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毎日燃え尽きたっていいじゃないか

一昨日、ジムで15分・2種目だけ筋トレをした。
スクワットと、背中のマシン。

帰りの時点ですでに気だるさを感じ、夜には筋肉痛がやってきた。
「お、この早さで筋肉痛が来れば、2日ぐらいで治るかな?」などとしたり顔をしていたのだが、とんでもなかった。

一昨日より昨日、昨日より今日と、しんどさが増している。
座るのも立つのも横になるのも、いちいち悶絶。
わが家の床はフローリングで助かった。
すりすりと滑り歩きでだいぶ緩和されている。

それでも今日「昼ごはんを買いにいかねば…!」と、起きてスーパーまで散歩に出た。
1歩1歩、痛い。
すりすり歩行はできないため、逆に変に弾みながら歩くかっこうとなってしまった。
すれ違う車のドライバーあるいは工事現場のおっちゃんたちから視線を感じた気がしなくもない。

スーパーの隣には、ジム。
「背中と脚は痛いが、腕は痛くないぞ」と、今わかなくてよいノルアドレナリンが分泌され、わたしはジムに吸い込まれる。

そして前回はスルーしたチェストプレスをおこない、もう1種目と思ったがマシンが埋まっていたためジムを後にした。

…滞在時間、7分。

今日においてはロッカールームに寄ることさえせず、リュックも上着もそのままの状態で1種目だけおこなって、帰る。

いいのだ。
あのシャイニー薊さんだってもっこもこのダウンジャケットを着たまま筋トレするんだから。

とはいえ周囲はみな半袖短パンのなか、ひとり分厚い上着を着たまま、リュックでエリア内をうろうろしたかと思えばすぐ帰るわたしの姿は、もし誰かにみられていたとしたら相当異様だっただろう。

むしろ、ジム内のトレーニーたちよりも受け付けのお姉さんの視線がじゃっかん恥ずかしい。

…だがしかし。
そんなことを気にしていては、わたしの筋トレの道が断たれてしまう。
ここはもう「斬新なトレーニングスタイルの人」になりきって堂々といく所存である。

たった7分の筋トレなのに、今日ももう満身創痍。
つかれた、痛い、眠い。
いや、痛いのは成長の証だからまだ許せる。
でもつかれて眠くて、1日があっという間に終わっていく。
くそう。
なんのためのトレーニングなのだ。

∽∽∽

そうはいっても、締切は待ってくれない。
そこに新たな仕事のチャンスが舞い込んできた。
打ち合わせの日にちも決まった。

提案書をつくらねばならない。
最近すこしずつ増えてきた資料作成。
まだまだ慣れていない。
たった数ページの資料であっという間に数時間が溶けていく。

しかも提案の方向性も定まらない。

もうこれは師匠を頼ろう。
その日のうちにさっそく時間をいただいて、提案内容についてみっちりアドバイスいただいた。

おいおい、すでに全身痛いというのに、脳みそまで筋肉痛になる勢いだよ。

師匠との面談終了後、書きかけの原稿をそっと閉じて資料のブラッシュアップに即取り組む。
3時間あれば終わると思ったが、あれやこれやしているうちに夜が更けていた。

そしてまた朝が来る。
体は痛い。
散歩、ジム、買いもの、仕事…。

文章にすればたったこれだけなのに、とても時間が足りない。
ジムなんて10分そこそこだというのに。
体力のなさ、頭の回転の遅さ、作業効率の悪さ、すべてが嫌になりそうだ。

でも散歩はせっかく習慣化して、腰の調子もよくなってきたのだ。
やめるわけにはいかない。


なんでもかんでも、慣れないうちは負荷も大きいし時間もかかる。
その時期を、どうにか乗り越えられるか。
成長曲線の爆伸びはきっとそのあとやってくる。

散歩も、筋トレも、打ち合わせの準備も、そこに時間と労力をとられるなかでの時間のやりくりも、どう考えても今後の自分にとってプラスになるものばかりなのだから。

毎日燃え尽きて灰になろうとも、明日また薪をくべればいいし、火を起こしなおせばいい。
今の自分にはきっとできるはず。
最初のこの時期、ふんばろう。
筋肉痛でぷるぷるしちゃうこの2本の脚で。



今日も読んでくれてありがとうございます。
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