すれ違っても、 I love you。
最近母と心がよくすれ違う。
心がすれ違うと、心なしか語気が強くなる。
これは私の特徴。
母はどうだろう。
振り返ってみるとただ淡々と言葉を並べていただけのように思える。
しかし一つ、引っ掛かる点がある。
私の意見に対して「でも」とか「だって」とか否定型で返してくることが多い…と思う。
気のせいだったら申し訳ない、けど。
この“引っ掛かり“、実は最近になって生まれたものだ。
それこそ大学生になってすぐの頃に、心のモヤモヤみたいなものがしっかりと心に存在していた。
ここではあまり深く書かないがその頃毒親についての本を図書館では何冊も借りて読んでいた。
毒親について調べるきっかけにもなったこの“引っ掛かり“は“自分“が確立して来たからこそのものであると思う。
それまで全て親の言うことを飲み込み親の言うことは全て正しいのだと思っていた自分から、考える力を身につけた自分に成長したのだと思う。
考えた結果が親の考える「こうあるべき」というものと異なっていたとしても、考える力を身につけた私は少し「1人の人間としての大人」に近づけている気がするのだ。
毎日のように引っ掛かりを感じる私だけれど、きっと親も1人の人間として私を育て上げるために愛を込めて色々な言葉を私にかけてくれているのだと思う。
これからも私たちは間違いなくすれ違う。
それでも明日は母の日。
一年で一回の母の日、どうかすれ違いませんように。
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