amo

30代女。日本語の練習のために書いています。

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マガジン

  • 何でもない日の何でもない写真

    映えというほどでもない日常の小さなきらめき

  • 私の婚活

    2019年末~2020年初頭にしていた婚活の記録。あっさり成婚退会してしまったので記事数は少ない。ちなみにクズ元彼は今でも定期的に連絡してくる。

最近の記事

大学でカルトの勧誘についていった話

いろいろな人がカルトの勧誘にあった思い出を語っているのを見て、わたしも昔のできごとを書き留めておこうと思った。 00年代の後半。地方から大学進学のため上京してきて一か月も経たないころだったので、四月の後半、GWが始まる直前ぐらいだっただろうか。 大学のキャンパス内で、女性の二人組に声を掛けられた。 二人とも同い年ぐらいの若い女性だった。 「ボランティアサークルなんですけど、興味ありませんか?」 そのころにはサークルの勧誘活動もひと段落していたので「今の時期に声を掛けてく

    • ハコヌキ 字と響きがかわいい 穴を掘るのだろうか

      • 作れる人間が一番偉い

        数年前からの熟成下書き。最近はTLの構築に成功したのか、ここに書いてあるようなことを感じることはほとんどないんだけど、供養のために公開。 一年ぶりにTwitterを見るようになって、違和感を覚えることが増えた。 一番気になるのは、バズってるツイートにカジュアルな無断転載が多くね? ということ。 ここで私が「カジュアルな無断転載」と呼ぶのは、ソースを記載せずにコンテンツ(多くは画像)を転載しているツイートだ。 それらのツイート主は必ずしも自分がコンテンツの作者であると詐称し

        • 雨が降るのだという

        大学でカルトの勧誘についていった話

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        記事

          海外脱出に失敗した人の話

          どこを見てもキラキラ海外ノマド話に溢れ、日本に絶望すると軽々に「海外脱出しよう」と言いがちな世の中ですが、いかがお過ごしでしょうか。 私は海外脱出に失敗した者です。二年ほど某国に滞在し、永住権も取れそうだったのですが、結局心が折れて日本に戻ってきました。 何がいけなかったのか。 一言で言えば「HOME」が作れなかったことかなぁと思います。 安心できる場所をあの国には作れなかった。 1. 現地人の親友が作れなかった私にもお茶する相手、楽しいスポットに一緒にお出かけする相

          海外脱出に失敗した人の話

          ゲリラ豪雨のあと雨粒が塀にぶつかったまま残っていて、そんなのは初めて見たのだった

          ゲリラ豪雨のあと雨粒が塀にぶつかったまま残っていて、そんなのは初めて見たのだった

          2021/11/09の人生

          ここ一ヶ月残業を重ねていた案件にようやくケリがついたので、午後休を取った。 会社近くのショッピングモールをぶらつき、昼間からビールでも飲んじゃおうかなと中華料理屋に入った。 鶏肉とじゃがいもを山椒たっぷりの油でジャッとしたやつがメニューにあったので、それと瓶ビールを注文した。果たして若い女性店員が持ってきてくれた皿には三人前ぐらいのジャッとしたやつがあった。 他に客のいない店内で片手にはビールのグラス、もう片方の手で携帯を触りながらジャッとしたやつをボリボリやってると、

          2021/11/09の人生

          なにかの儀式のあと

          なにかの儀式のあと

          それもこれも、わたしが女だったから

          性差別・性被害の描写を含みます。 10歳。街角でたむろしている上級生たちの横を通り過ぎるとき、大声で卑猥な言葉を叫ばれた。怯えるわたしを見て彼らは笑った。 14歳。学校からの帰り道。前方から走ってきた知らない男にジャージのズボンを脱がされた。男はそれ以上は何もせずに走り去った。 18歳。古本屋で棚を見ていると、店員から肩を叩かれ「盗撮されていましたよ」と。知らないあいだにスカートの中を撮られていたらしい。レギンスを履いていたのに。わたし以外にもう一人被害者がいて、店の事

          それもこれも、わたしが女だったから

          失恋は人を詩人にする

          「失恋は人を詩人にする」とは、たしかジェーン・スーが言っていた。 過去にダウンロードして削除したアプリをもう一度ダウンロードすると、以前使っていたころのデータが残っていることがある。 ライティングの勉強に英語日記でも書こうとある日記アプリをダウンロードしたら、過去の失恋時に書いた文章が残っていた。 もう一度会いたい女性。 あのころの彼女と私を結びつけたものはもう霧散してしまったけれど。 当時、私はあまりに人を好きになれないので、自分をアロマンティクなのではないかと思ってい

          失恋は人を詩人にする

          あまり綺麗に撮れなかったお花を綺麗に加工するあそび

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          結婚しました

          婚姻届を提出しても今まで続いてきた穏やかな日々には何も変化がなく、それはとても幸福なことなのだろうと思います。 おそらく私たちにとってはその穏やかな日々こそが本質で、紙きれで結ぶ法律上の契約関係には特に意味がないのですが(それでも契約を結んだのは婚姻制度に反対する強固なイデオロギーを持たないからです)、このnoteは自分の婚活を記録するために始めたので、一応は無事にハッピーエンドを迎えたことを記録しておこうと、書いています。 幸福である、平穏である、と大っぴらに言うのが憚

          結婚しました

          趣味:コラージュ

          趣味:コラージュ

          中学生の私に伝えたい人生の話 ③

          【目次】 ・オタクを存分に楽しめるのは若いうちだけ ・正論を言えるのは余裕があるから ・人と仲良くなるために自分の優秀さを証明する必要はない ・コミュニティに溶け込むには自己開示が大切 ・もっとも純度の高い愛とは見知らぬ他人への親切である ・苦手を克服するより得意を頑張ったほうがいいことづくめ 人と仲良くなるのに自分の優秀さを証明する必要はない 私の家は、いわゆる転勤族だった。 中学生ぐらいまでに何度か住む場所が変わった。当然、住む家だけでなく、学校も習い事も友人関係も、そ

          中学生の私に伝えたい人生の話 ③

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          【目次】 ・オタクを存分に楽しめるのは若いうちだけ ・正論を言えるのは余裕があるから ・人と仲良くなるために自分の優秀さを証明する必要はない ・コミュニティに溶け込むには自己開示が大切 ・もっとも純度の高い愛とは見知らぬ他人への親切である ・苦手を克服するより得意を頑張ったほうがいいことづくめ 正論を言えるのは余裕があるからかつての私は先の見えない婚活地獄の中でもがいていた。 不必要なまでに繰り返し自分の人生を見つめなおしては「そもそも私は人を愛せないのでは?」「人を愛せな

          中学生の私に伝えたい人生の話 ②

          中学生の私に伝えたい人生の話 ①

          私は自我が芽生えるのが遅かった。 長らく物語と空想の世界に生きていて、自分にも他人にも興味がなかった。 寓話でしか世界のルールを知らず、とにかく不器用で生きづらかったし、たくさんの過ちをおかした。 今も器用なほうではないけれど、アラサーになってようやく自分と他人に関心を向けるようになり、「あれってこういうことだったのか!」と腑に落ちることが増えてきた。 もっと早くに知っていれば楽だったのだろうけど、私は今、自分を育てなおしているところなのだと思う。 【目次】 ・オタクを存

          中学生の私に伝えたい人生の話 ①