母ロスヒーラーかのん

愛する人を亡くされた方にロスとの向き合い方や乗り越え方などを自身の体験を元にお伝えしな…

母ロスヒーラーかのん

愛する人を亡くされた方にロスとの向き合い方や乗り越え方などを自身の体験を元にお伝えしながら、天国からのサインなどヒーラーとしてスピリチュアルな側面からも『生きる光』を見つけられるように愛と光をお届けしています。

マガジン

  • 友達母娘2年間の軌跡

    お母さんと過ごした時間。その中でも深くココロに刻まれたかけがえのない時間。愛おしく尊い時間の中で共に闘い葛藤を繰り返しながら最期を迎えたお母さんの生きた証を綴ります。

  • ロスのココロを癒す処方箋

    愛する人を失ってモノクロになった世界に一筋の光が差すように優しく甘く作られたココロを緩める処方箋。

最近の記事

最愛の人

かのんです。 『安心感』 それはお母さんが旅立って 私の中に芽生えた思いでした。 もう最愛の人を 誰も失わなくて済む。 そんな安心感。 もう泣かなくて済む。 誰かを想って涙を流さなくて済む。 こんな辛い悲しい想いをしなくて済む。 物心ついた時から 両親を守る。 と肩肘張って生きてきた私には 自覚はそうはなくとも 両親の命を預かっている。 という感覚が常にありました。 お父さんが事故の後遺症で てんかんの発作を患うようになり 同時にお母さんはうつ病で 心療内科に

    • maman入院*伯母の嫉妬*

      かのんです。 つづきになります。 お母さんの入院生活は 伯母の 『日中は私が付き添うから 夜はあなたが付き添いなさい』 の一言で 私と伯母のどちらかが 必ずお母さんの側にいるような 形になりました。 元々 たまらなく疎遠になっていたわけでもないし お母さんも寂しがりやなので そう言ってくれるなら 甘えようかな。。。 そんな感じでした。 でも。。。 お母さんはまだひとりで歩いて お手洗いには行けないので オムツをしていたんですね。 ベッドには防水シートを敷いているし

      • maman入院*手術当日*

        かのんです。 つづきになります。 初めての入院生活は 不安から始まりました。 手術が3日後になっているのに お母さんの熱が下がらないこと。 これが一番の不安でした。 坐薬を使って 一時は下がっても また熱が出る。 これの繰り返し。 それでも幸いなことに 当日手術が可能なくらいに熱が下がり 麻酔科医のOKが出て定刻通りの手術。 しかし 今度は私自身が 手術中に何かあったらどうしよう。 と不安で不安で 病室で待つことも出来ず 院内をフラフラ。 院外をフラフラ

        • maman入院*はじまり*

          かのんです。 お母さんの入院生活の始まりは 大腿骨の骨折でした。 入院の前日。 朝いつも通りに 私を起こすお母さんの声がしました。 部屋を出ると トイレ前で座り込んで 動けずにいるお母さん。 リビングまで連れて行き 様子を見ながら かろうじて座位がとれるかな? という状態の中 仕事の忙しかった私は そのまま仕事に出かけました。 (なんて薄情な娘。。。) とは言っても 気にならないはずもなく 仕事の合間にお家に帰り様子を見て 定時に大慌てで帰って来ました。 冬場だ

        マガジン

        • 友達母娘2年間の軌跡
          3本
        • ロスのココロを癒す処方箋
          7本

        記事

          死を『無』だと感じてしまう自分がいるのなら

          かのんです。 生きている。 この言葉の響きが 愛する人を失った者にとって 余計に死を 強く認識させるのかもしれません。 この目に映らないからこそ 生きていると思えない。 生きていると思えないからこそ 死んだのだと捉える。 どれだけあちらの世界や 天国から見守ってくれている人たちが 視えると語る人たちの 言葉を信じようとも 自身が視えないし 聞こえないのだから 信じようにも信じられない。 信じるためには 確固たる証拠が欲しい。 そう思うのも当然のこと。 元々精神世

          死を『無』だと感じてしまう自分がいるのなら

          悲しみという闇があってこそ光は光に変わる

          お母さんが旅立ち 悲しくて 寂しくて 辛くて 苦しくて 孤独で仕方がなかった。 どうあがいても どんないい子でいても お母さんは還ってこない。 そんなこと 誰に言われるまでもなく わかっている。 当然わかっている。 しばらくは お母さんとお別れして 『まだ』間もないんだから どれだけ泣いたっていいよ。 そんな許可証を 周りから そして自分から与えられて 泣くことを罪だと思うことなく ただひたすら泣いていた。 そのうち 時間の経過と共に いつまで泣いているんだ? と

