短歌初心者が春の短歌を詠んでみた

短歌の練習をしている経緯はこちらより
夏の短歌
秋の短歌
冬の短歌

こんにちは!
おはようってよく言うし、こんばんはってあまり言わない。私の中でちょうど中間にあるのがこんにちはです。夜にばかり人と会うのに、こんばんはって全然言わないのはなんでだろう。お疲れ様って言葉を使ってしまう気がして、それはつまり、日中に疲れることが前提になった程度には大人になってしまったということなんでしょうか。
さて、シリーズとしてやってきた季節の短歌シリーズですが、四季をやりきったので今回で終わりにして、今後は季節と切り離した不定期更新としてみたいと思います。まあそもそも、季節と全然関係ない首のほうが多かったような気もするが……。元々テーマを決めたほうが詠みやすいという理由から季節ごとに区切っていたので、題をつけて連作をしてみるなんて面白いかしら。
推し短歌、結局詠んでないなぁ。推し短歌が読みたくて短歌の練習を始めたのですが、結局2次創作だから、この名義では発表しづらいのです。推すことそのものについての短歌は詠んでもいいかもしれない。
あれ? いや、考えてみれば競馬については度々詠んでいますね。それも推し短歌に含む気がする。なんだろう、広く知られている文脈を汲んでいるから2次創作性が薄いと判断しているというか……。うーん、でも競走馬には馬主様が居るわけだし、ちょっとガバガバ判定すぎてよくなかったかも。
『推し短歌入門』という本が出ていますが、それを読んで定義やどこまでやってよいかを確認したほうがよいかもしれない。公式に見られて問題ないようならよい、のか? ご意見お待ちしております。
さて御託は置いておき、やっていきましょう! 今回は弁解の前段はなしです。最後に言い訳させてください。するんかい。

鍵付完全個室に軟禁し君を守ろうソフトクリーム

寒暖差気圧差きみとの身長差見上げてみれば目眩が降゜り積む

十二階から見下したる品川よ新入社員に注ぐあわれみ

桜花を啄む雀はどろぼうで手をつなぎ歩く春をおそれる

正式名打っても2文字に略されるスマートフォンもサボるGW《ジーウィー》

和牛焼き奮発したと笑う母愛にくるんで初夏を噛み締め

カーネーションのひとつでも贈ればいいさ老いた祖母直視できぬ我が父

春過ぎて夏来にけらし白妙のシーツ洗うから病室追われた

初夏は春判定としました。個人的に、3月から5月を春と見做している。12-2、3-5、6-8、9-11。皆さんはどうですか?
この中のいくつかの短歌を詠んで寝かせている最中、ついに短歌入門書に手をつけ始めました。発見ばかりです。推敲し直してからお見せしているのですが、今までのと比べてどうでしょう? 自分としては、かなりよくなった気がしているのですが。今読んでいる文献を読み終えたら、学んだ内容を踏まえて、今度過去作をセルフプレバトする記事も書いてみようと思います。
文献に、体言止めを使うと短歌っぽくなるからって使いすぎるなよと書いてあり、図星だったので何首か慌てて詠み変えました。ちょっとまだ無理がありますね。過去と比べればかなりよくなったとはいえ、付け焼き刃の技巧ではどうしてもちぐはぐ感が否めません。引き続き訓練が必要だ〜。
それではまたお会いしましょう!

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おまけ

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