見出し画像

私が童貞クンを好きな理由

お客様とカウンセラー様をつなぐマッチングアプリ Bloste (ブロステ)
代表の橋本なずなです。

『性癖って、幼少期に決まるらしいですよ』

へぇ、興味深いですね!と相槌を打ちながら、ほんまかいなって半信半疑な自分もいた。
性に真摯な彼女の話は面白い。

今、時間もお金も体力も気力も、ありとあらゆるコストを掛けて取り組んでいることがある。
まだ公にはできないけれど、私にとっては 大きな作品 になるだろうなってこと。

作品だから制作と呼ぼうかな。
昨日の制作中、大きな気付きがあったからシェアさせて欲しい。

私は童貞クンが好きだ。
高校生の頃は後輩の童貞クンのお相手をしたり、ビッチだった頃にはバーや居酒屋に行って女性に不慣れそうな男性に声をかけては、童貞さんだったらホテルに誘うという遊びをしていた。

私はこれを自分の性癖の一つなんだと思っていた。
経験のある自分が優位に立って教えてあげられることの優越感、うぶな反応を楽しんで可愛いと思うこと。
だから童貞クンが好きなんだと、そう思っていた。

—— 昨日の制作中、過去に受けた性的虐待について向き合っていた。
当時小学5年生、10歳で受けたそれは今も消えないヤケド跡になっている。

今年の春頃まで交際していたパートナーとも、性的虐待のフラッシュバックが原因でレスになったこともあった。
人が変わっても、行為自体がそれに結びついて、途端に気持ち悪いと感じてしまうのだ。

制作中も涙と吐き気を催して、度々トイレに駆け込んでいる。

その時だった、トイレで便器を見つめながら私はあることに気がついた。

「  そうだ、私は童貞クンから“初めて”をお裾分けしてもらってるんだ  」

私は昔から恋愛体質で、恋だ愛だに興味を持つのも早いほうだった。
人一倍、そういったことに憧れや理想を抱いていたから、性的虐待によって奪われた私の初めては絶望と呼ぶに相応しいものだった。

もっと大切にしたかったし、好きな人としたかったし、思い出に残るものにしたかった。
だけど私の初めては、粗末に扱われて、母のパートナーで、気持ちの悪さを伴う記憶として強く残ることになった。

悔しくて、恨めしくて、本当につらい過去なのだ。

だからなんだ。だから他の人にはそんな思いをして欲しくなくて、
女性にはもちろん、男性にも、素敵な経験をして欲しいって切に願ってる。

そして、おこがましいけれど、もしも初めてに立ち会えるのなら一緒に良い思い出にしようって気持ちで抱き合ってる。

高校三年生の頃、一年生の童貞クンのお相手をした。
先輩が初めてが良いです、と言われ(こんな可愛い口説き文句あるか…?!)応えたワケだけど、終わった後に言われた ありがとうございます は、なんだかとっても嬉しかった。
良い気持ちになれたのかなって、良い思い出になったのかなって。

童貞クンのお相手をした時は、もうコーチみたいな(笑)気分で、
事後ベッドで隣に座っていても「これから頑張っていこうな…!」「女の子、幸せにしてあげような…!」って、内心では肩を組みたくなっている。

でもコーチみたいな気持ちとともに、君の初めてをくれてありがとうという思いもある。
私がそれをちゃんとできなかったから、人の初めてはお裾分けをもらうような感覚で、とてもめでたいことのように感じている。

私が童貞クンを好きな理由は、私が失った“初めて”を補おうとしているからだった。
それは単なる性癖ではなく、自己投影という、ある種のカウンセリング的な行為なのだと思う。

ちなみに以前友人に『なずなちゃん、性癖バグりすぎでしょw』と笑われたことがあった。
人の趣味嗜好を笑うなと言いたいが問題はそこではなくて、これも初めての補足に繋がっているのだと思う。
未開拓なことはまだそこに“初めて”があるはずだから、前向きに感じられるんだろうな、と。

——『性癖って、幼少期に決まるらしいですよ』

思い出す彼女の言葉。
案外間違ってないのかもなと、私はトイレの水を流した。

。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・

■ 橋本なずな の カウンセリング予約はこちらから
30分(無料)のお試しカウンセリングや、カウンセリング初心者さま向け、学割など、豊富なカウンセリングメニューをご用意しております。

■ カウンセラーマッチングアプリ Bloste(ブロステ)
平均価格 ¥2,500 / 即日予約が可能なカウンセリングサービスです。
様々なカウンセラーが在籍しています。
[ ホームページはこちらから ]

。・゚・。。・゚・。。・゚・。。・゚・。・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?