          悲しみという闇があってこそ光は光に変わる

          時間の経過に伴うロスのココロの変化

          あなたがもし… 愛する人を失って まだ間もないのなら。 前を向くことより 悲しむことに時間を費やしてください。 あなたがもし… 愛する人を失って ほんの少しばかりの時を経たのなら。 ぽっかりと空いたココロに 時々は気づいてあげてください。 愛する人を失った時間の経過で 悲しみ方は変わります。 けれど 『愛する人を失った』 という傷の深さは一生変わりません。 会いたい気持ち。 声が聞きたい。 この手に触れたい想い。 それらは変わらぬどころか 時間の経過と共

          時間の経過に伴うロスのココロの変化

          ロスの苦しみから解放されるはじめの一歩

          このような病名をご存知ですか? 【遷延性悲嘆症=死別後シンドローム】 大切な人を亡くしたあと 亡くなった人への悲しみ 想い焦がれる気持ち 自分を責め続ける思いなどが心を占拠し その人のことが常に心にあって いつになってもラクにならない という症状に対して 付けられる診断名だそうです。 大切な人を失って このような症状が出るのは 当たり前なんですよね。 ただそれが長引くと 喪のプロセスがうまく行っていない という判断になるようです。 振り返れば しばらくの間私も こ

          ロスの苦しみから解放されるはじめの一歩

          ロスの人が泣くことに確認を求めてしまう理由

          泣いてもいいんですよね…? そう聞かれることがよくあります。 その度に どれだけ泣くことを躊躇い どれだけ泣くことに 制限をかけているんだろうと 胸がきゅっとします。 どうしてそこまでロスの人は 泣くことに抵抗があるんでしょう? それは、、、 亡くなった人が悲しむからです。 いつまでも泣いていたら 亡くなった人が悲しむよ。 いつまでも泣いていたら 亡くなった人が成仏出来ないよ。 そんな言葉を 嫌というほど浴びせられて 泣いてはいけないんだと 思い込んでしまった

          ロスの人が泣くことに確認を求めてしまう理由

          天国に届けたい笑顔のカタチ

          そんなに泣いていたら お母さんが悲しむよ。 いつまでも泣いていたら お母さんが成仏出来ないよ。 そんな遺された者を思えばこその 励ましの言葉のつもりが 遺された者には痛みになる。 そして傷になる。 遺された者は そんなこと言われなくたって わかっているんです。 痛いほどにわかっている。 わかっているからこそ どれだけの悲しみが襲おうとも 懸命に笑顔になろうとする。 笑顔でいようとする。 愛する人のために。 お母さんのために。 人生最大の絶望をよそに 自分

          天国に届けたい笑顔のカタチ

          愛する人を失って何よりも先にやらなければならない一番大切なこと

          愛する人を失って。 大切な人を失って。 何よりも先に やらなければならないことって 何だと思いますか? 立ち直ること。 前を向くこと。 悲しみではなく 顔を上げて しっかりと生きることに 力を込める。 そうすることが 私たちを遺し 旅立った人にとっても 喜びになる。 そんな風に思ってはいませんか? 違いますよ!! 全くもって違いますよ!! 遺された者が 他のあらゆるものを無視してでも しなければならないこと。 それは 立ち直ることでも 前を向くことでもなく

          愛する人を失って何よりも先にやらなければならない一番大切なこと

          邪魔くさい…note初心者の私がしたわかりやすすぎる失敗

          noteを始めたばかりで 何のことやら勝手もわからず 色々検索していたら 知りたかったことを即答で書いてくれていた この方のこの記事。 初めて投稿して 自分のページを見てみたら 他のクリエイターさんの記事が 鬼のように載っているもんだから 何だか邪魔くさくてオフにしたんですよね。 そしたら まずnoteを始めたばかりの初心者の方は 当然「ON」にするべきです。 って書いてあるじゃないですか!! どおりでなのか たまたまなのか 気のせいなのか 2回目の投稿が 潔いほどに

          邪魔くさい…note初心者の私がしたわかりやすすぎる失敗

          ロスの悲しみから立ち直りたい人に知っておいて欲しいたったひとつのこと

          『母ロス』 この言葉を検索してみると どうすれば立ち直れるのか? どうすれば乗り越えられるのか? そのような文言で 『母ロス』は語られています。 『母ロス』と検索する人って 悲しくて悲しくて でもどうにかして 前を向かなきゃ 元気にならなきゃ そう自分を 奮い立たせている人なんですね。 今のままではいけないと。 こんな私じゃいけないと。 だから他の人は どうやって この辛さから立ち直って来たんだろう? どうやって この苦しみから乗り越えて来たんだろう? 経

          ロスの悲しみから立ち直りたい人に知っておいて欲しいたったひとつのこと

          はじめまして。

          はじめまして。 私は 2007年に最愛の父を そして 2016年に最愛の母を亡くしました。 何もしてあげられなかった。 という想いの中で 両親がその言葉を耳にしたら 『そんなことないよ』 と言うでしょう。 それでも もっと何か もっと もっと という想いが 未だにこころに溢れ続けます。 そんな後悔にも似た想いも 時間が解決してくれると そう思っていました。 でも無理矢理 後悔も悲しみも寂しさも 消さなくていいのだと知ったんです。 流れた月日など気にすることなく 思