意識的バイアス
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代表の橋本なずなです。
一ヶ月ほど前の話、ずっと気になっていた男性と食事に出掛けた。
それまで彼には “優しい” という言葉が似合う、柔らかい雰囲気を持つ人だと思っていた。
だけど食事をして思ったことは “この色男はなんだ?” という感じ。
もちろん優しいことに変わりはないが、なんというか色気がある。モテそうって思った。
私はスピードの速いタイプだから、この人良いな 素敵だな と思ったら最短ルートで相手を知りたいと思う。
男性として素敵だと思った相手の男性性をより知るには、身体を重ねてみるのが効率が良いと思うのは、普通ではないと分かっている。
一軒、二軒と飲み歩き、私はちゃんと酔っ払った。
彼の男性性をより知りたいと思った私は しよう と誘った。
彼がいやいやと笑って誤魔化すから、困ったことにより燃えてしまう。
しかしその後彼が言った言葉が、長らく私の心に引っ掛かることになった。
『もっと自分を大事にした方が良いんじゃないかなって思うけど』
—— さて、ここで問題です。
Q:「自分を大事にする=簡単にセックスしない」という理論のもと、男と女は身体を重ねました。
この場合、自分を大事にしていないのは、男と女のどちらでしょうか?
A:正解は、男と女の両方です。
結局あの日私と彼は身体を重ねたのだけど、私は彼が言った言葉がどうしても解せなかった。
モヤモヤするこの気持ちを、私は学生時代から仲の良い男友達にぶつけた。
そう、つまり男性が女性に対して言う『自分を大事にしなさい』とは、
無意識的に男性が女性の性を消費する立場であるというバイアスの表れだと感じたのです。
前提として、これだから男尊女卑だとか差別主義的だとか言いたいわけではない。
簡単にセックスをすることの是非を問いたいわけでもない。
これは単に 性の消費に対する男女の無意識的なバイアス への問題提議なのだ。
LINEのやり取りにもある通り私から誘っているのだから、私が彼の性を消費するように見えても可笑しくないはずだ。
だけど何故か、どこかの時点で立場が逆転してしまうのか、まるで私が彼に消費されたようなニュアンスも見て取れる。
本来、同意のもと行為に及んでいるのなら、どちらか一方が消費する/されることはなく平等な関係であるはずなのだ。
もしもそれが一方に偏るのなら、それはもはや搾取ではないだろうか。
私はただ彼に興味があって、彼のことをもっと知りたいと思ったから誘ったのだが、どうもこの無意識的なバイアスがそこにもあったようだ。
消費する権利のようなものが男性へ優位にあるとすれば、それは絶対に間違った価値観だろう。
誘う権利も断る権利も、皆平等にあるのだから。
その無意識的なバイアスはどこに起因するのか、いつ頃から持たれるようになったものなのか、今後も深く考えていきたいと思うのだった。
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