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映画「かめじん」から、はじまったこと。


このまちに「かめじん」という映画ができて、2年。

青谷明日香さんのように なんども繰り返しては言えないけれど、このまちをもっと好きになりたいと思う理由が この度ひとつ増えました。

このまちが好き このまちが好き
じいちゃんとばあちゃんが出会った 

このまちが好き このまちが好き
父さんと母さんが 恋をしたこのまちが

何年かかっても 何年かかっても
叫び続けてやるさ このまちが好き

何年過ぎても 何年過ぎても
ひとつしかないこのまちが好き

青谷明日香 / そこからはじまる

何度かnoteにも登場させていたのですが、京都にある地元・亀岡というまちで、商店街活性化の文脈で制作した映画「かめじん」が、この度「マドリード国際映画祭」にノミネートされました。

(わーい!ぱちぱち!ちなみにですが、映画のエンディングに流れる音楽はシンガーソングライターの青谷明日香さんにご提供いただいています。)

We are pleased to inform you that your film/script has been accepted into The Madrid International Film Festival 2019. The Festival takes place in Madrid opening on the 9th of August 2019, with the International Red Carpet Awards Ceremony on the 17th of August 2019.

この映画祭がどのくらいの規模感なのか、ノミネート基準はどういったものなのか、私たちもきちんと把握はできていないのですが、まずは素直に嬉しいです。

一応、昨年の受賞作品には有名な俳優さんも出ているみたいだったので、余計によくわからなくなりますが、どんなかたちであっても、世界中の方に「亀岡」が届いていくのはやっぱり嬉しいことですしね。


この映画を通して「かめじん」ということばが、以前よりもまちをふわふわ漂っているような気がします。ただ、地元でこの映画のことを知っている人は89,000人のうち、1割にも満たないのだと思います。

でも、亀岡で暮らす人たちを表す「かめじん」ということばをポジティブに捉え おもしろがってくれている人たちにたくさん出会えたことは、本当にこの映画ができた醍醐味なんだろうな。

地元の方によって、映画を見た海外のみなさんによって、こんなに広げてもらえるなんて「脇役くらいだったら出てもいいですよ〜」なんて言っていた頃は、やっぱり思ってもみなかったから。

亀岡で暮らす私たちのアイデンティティとは一体何なのか、私自身ずっと探してきたつもりだったのですが、現時点での解はこの映画に詰まっているのかもしれません。

もちろん、この映画で紹介している亀岡も、私が知っている亀岡も、このまちに積み重なっているもののほんの一部に過ぎません。でも、ほかのどこでもない、世界にひとつしかないこのまちが、私は好きです。


6月上旬からはDVD販売もはじまりますが、よかったら予告編だけでも観ていただけると嬉しいです。出演者は等身大ではあるのだけれど、私を含めてみんな素人なので、やさしい目で観ていただけたら。


8月にマドリードを訪れることになりそうなので、ついでにまちのリサーチもできるといいな。

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