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君だけに見える景色|詩

「君だけに見える景色」

奪われゆく視界に想いめぐる

つたい歩きが空に舞うとき
零れ落ちたサヨナラは
せめて君に掬い上げて欲しいと

とても優しいひとだった
とても愉しいひとだった
誰よりも弱さを教えてくれる
とても強いひとだった

奪われゆく視界に君がゆれる
つたい歩き、
その先にある景色を
君だけは知っているのだろうか

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